交渉と情報で秘密を暴け!
突如あの世みたいな所に連れ込まれた主人公トコロデが、助手役のスイヨウビさんと共に、不安を抱える人を助ける物語。
一応、ホラー企画から始まったゲームなので、一部分だけホラー要素がある事は注意してください。
(そんなに怖くないけど、全く怖くないとも言えないから気を付けてね)
システムは、簡単に言っちゃうなら「逆転〇事のロジックチェス」ですね。
ゲーム内にも、逆転〇判シリーズのネタが入っていたので、明らかにパロディです。
不安を抱えた人と対峙したら、相手を刺激しない様に言葉を選び、ボロが出たら指摘する。ルール自体も非常にわかりやすく、プレイしやすかったです。
一つだけ惜しい点があるとすれば、ストーリーが短かった所でしょうか。
システムも、スイヨウビさんを取り巻くストーリーも、実に面白かったので、後1、2回程本題とは関係無いストーリーを増やしても良かったかもしれません。
最初の対決なんて、本題とは全く関係無いチュートリアル的立ち位置でしたからね。
本作は3話構成だったみたいですが、4話ぐらいあったら、もっと素敵なゲームになると思います。
面白いゲームは、体感時間的にすぐに終わってしまうのが残念です。
ですが、楽しませていただきました!
最初は明るく、最後は切なく
追加エンドも確認、総プレイ時間1時間ほどでした。
作中でも言われていましたが某裁判ゲームと同じスタイルで
探索で証拠を集め、推理で相手の不安を取り除くというゲーム。
探索中に証拠を探すときはヒントもありわかりやすく
キャラ同士の会話も明るく面白かったです。
証拠がある場所とは違ったところを探しても反応してくれて
探すのが楽しかったです。
一転、尋問パートでは時間制限というより回数制限があり
質問したり間違ったアイテムを使えば、相手の不安が高まり
正体不明の生物が画面にどんどん増えていき焦りました。
ゲームオーバーの演出も怖くて良かったです。
ゲームオーバーになっても自動セーブされているので直前から
再開できる親切設定です。
シナリオは明るいイメージからちょっとずつ暗く切ない方へ向かい
明るく接してくれていた彼女の闇を見ることになります。
EDの一つ目は怖い話のまま終わり、2つ目は切ない感じに終わり、
またそのギャップが良かったです。
他の方もおっしゃっていますが、相棒はどうなったか気になりました。
スイヨウビさんが可愛かったです。
ホラーだけどコミカルでしんみり
BGMと効果音、フラッシュや影の素早い動き、バッドエンドなど、ホラーゲームならではの巧みな演出。時間制限のある推理パートはスリル満点。
その一方で、主役のズッコケ探偵・所出氏とドジっ娘風のスイヨウビさんら登場人物の対話はコミカルで、最後は切ないシーンで幕を閉じる、ホラー一辺倒で終わらないADVに仕上がっています。
グループ企画の短編としてはほどよい長さでしょうが、推理パートをあと1つ2つ増やして最後の依頼を「彼女」にすると、スイヨウビさんへの共感・好感度もさらにアップしたのではないかと思いました。
所出氏の相棒の件など、謎も残ってるので、更新版にも期待してます。
異議あ・・・
■システム
・作中でもネタで使われてるように逆転裁判のような探索パートと尋問パートで構成されているためやりやすかった
・スイヨウビさんが自動でしおりを挟んでくれるのでとても助かります
■ホラー
・世界観や尋問中の背景がおどろおどろしい感じです。
・それ以上に登場人物の個性がギャグ寄りに感じたりしますが・・・
■実況
・探索パートなどつっこみどころが多いのでホラーというよりは
探索アドベンチャー風味になるかと
--------------------------以下ネタバレ-----------------------
スイヨウビサンハカワイイヨ
丁寧な作り込みのホラー風味なアドベンチャー
画面や立ち絵等、オリジナルのイラストで独特の雰囲気が出ており
またホラー演出も控えめで、探索パートや推理パートが楽しくサクサク物語が進みました。
しかしながら他のコメントにも述べられているように、相手の不安を取り除く推理パートの時間制限の演出はホラーでした。
システム面もかなり丁寧に作られており、推理パートの失敗でゲームオーバーになっても、直近でコンティニューできたり、プレイヤーに優しい設計でした。
あと探索で、背景にさり気なく作者さんの過去作のキャラが居たりと遊び心も感じました。
全体的にとても丁寧な作り込みを感じました。
素敵なゲームありがとうございました。
クリアはしましたが、まだまだ謎が残る展開ですので
新たな物語の追加を心待ちにしております。
異色のホラー推理アドベンチャー
ホラーテイストの推理アドベンチャーゲーム。
探偵パートで謎のカギとなる情報を集め、
推理パートでは、相手の悩みを聞き、話を進めながら
答えを推理する流れになっている。
このゲームの目的は相手の不安を取り除くことで、
推理パートでは、相手の悩みを聞くという構図で、話を進めていく。
主人公が探偵という設定でありながら、物々しさが全く無く
悩みの原因を探っていくという切り口が特徴で、
他には無い味わいになっています。
ゲームの舞台が、狭間と呼ばれる異空間であったり、
ストーリーの核となる、オカルト的存在の「スイヨウビさん」など、理論で成り立つ推理アドベンチャーが、非現実的設定の中で
展開するというのも面白いです。
難易度はそれほど高くなく、恐怖演出も控えめなので
遊びやすくなっています。
それでも、推理パートで時間制限に追い詰められてから、
ゲームオーバーまでの演出は、まぎれもなくホラー。
この書いている時点では、まだ暫定版ということで、
謎を残したまま、結末を迎えていません。
新たな謎と、描かれる先の展開を楽しみに待ちたいところです。
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