考察ありきの作品
ED2つ、TRUE1つ、隠しED1つをすべて攻略済み。
プレイ時間は10時間前後でした。
結論から言うと、個人的にはかなり楽しめた作品でした。
ですが、日本語訳が不自然とか、フォントが独特とかよりも、世界観の深さや難解さがゲーム全体にあるので、あっさりさっくりした作品でないと楽しめないという人には向いていません。
また、プレイヤーの考察ありきで作られていると思われるストーリー展開なので、自分で考察したくないという人にも不評かと思われます。
ですが、攻略サイトや個人の考察サイトがあるので、攻略に詰まったり作中でわからない部分がある人はそういったサイトを見るのもおすすめです。
ゲーム難易度は高め。追いかけっこは全体的に少ないのですが、謎解き要素や探索がそれなりに難しいです。
マッチやチョコはこまめに棚などをチェックしていれば余裕で手に入るので、上限まで使うと良いです。
また、演出やグラフィックに、作者の細かい「こだわり」を感じ、それも良かったです。
ネズミは序盤は気を使いましたが、慣れたら脅威ではなかったです。
プレイする人を極端に選ぶゲームですが、好きな人はとことんはまるゲームだと思います。
簡単に遊べるフリゲはホラーだろうと探索系だろうとたくさんありますが、こういった長編作品はあまりないので出会えて良かったです。
フォントが
フォントが見辛くてプレイに支障が出ているのは私だけなのでしょうか。
下手くそな手書きみたいな文字ですごく見辛い…ゲーム以前の問題です。
雰囲気は良いですが探索部分が辛い
癖のあるグラフィックと言い回しなど、雰囲気のある作品です。
私自身はそういった雰囲気面の完成度が高い作品なら、多少の難は気にせず楽しみたいという気持ちが強い方ですが、とにかく画面が暗く探索が辛い。
鍵やアイテムが手に入るもののノーヒントのものが多く、何かを手に入れてはマップの総当たりをする必要がある場所が多く辛かった。
謎解きそのものの難易度は特に高くないのですが、アイテムを駆使して何かを行うような場合ヒントが少なく(〇〇を壊す、〇〇を〇って〇〇を作る、等)ひらめき力か総当たりになりました。
画面にグラフィックの変化という形でヒントが出ている場合もあるのですが、とにかく室内探索時の画面が暗いので見えません。総当たりになった原因は暗さが大きいです。
スタンドの箇所は暗くて数字の表示に気付けませんでした。
画面を更に暗くする原因のネズミも狭いのに多くて辛い。
モニター側での調節を推奨されていますが、1つのゲームをプレイする度にモニターの調節を行うのは辛いです。
あと回復アイテムをいくつ所持しているのかが不明瞭で、どの程度回復していいか計りかねたため非常に困りました。
翻訳作品ということで、ところどころ変な箇所や翻訳されていない箇所がありました。
でもそう雰囲気から逸脱してはいないかな…物語を理解する難解度は上がっていた気はしますが。
ストーリー重視ですので読み物は結構多めです。
音楽や雰囲気は非常に良かったので、他の方も仰ってますが探索ゲームではなく絵本風ノベルだと良かったかなと思いました。
ダメだった
フリゲ大好きだけど最序盤で飽きたのは初めて。
ストーリー重視ゆえのテンポの悪さは目をつむるとしても、難解(+見にくい)なメッセージとフォント、常に一人称なのでいちいちセリフなのかモノローグなのか誰の事言ってるのかわかりづらい。
あとよっぽど特別な理由でも無い限り探索ゲーにおいてこの動きの遅さはめんどくさいの一言。更に遅くなるうえに回復手段が限定。
「続きが気になってしかたがない」のは確かなのにそれをマイナスに落として余りある「めんどくせぇ」が大きすぎた。
のんびりプレイが好きか、こういう雰囲気が相当好きかでないとお勧めしない。
雰囲気が素敵
最初グラフィックに惹かれてプレイしましたが、BGMのグノシエンヌがピッタリで雰囲気作りに一役買っていたと思います。独特なタッチの一枚絵だけでなくマップそのものも非常に美しく、暗く怪しい館の雰囲気が素敵だなぁと思いました。
謎解きが苦手な自分には難易度が高めだったので、時おり攻略情報を見ながらのプレイでした。
一点だけ気になった点として、ある程度のボリュームと難易度がある作品なので、接触すると移動速度が低下&視界が悪くなるネズミの存在がちょっと辛かったです。
一貫した世界観が魅力
ストーリー、システム、グラフィック、音楽、演出の全てに
並々ならぬ拘りと思い入れを感じさせる探索ゲームで
際立った世界観に強く心惹かれました。
ストーリーは和訳文という事もあって一部難読な文面もあり
理解が難しい部分もありましたが
随所にある童話や日記を絡めたシナリオのおかげで
大まかでも解釈ができて充分に楽しめました。
また、エンディング後に開放されるモードで
設定の補完も出来るのでより細かい理解も出来て
深く世界観を味わう事ができます。
ゲームはイベントや難易度の高めな謎解きが多い上に
次に行く場所のヒントが少ないので探索範囲が広くなり
クリアまでに相当な時間がかかりますが
メリハリのあるイベントや演出のおかげで
飽きが来にくく最後まで息切れする事なく遊べました。
親切で解りやすいゲームに慣れていると
やや敷居が高く感じるかもしれませんが
それを差し引いても魅力的な世界観なので
興味があるなら是非最後まで遊んでもらいたい作品です。
ネズミ捕り罠を設置したくなる館
■ホラー4/5
・グロ表現あり
・独特な絵柄の一枚絵
・細かい背景演出やドット絵
・追いかけ要素あり
■探索3/5
・階層別の大き目の館で、中央からの分岐で判別する感じ
・色々と行き来でき、部屋数も大目なのでメモ推奨
・アイテムも結構間隔空いて必要になる場所があったりする
・移動速度が最大でも普通ぐらいのはやさ
・道中のネズミが邪魔に感じてくる
■ストーリー3/5
・結構長編でわかりづらいところが多い
・日記などで情報を集めるのがメインなので把握しづらい
・攻略終わったに考察サイトみたりしたくなる感じ
■実況3/5
・難解なところがおおいのとゲーム中の表現が暗いので
どう見所を作るかが課題
■総評4/5
・全体的に詩的な表現が多く難解な印象
・ボリュームも6時間以上とそこそこあるのでチャプターごとに
休憩するといいかも
・マッチとチョコのシステムがあまり必要なく感じた
(基本使い切ることなく、使ってもペナルティがないため
(また、イベントで減ることはたまにあるがだいたいは道中の
ネズミに接触によるダメージ。そのためネズミの多さがつらい
・独特な絵柄と雰囲気に引かれた人はプレイするだけの価値は
あるとは思うが探索や謎解きが難易度高いので注意
フリーゲームらしいフリーゲーム
謎解きのモチーフや展開が、「フリーゲームらしい」なと感じました。
結構序盤で詰まってしまったので攻略を見つつ全てのEDを回収……。
主人公自体の境遇はゲームを進めればわかるのですが、母親周りのお話に謎が残りました。読み込みが足りないのかもしれません。
ゲーム内の必須行動や仕掛け、演出等がとてもすきです。
BGMやSE、ピアノの音も好みで、全体の雰囲気が出ていていいなーと。
ただ、少しだけフォントがよみにくかったです。
あと、折角翻訳して頂いたのですが、一部違和感を感じる日本語訳が気になりました。
ゲームの難易度は高めに感じました。
「これをこうしたら・・・」という誘導がほとんどないので、ひたすら探索!そしてアイテムを試す!という感じです。長時間じっくり探索してプレイしたい方にオススメです。
ただ、攻略を見ながらプレイしても世界観を楽しめるので、お時間のある方は是非プレイしてみてください。
佳作です
8時間以上掛かりクリア。
「フリーゲームとは思えない完成度のゲームだ」と期待を込めてプレイしてみたら、「やっぱり普通のフリーゲームだった」というのが率直な感想です。
皆様が仰るようにストーリーが不明瞭でした。エンディングでわかったような気がするのですが、確信は持てません。クリア後の印象は「面白かった」とも「つまらなかった」とも言い難いものでした。最初から最後まで与えられる刺激が一定で、これといった心揺さぶられるシーンがなかったからだと思います。とはいえ、その淡々とした仄暗い雰囲気こそが最大の魅力なのかもしれません。
楽しくプレイさせていただきました
ファウストの元の話を連想させるゲームでしたが、ストーリー自体は少女イリザベスが主人公のオリジナル作品でした。
私は四つのエンドをクリアしましたが、途中出てくる文書などは一読しかしてません。なので、ストーリーは理解し切れませんでしたが、チャプター(章)ごとの話が理解できなくとも、イリザベスが家に閉じ込められた理由や登場する悪魔の立ち位置的なことはわかる仕様だった……と思います。少なくとも私はそうでした(^^)
物語として衝撃的な事実の発覚もあり、ホラー定番の鬼ごっこもあり、エンド数にしては内容が豊かだと個人的には感じました。
とあるキャラクターが途中着いてきてくれる仕様も大変微笑ましく、しかも心強かったです(*^^*)
最後に、台湾の方が作られたゲームをこうして日本語に翻訳していただき、日本で楽しくプレイさせていただけたこと、大変感謝しております(^-^)
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