さくっと進められるのに、心にずしりと残る作品でした。
人工知能を題材にしたゲームをするのはこの作品が初めてで
最初はどんなもんかなあ、くらいの軽い気持ちでプレイしたのですが
私の予想の上を行く良作で感動いたしました。
淡々と言葉を返していただけなのに、気づいたら
「もっと話していたい。時間が欲しい」と思わずに入られない。
自分が教えた言葉で相手が言葉を返してくれるのがとても
嬉しくて、来るとわかっているエンディングを迎えるのが
とても怖かったです。
けど迎えたあとの余韻が温かいと思える、そんな作品だったと
私は思っています。
素敵なゲームをありがとうございます。
非常に淡々と、文字通り音もなく進んでいく、システムとしてはシンプルの一言に尽きるゲームです。
ゲーム、という表現をして良いのだろうかという疑問すら抱きます。
しかしそれは決して悪い意味ではなく、ゲームとも異なり、ただの読み物とも異なる不思議な体験をさせていただいた様な気がします。
過去のちょっとしたエピソードが垣間見えたり、それほど長いゲームではないのに擬似的に自分がそんな時間を過ごした様な感覚に陥りました。
失礼を承知で申し上げますが、冒頭からオチは読めます。しかし、それでも胸に迫るものがある素敵な演出、そして言葉たちでした。
素敵な作品を、ありがとうございました。
ぱっとはじまってぱっと終わった
まるで走馬燈のような作品でした。
Iってなんて表現するの?じゃあYouは?
そんなやりとりから始まるブルースクリーンと
白い文字だけで表現されるお話です。
絵も音楽もないシンプルを極めたような世界観で
淡々と進んでいるようでいて
序盤から不穏な空気を臭わせていく意地悪なスタイル。
それでも情を注いでしまうシナリオ展開。
深海に沈んだ発熱球のような生ぬるさに
とても惹きつけられていました。
着々と淡々と訪れたエンディングには
予期していたこととは言え憤慨を禁じ得ませんでした。
「おい!やめろよ!」
と口走っていました。
残った余韻のなかでひとり残酷だなぁと思いました。
そして残酷なくせにとてつもなく
あたたかい作品だなぁとも思いました。
この短時間で、このシンプルな構成で、
この世界観を表現する作者さんには脱帽です。
さいごに、人工知能萌えとはなんたるかに触れた気がします。
(この作者さんのAIAIAIという作品でもそうだったのですが)
作者さん、素敵な作品をありがとうございました。
短い時間で読めるということで
早速、読ませていただきました。
ゲームの内容的には、淡々と英単語を日本語訳していく
説明通りの内容となっています。
ブルースクリーンのような画面が最初に現れて
大変驚かれる方もいるやもしれませんが
何かを“伝えようとする”姿勢が
ただのブルースクリーンとは違いました。
この方の作風は、毎回ココロに沁みるモノが多く
冒頭は「ん?」と戸惑いを覚えつつも
読み進めていくうちに、いつしかモヤが消えて
すっかり、のめりこんでしまいます。
そんなに難しくもなく、それでいて奥の深い内容で
私はとても楽しめました。素敵な作品をありがとうございました。
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