味がある個性持ちの獄卒たちが織りなす雰囲気は良くでています。
ただ、最初の校舎はイベントスイッチ探しに散々うろつく羽目になり、面倒さと退屈が交錯してリタイア寸前でした。
最初の校舎はあのイベント頻度ならマップ面積が半分くらいが適切であったかと思います。
以後のマップはそこそこイベントがあり退屈ということはなくなりましたが、最初に面倒な思いをしたのが尾を引いていたので、途中から攻略を見てしまいました。
結果論としては攻略を見なかったら最後に少し戻る選択はせず仕舞いで、トゥルーエンドを見ることはなかったと思います。
主人公たち、獄卒は良いキャラ性を持っています。
もう一方の主人公とも言えそうな、彷徨う女亡者については、獄卒に比べると個性が弱いものの、、それなりに語られていました。
でも、そもそもの遠因となった背景、被害者たる亡者たちや、女亡者の親友、何故か校舎に住み着いていた怪異たちについては、語られていることが少ないです。
このため、話に深みや説得力をあまり感じられず、ひいてはクリア時に余韻をそれほど感じることが出来ませんでした。
ブログでは登場人物についての説明もありましたが、あれらは劇中で語ったり匂わしてこそ、活きる要素だったと思います。
なお、ブログには知らない方が楽しめるようなネタバレがありますので、これからやる人はプレイ前にブログを見ないことをお勧めします。
攻略については、最初に面倒さや退屈さを感じたならば、さっさと見てしまった方が楽しめるかも知れません。
ノーマルエンドとトゥルーエンドクリアしました!
私は普段絶対にホラーをやらないのですが、「獄卒」という言葉が目に入りおもわずDLしました。
均整のとれた美しいドット絵が素敵です。個性的であり魅力的な仲間達とのやりとりも楽しく、ビックリゲーとは違いじわじわと這い寄る恐怖もおもしろかったです。
主人公の斬島が頼りになってプレイしていて安心感が凄いです。
基本いきなり大きな音を出したり死んだりはしませんが、不意打ちでで即死したり音が鳴ったりしてなかなか油断できない(笑)
学校内のギミックにすごいこだわりを感じました。一度通ったところを戻ったら血まみれになったり、ある所を開け閉めしたら何者かが居たけど次に開けたら居なくなっていたりしていて思わずビクッとはねあがってしまいます。
個人的に肋角の居る部屋のタイプライターまで触れるのが「作者さんは分かってる!」と嬉しくなりました(笑)
いきなり追いかけられたり謎解きが極端に難しかったりということはなく、難易度は簡単なほうでした。考えれば自力で分かるレベルです。(ゲームによっては二進数がどうのとかあるので本当に助かった・・・)
最初は校舎中を走り回らされますが、アイテムはキラキラ光っているので棚や机をひとつひとつ調べる苦労はないです。
ダッシュ機能やいちいち扉をZキーを押して開ける手間がないのもかなりうれしい。プレイヤーに優しい設計です。
ただ、このゲームの中心人物の亡者の話をもう少し作り込んでほしかったです。カケラから少しずつ情報は得られますが、断片的すぎてあまり感情移入ができなかったのが残念です。
トゥルーエンドがノーマルと大して差がなくあっさりしているので変化があったらなと思います。
あと個人的な意見ですが、おまけ部屋でゲーム制作で苦労した事やキャラ誕生秘話などあったらいろいろ聞きたかったです。
世界観も素敵なゲームなので、続編制作する予定があったらとても嬉しいです。
おもしろいゲームをありがとうございました!
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