まさに稲妻の予感を思わせる物語・・・なのか? 短編RPGって感じですな。
まずゲーム開始直後にオープニングにて、作中の世界観やら設定の説明がいきなりどばっと解説されるという、凄まじいまでの急ぎっぷりに度肝を抜かれました。
これはきっと「だって、これから壮大なる冒険が始まるんだぜ! 今のうちに説明しといた方が、後々何かあった時に困らないだろ?」というハヤト氏の粋な計らいなのですね。
そして何か行動理念がよくわからん理由で、淡々と先に進むのですが、やたらとあっけらかんに仲間が増えるイベントが連続発生してしまう超展開ぶりで、あっという間にパーティいぱーい状態あります。
これはきっと「だって、俺たちマブダチだろ? 仲間になるのに深い理由なんていらねえんだよ!」という、パーティ一味の義理人情溢れる友好さを表現しているのですね。
さらに何かよくわからん玉探しの為にダンジョンに潜るのですが、無駄に複雑な上にエンカウント率が鬼のような高さでなかなか進ませてくれないという障害が待っております。
これはきっと「奴(敵)らが俺達を親切な一本道でさくっと通すわけがねえだろ? 過剰に戦闘させる事で俺たちの疲労を蓄積させる奴らの戦略なんだよ!」という敵側の緻密なる計画を示しているのですね。
その割にはレベルが即効でガンガン上がって、まともに苦戦する場面が皆無ですが、これはきっと「俺達の強さが規格外なんだよ! これって凄くね、なぁプレイヤーさんよ?」という、友情ぱぱわーに勝るものなしという表現なのですね。
他の人が突っ込んでいる、町がやたらとシンプル構造なのは「俺達が近寄る拠点は宿屋とアイテム屋だけだから、あえて他の場所は足を踏み入れる気がねえんだよ!」という事ですね。
売っているアイテムが回復系ばっかりで他のものが一切売られていないのは「だって俺達は成長する武器持ってるだろ? 回復アイテム以外に何がいるっての?」という事ですね。
後半で仲間になるナイトメア氏がウインドウ画面の名前表示でもろネタバレをかまし、ラスト寸前でパーティ一味がまるで知らなかったような反応をするのは「俺は隠すのが嫌いな性分なんだよ! みんなはきっと忙しくて俺の名前確認できなかったんだよ!」という事ですね。
確実に無駄な要素を省き、わかりやすさ重視、かつ合理的に作られた一作ではないですか、ハハハハハ。
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いやまぁ、真面目に感想を述べると、ストーリーの描写が作者の脳内妄想だけで構成されプレイヤーが何一つ感情移入できず、内容の薄さをごまかす為に戦闘回数でプレイ時間を稼がせている、古典的な手抜きRPGっすね・・・。
一応いい部分も述べるならば、上記の通りレベルがざっくり上がる爽快感があるのと、戦闘の必殺技演出は割とかっこいいのと、クリア後に隠しボス戦のやり込みが用意されてるのと、短いので過剰には長引かず負担が少いのと・・・これ位しか思いつかないっす。
バージョン2でこれなのに、前バージョンは一体どんな有様だったのかが気になるな・・・。
クリアした。
戦闘バランスはくそいけど、サクサクレベルがあがるのは
悪くない、故に雑魚戦をやろうという気持ちにはなる。
ただ問題はストーリー。
キャラがプレイヤーを置いてけぼりでキャッキャウフフしてるだけ。
なんの感情移入もできない。
壮大なストーリーを彷彿させる序盤から一転し
すげーこじんまりとした物語。
演出面は正直駄目。
ここはひとつ、ふりーむにも投下している
きららのゲームである「みつき伝α」をプレイして
戦闘の演出とかを学ぶといい。
マップは自動生成のおざなりダンジョン。
ボスでも変わらないBGM等、色々きついが
まあこれが仮に処女作であることを考慮するのであれば
他のドクソギャグゲーよりは、マシかな。
明らかに子供っぽい作りは嫌いじゃない。
夢に溢れてたとは思うよ。
次はユーザー視点でゲームを考えてツクツクしてね。
●冒頭
いきなり主人公キャラがプレイヤーに語りかけてきて、世界観やら人物の説明を始めたのにはまいった。
そういうのって、ストーリーの中でなるべく説明臭くならないように、さりげなく明かしていくものなんじゃないの?
●仲間キャラクター
多すぎ。仲間になる理由が「皆も一緒だから楽しいよ。君もおいでよ」みたいな感じ。ちょっと安直過ぎやしないかい?
短編だからボリュームが少ないのにキャラが多すぎるから、空気キャラがチラホラ。
仲間キャラは4人で、あとはNPCで良かったんじゃないかね。
●マップ
町の住民は宿屋と道具屋の店主の2人だけ。エンガの領地にいたっては町すらない。領主ってなんだっけ?
ダンジョンはどれも似たような構造で仕掛けも何も無い。迷いやすく面倒なだけ。
風呂敷を広げすぎず、きちんと完成させられているのは評価に値する。
戦闘バランスはさほど問題はないから、あとはどうすれば面白くなるのかを、色々なゲームをプレイしながら学んでいければ、化ける可能性は大いにあると思う。
始めからゲーム作りが上手い人なんていない。少しずつ成長していけばいい。
大事なのは、誹謗中傷以外の意見を素直に受け止める事だと思うよ。
気になった点
・ラストの塔が異常に広く、散々迷った。あと、敵が1種類しか出ないのも気になった
・最後にナイトメアが「さらばだ」と言った時点でマップから消えてないのに違和感
・後半稲妻家以外会話で蚊帳の外な気が(キャラ多くしすぎた弊害でしょう)
「気になった」通り越して吹いた点
・町の宿屋、道具屋の内装が全て完全に一緒
・ライトの扱う麻痺がチートってレベルじゃない超鬼畜性能
・ナイトメアが一体何者なんだろうという伏線貼るような台詞と
共に仲間になりながら、ステータス開いた瞬間盛大にネタバレ
良かった点としては、レベルが上がっていくごとに
どんな新しい技を覚えるんだろうというのがワクワクしました。
色々言いましたが、気を落とさずこれから細かい事学んでいくといいと思います。
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