Margikarman ItoA Ver1.23 について
死んだ筈の人間が死にきれず境界人となって、境界と現世を行き来するという設定が面白いし、ユーザーの評価が高かったので、挑戦してみました。
このゲームには、HPという概念がなく、代わりに「猶予」があります。
また、レベルという概念がなく、代わりに「カルマ」があります。カルマが増えると能力はアップしますが、猶予は増えません。
やってみると、グラフックはとても美しく、境界という生と死の硲(はざま)を本拠としながら
自分の死の原因を探るため、幽霊のようになって現世と行き来する設定も興味深かったです。
しかし、キャラの内面についての掘り下げは深くなく、あまり深刻さは感じませんでした。
章名には、日本語の月名で表記されるます。
キャラは、硲幸丞‘主人公)、橘葵生(小さい少女)、神蔵之助、咲良愛海(恋人17歳)の4人
からなりますが、最初は一人で、章が進に連れ増え、第三章で硲幸丞、橘葵生、神蔵之助の3人になりますが、4人揃うのは、第五章:葉月 からです。
最終章は:「神無月(10月) 神無月と生死」ですが、この章では、境界にある硲幸丞の深淵の扉を開き、広い深淵をクリアすると終わります。ただし、敵は強いので、キャラのカルマをかなり上げておく必要があります。
■最終章をクリアすると、エンディングの画面スクロールに入り、協力者の名前などが次ぎ次に表示され、最後にクリアデータをセーブ出来ます。
しかし、ファイル名はクリアデータではなく、第八章:「神無月 神無月と生死」と表示されます。
最終章の後に第八章???
通常は最終章で終わってもよく、それ以降はオマケで超強敵の裏ボスとの闘いが用意されていたのが真相のようです。
境界に戻ってヒントを調べても「“日常”を取り戻そう」とあるだけで何をしたらよいか判りません。
それで、以前おとずれた東雲山に行くと怪しげな洞窟があり、猶予の値が高い高級な回復アイテムを沢山落とすモンスター出ます。さらに「?」の領域に入るとそこは地下遺跡で複雑な迷路となっており、分岐となっている地点に道標のようなモンスターがおり、それに触れすべて消すと地下遺跡の最深部に達し、境界と行き来できるようになります。
ここで、道標モンスターの親玉が現れ生ます。ここまで辿り着くためにキャラのカルマをかなり上げたので、なんとはボスを倒すことが出来ました。
ところが、これはラスボスではなく、真のラスボスは「境界神マール」という超難敵が、待ち構えていました。この敵を倒すために、カルマを大幅に上げ、回復アイテムもタップリ揃えました。
また、この敵に逢うまでは、ノーマルモードでサクサク進めたのですが、この敵だけのために、イージーモードに切り替え、ようやく倒すことが出来ました。
倒し終えると、硲幸丞は夢からさめて東雲高校にいました。つまり今までの物語は彼の夢の中で起きた事だったという設定ことです。章名は「真章:弥生と日常」となっています。
ここで、ゲームはおわりますが、硲幸丞は咲良愛海とともに終わりのない日常を送ることになります。
◆アドバイス:最終章をクリアすることはそれほど難しくはありません。しかし第八章をクリアして「真章:弥生と日常」まで到達するには、かなりのやりこみが必要です。
良作
雰囲気ゲームに近いものを感じる。
しかし内容がないわけではない 癒される感じ
雰囲気作りがいい一方キャラの掘り下げがなんとなく淡白な感じ。ゲーム自体はそれほど難しくなくさっくり遊べる
BGM・システムと魅せ方の融合
※多少のネタバレを含みます。
まず、幽霊(?)になって現世を歩き回る作品というのは
そうそう無いと思います。
HP=猶予とし、人がすり抜けられること、
序盤は人に伝える手段を基本的に持たないことなど、
現世との断絶を強く描いています。
しかし、キャラクター同士の明るいエピソードを多数描いており、
悲しいエピソードだけではなく、それぞれに愛着が湧く話になっています。
戦闘に限って言えば、少しダレる面もあります。
「物理無効」や状態異常を多用するザコ敵は少し鬱陶しいかも。
しかし、裏ボスや真EDでは熱く感動の展開もありますので、是非最後まで。
装備品の数が限られており、どれを装備してどう戦うか、
組み合わせを考えるのが楽しくもあります。
何よりBGMの使い方が良い。
ペルソナに影響を受けたような曲もありますが、それだけではない。
各キャラクターの死と向き合うシーンでは、antihoneyさんのアンビエント曲と、
SEだけで表現される世界に、ギミックが融合して強い印象を受けました。
特に中盤の女神の世界は、曲も相まってとても素晴らしい。
戦闘シーンのあの場面は、キャラクターとプレイヤーの意思が
合致した瞬間でしょう。
他にもOPや境界などでのピアノ曲、静かな闘志を表すような戦闘曲、
どこか落ち着く通常探索時の曲など、フリーの曲が
メインとは思えないほど、シーンにマッチしていました。
未練や悲哀を描きながらも、それでも強い絆、想い、
前を向こうという意思を感じる作品です。
名曲と出会いたい人も、是非この作品とセットで。
面白いゲームでしたが
※ネタバレを含みます
面白いゲームでしたがいまいち掘り下げが少ないと感じました。
他のレビューでも書いてありましたが、死んだ主人公が筆談で家族と会話するのですがその時の反応がとても淡泊。
ここに限らず死んだ筈の主人公が幽霊になって甦る、ここに対して他のキャラクターが妙に冷静ですぐに納得するのが違和感でした。
また、ストーリーは分かりやすいのですが設定やキャラクターの裏事情が分かりにくい。
四天王的ポジションの四人の敵キャラがいたのですが、彼らは皆、戦闘に突入する直前あるいは直後にその設定や行動理念が語られるというもので、これもやはり他のレビューでもいわれているようにキャラの掘り下げが甘いと感じました。
グラフィックはとても素晴らしく、立ち絵のあるキャラクターも多く、力を入れているのがわかりました。
しかしだからこそ、もっとキャラクターの掘り下げが欲しかったと思います、いまいち説明不足な点が多いのがどうにも惜しい。
個人的には今一歩足りない、という作品でした。
やるべし!
本当に神ゲーだと思います。
多くは語りませんが、とりあえずやってみてほしい……!
ミニゲームとかも楽しめました!
ありがとうございました!
雰囲気がよかったなぁ
小説を読みたくなる出来でした。てか出さないかなー。
bgmやマップ移動がどことなくペル○ナ臭がして、元からそうゆうのが好きだったのでハマりました。
戦闘システムも猶予のやりくりやTP、状態異常の有能性など少し変わってて良かったです(回復策を得る前にミッション挑みすぎて詰みかけましたが…)。難易度設定はぶっちゃけ微妙な気はしました。敵のHPがスゴイことになるし、作業感が・・・。もう少し色々なことができたらよかったかな。でもこの長さならこれぐらいがちょうどいいかも。
ストーリーも境界人という設定をうまく使っていて楽しめました。正直、後半は早足というかもう少し丁寧にやってほしかったですが・・・。あとトゥルーエンドもなぁ。まあハッピーエンド好きにはいいのかな。いまいち飲み込みきれなかったので小説とか欲しくなるよね。
いろいろ不満点も書いてしまいましたが、そんなに長くはないのでぜひプレイして見て欲しいです。ご褒美?イラストもあります。消費アイテム以外の猶予回復手段が見つかるまではミッションは放置しておこう。
詰 み ま す。
兎に角楽しい‼
絵柄が可愛くてダウンロードさせていただいたのですが、とてつもない大当りでした‼
設定から世界観、キャラクターや戦闘のやり方まで、どれも本当に素晴らしかったです。
他のフリーゲームと比べてもこの作品は悪いところがないくらいの作品です。
すごくお勧めできるものだと思いますので、
是非やられてください‼
おもしろかったです!
プレイしていたら、いつの間にか何時間も経ってしまうようなゲームでした。ハマります!
・ストーリーが切ないけれど温かいです。メインはもちろん、サブキャラクターも魅力的でした。私が特に好きだったのは、蔵之助さんと犬のラスターです!
・章ごとにストーリーが進んでいくので、区切りをつけやすいです。
・私はイージーモードで行ったのですが、戦闘は防具やスキルをうまく使えば決して難しくないので、初心者の方にもおすすめです。
・アイテムを手に入れたり、キャラクターの雑談を聞けたりするので、色々な場所を調べることが苦になりません。むしろ楽しいです!
・イラスト、BGMが素敵でした。
・敵図鑑やアイテム図鑑、裏ダンジョンや裏ボス、ミニゲームもあって、お楽しみ要素が満載です!
とても楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました!
すごい このゲーム
ストーリの方は大好きです。
あと、主要キャラクターも皆個性的で好きです。
作者さん、次の作も期待します。
是非頑張りますよ。すっど作者さんを応援します。