[評価] 第二次 時空弾乱舞
地獄のステージどもが再来する、縦シューティングって感じですな。
ほぼ前作#{2676}同様のシステムで、良くいえば前作プレイヤーならば安定して遊べ、悪くいえばさほど代わり映えしない続編らしが薄い内容といったところでしょうか。
ゲームのベースは前作の改善版(現バージョン)と同じで、特にこれといってゲーム性に変更がなされている訳ではない模様。 (ちなみに、前作の自分のレビューは改善前でしたが、改善後もプレイ済みです)
最終ステージを除くステージ前のボイスがカットされた等の変更点もありますが、グラフィックや独特な世界観に関してはほぼ前作譲りで、AIボイスの舌足らずな萌え活舌や、味のあるB級的なデザインセンスも同様であります。
画面内にめまぐるしく出現する敵と弾のオンパレードに対し、三種類のショットと、無敵時間が発生するボンバーをいかに使い分け、アイテムとスコアを稼ぐのが楽しい一作であり、爽快感、及び豪快さの面では非常に素敵な作品であります。
とりあえず弾撃って、やばそうなら遠慮なくボンバーを放ちゃOK、みたいなノリで、特別難解な知識も必要としない為、気軽にプレイできるのがいいですね。
こんなに画面が派手なのに(マイPCでは)ほぼ処理落ちなしなところも良ですな。
ただ、純粋にシューとして完成度が高いのかといわれると、それは首を傾げたくなります。
全体的に敵弾のばら撒き方がやけくそ気味な上に、自機弾やらアイテムやら敵弾やらが溢れる影響で画面が見辛い場面が頻発し、突発的な初見殺しも多め、最終ステージの多くが過去敵の使い回しだったりと、正直なところあまり練られた構造とはいい難いところ。
しかし、ボム数の定期的な増え方や実質40機(20+コンティニュー分)という残機数と、ゲームバランスの調和はしっかりとしていて、大味ではあるがバランスはなかなかという不思議な存在となっているのは、やっぱり計算されているようです。
本シリーズはあくまでボンバーをいかに使って攻略していくかが鍵であり、純粋なる弾避けを目的としたシューとしては期待しない方がいいと思われます。
ボムゲーと割りきれば普通に楽しめるでしょうし、大味さを嫌うのであれば駄作となってしまう恐れも否定できないっすね・・・。
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