独特な世界観と綺麗なグラフィック、練られたシナリオにとても惹き込まれました…!
1枚絵も多く表情が豊かでとても可愛かったです。
ぞっとするような演出も作り込まれていて世界に没頭することが出来ました。
きょうだい達がどの子も可愛く個性的で、
陰鬱な背景の中にほっこりするようなやりとりもあって
どの子にも愛着が湧きました。
かくれんぼの辺りが特に好きです。
以下ネタバレを含みます
それだけに終盤の展開やママの言葉には心がやられました…。
おにいちゃんおねえちゃんが格好良かったです。
色々解釈の余地がありそうなラストで他の方がどのように受け取られたのかも気になります。
END2で良かったね…!となっていたので真エンドにはこうなるのかぁと驚かされました。
でも納得の帰結というか、因果の巡りでしょうか…。
救いのない感じがとても好きです。
子をもつということの重大さ、責任についてとても考えさせられる作品でした。
まだ理解しきれていない部分も多々あると思うので、また自分なりに色々考えてみたいです。
とても印象深いゲームでした。ありがとうございました!
ネタバレ含むので未プレイの方は閲覧注意です。
色々なことを考えさせられる作品でした。イラストに惹かれてダウンロードし、軽い気持ちでプレイし始めたのですが内容がとても重くてずぶずぶと沼に入り込んでいくような感覚になりました。
はじめは可愛らしい主人公?の6番目くんが自分の身体を探しながら「カンシ」から逃げるだけのゲームかと思っていましたが、進めていくにつれて、1番目、2番目、3番目、4番目、そして自身と5番目の兄の境遇、今までママにされた事が明らかになって行って言葉は悪いかもしれませんが胸糞悪い母親だなと思ってしまいました(作品として貶しているわけではありません)。
解釈が人によって変わる内容になっていて小説とか歌詞とかそういったものと通ずるものがあるなと感じました。
+1のエンディングがわからなくて攻略を見てしまったのですが、うねうねが誰のものだったのかも気になりますね。
5番目の兄が消えてしまう時、兄の瞳が赤くなっていたので兄が死んだ瞬間or4番目が乗っ取っていた(?)などなどいろんな考え方が出来て面白いです。
うねうねを何のために持って行ったのか、兄が4番目に乗っ取られていたとしたら腕を貰う=4番目の意志が継がれるのではないか、なんて考えたりもしています。
+1のエンディングの文字化け、これもなかなか意味があるのだろうと調べたらその通りでしたね・・・
その文字化け通りの結末で生太くんがどのような心境で母を殺したのかも考えてしまいます。
4番目の意志を継いでいたとしたら先程の解釈もできますが彼自身の意志だとしたら・・・
あの1~6人の子供たちは母の死を皆が望んでいたのでしょうか。
また、「カンシ」=「鉗子」と「監視」の意味があったのかなぁなども思っています。
個人的に2番目の姉が一番好きです。長女気質というか・・・人間味があるなぁと思いました。おねにいちゃんも好きです。笑
欲を言えばですが4番目目線の物語も欲しいなと思いました。
ある意味これが正しい気もしてしまいますが、4番目の抱えていた恨みも全て見てみたいと思ってしまいます。4番目の親は誰だったのでしょう・・・
とても楽しかったです。
次作も期待しております。