ネタバレ含みます。
幻想的で妖しく、美しい世界観に魅了されました。
物を大切にしようと思える、優しさと怖さに満ちたゲームです。
バッドエンドも「孤独な鏡世界」と「手の化け物」くらいで、あとは楽々で楽しい謎解きばかりでした。
多彩で色が使われているゲームなので、目を凝らしたりとちょっと目が疲れるかな?目薬のご用意を!
鏡の世界は怖いです。鏡の凛ちゃんが時々すごい怖い顔するので「凛ちゃん!後ろ後ろ―!!」って内心突っ込んでました(笑)
物念世界一番のホラー。
そして凛ちゃんの素直さといい子なとこに癒やされます。
人形の世界では、「凛ちゃん!信じちゃ駄目ー!!」とまともやツッコミ(笑)素直でいい子だけど、信じやすいのが玉に瑕。
彼岸花のグラフィックが壮麗で妖艶で、とても綺麗でした。
ここでは攻略サイトを思いっきり頼りました。人形怖い。
人塊様の顔崩れていく様子が怖い。
花札の世界は本当に美麗で、うっとり浸っていたく成るくらい。
ホラー要素は無く、ちょっと頭をつかう程度の優しい謎解き。
そしてまたもや盲目の少年「雪慈」を信じる凛ちゃん。あかん。でもその真っ直ぐさが本当に、彼女を救います。
雪慈くんは本当に凛ちゃんの味方。いいコンビでした。
物を大切にしようとする気持ちと同時に、誰かを素直に信じる心根が大事なんだと凛ちゃんを見ていて思いました。
個人的に、彼岸花と屋敷のグラフィックと、凛ちゃんと雪慈くんコンビ、花札の世界が好きです。
桜の迷宮は難しかったので攻略サイトで探しました。個人的に短冊の方が難しかったです(笑)
6月の蝶は、謎解きに成功したときの爽快感が素晴らしい。異界って…あーっ!!みたいな(笑)
11月の短冊は、「鬼門」の意味を知っていたら簡単ですね。ずっと奥へいけばいい。「太鼓?太鼓の裏を調べるの?壁?」と思ってたので手間取りましたが。
うぐいすは当てずっぽうで合格。
とても楽しかったです。
ただいまバッドエンド回収中
作品のストーリーもシナリオもシンプルで、分かりやすく、メッセージをストレートに伝えてくる作品です。
それでも要所要所に細やかな演出や多数ある死亡エンド、そして死んでも戻ってこれるユーザーフレンドリーなシステムに助けられ、ホラーゲームなのに和やかに進めることができます。
ただ、万華鏡のなかの赤文字は読み解くことができず、公式サイトの攻略画像をくるくる回してようやく推測しました。
最終ステージが一番人気のとおり、とても楽しく、花札を知らない私でも夢中になって役を作っていました。
個人的には人形のステージの和風の世界観や、壊れて行く様々な演出が好みで、最後は一目散に逃げ帰ったほどびびりました。
またおまけステージの情報を試すとさらに楽しい死亡エンドが見れます。
そんなにホラー要素が強くはないので、中学生くらいの子供でも楽しめると思いますし、そのくらいの方にこそやって欲しいゲームでもあります。
大人になって子供の頃のお気に入りの物をなくしたり、捨ててしまったからこそ、身につまされるゲームでした。