小説が面白い
このゲーム、『魔法使い』という言葉に釣られプレイしてみようという事に。
いざプレイしてみると、日常の中で描かれる三角関係の恋物語。
『全然違うじゃねぇかっ!』と思ってこのゲームの概要を見てみると、
ちゃんとそう書いてありました。
作者さんのホームページに行くと、元々このゲームは小説だそうで、
小説を読んでみると、めっちゃ面白かったです。
その三角関係が上手く表現されていて、キャラのセリフで、色々な感情が心に染みこんで来ました。
結論として何が言いたいかというと、
『これはゲームも小説も面白い』という事です。
めっちゃ楽しませて貰いました!ありがとうございます!
挫折しました
始めは少しずつ変わっていくキャラの心境に浸り楽しんでアドベンチャーパートをやっていたのですが、進むに連れて重いとか重くないとかいうレベルじゃないくらい急にドロドロしていきますし、何よりヒロインの女の子の性格が悪すぎて気分が悪くなり、最後までプレイする気になれませんでした。
独白などのシステムは面白かっただけにとても残念ですが、最後までやることによって明るく変わるようにも思えず、ただひたすら優越感に浸ったヒロインが汚く見えるだけのような気がしたので・・・
リアルといえばリアルな人間模様なのかもしれませんが、本当に狂気あふれる感じだなと思いました。そういうのが好きな方はハマるかもしれません。
主人公不在かな?(1.00)
三角関係の恋愛話は面倒そうで趣味じゃないな、と思いつつも初めて見た全身画像に興味を惹かれてやってみたら予想外に読み応えがあり楽しめる作品でした。
若干のネタバレを含みますので少し空けます。
楽しめた理由は大きく三つ。
・キャラクターの個性を上手く描写してあったこと。
・話のバランスは、恋愛ゲームというほど軽くなく、生温くもなく、ややシビア寄りでありながらも、後味は悪く無い。そんな匙加減だったこと。
・小説やら各種ゲームでは結構見かける「実は仲間の中に…」というシチュエーションを上手く料理できていたこと。
小説はさておき、各種ゲーム(TRPGリプレイ含む)では不自然、ないし、嫌みが強い形で料理されていたものしかこれまで見たことありませんでしたが、この作品はそうでなく、ちょっとした驚きでした。
残念ながら微妙と思った点も三つほどありました。
・序盤におけるザッピング。
序盤はキャラクターを知らないので視点を定められず、画面に出ているキャラが独白の主なのか、眼前の相手なのか、掴めなくて若干めまいに似たものを感じて混乱気味でした。
ただ、キャラクターの個性を掴めた後のザッピングは楽しめるものでした。
主人公がいるような、いないような感覚でしたが、こんなものもありですね。
・マップ構造
マップが全般的に冗長かつ単調で、あまり楽しめませんでした。
幸い、エンカウント率が適度であり、高速移動も可能であったため、移動が面倒と思いつつも最後までやり通せましたが、どちらかが欠けていたらリタイアしていたかも知れません。
この作品の長所はアドベンチャーパートにおけるシナリオですから、RPGパートは下手に引き延ばされているよりも簡潔にまとまっている方が、面白さの密度を維持できてより楽しめた気がしています。
・アドベンチャーパートの途中セーブ機能。
どういう訳か成功率がかなり低く、使い物になりませんでした。
アドベンチャーパート突入前に必ず事前警告があったため、アドベンチャーパートで途中セーブが出来ないからといって支障はありませんでしたが、あると知らされたものが満足に使えないのは微妙な気分でした。
多少の短所はあるにせよ、総体としては読み応えのある良作でした。
純然たるRPGが目当ての方には薦められませんが、筋道が立った話を楽しみたい方なら手を出してみても損はないと思います。
全然関係無いけど、最後に文字通りの蛇足。
名前繋がりで思い出した「トウヤのホムラ」。久々に読み直したくなりました。
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