画面右から現れて画面左にある「マナ」を奪いに来る侵入者を
なぜか弾を連射する植物を栽培して撃退するゲームです。
植物は「勝手に増える」(しかもかなりの勢いで)という
防衛ゲームでは考えられないような特性を持っています。
そして、個体差は大きいですが子株のほうが
優秀なことが多いです。
しかし、植物の数が増えすぎると繁殖力が鈍ります。
そして、出来の悪い個体を残しておくと
どんどん悪い個体が増えていく危険があります。
なので「選定」「間引き」が最も大切という
なんとも植物っぽく、またオリジナリティのある防衛ゲームです。
植物の世代交代および進化の速度は相当に早く
全くかなわない敵が現れても
「交配作業」に精を入れれば案外簡単に勝てたりします。
マナが耐久力兼行動力兼強化資金になっており
ステージごとに配給ではなく引き継ぎ制なので
マナを全て失って敗戦したあとの
リカバリーが厳しいのが難点です。
本拠地前が破られてがら空きになっているのに
マナがないから植物の移動や整理すら思うようにできない
それなのに一人でも侵入を許すと敗北になってしまう・・・
慣れないうちは敗戦したらロードしたほうが無難そうです。
「一定数の敵の撃破」が勝利条件ですから
仕方ない側面もありますが、攻撃力の重要性が高すぎます。
敵は植物に攻撃こそしてきますがその後は素通りされるので
高HP型、高防御力型の植物でも
稼げる時間(によるダメージ増加)はわずかです。
画面内弾数上限がある上、上限拡張費が異常に高いので
高弾数型、高敏捷型は頭打ちが早いです。
運が高いとクリティカルが多くなりますし
クリティカルは攻撃力4倍と強いのですが
育ってくれば攻撃力重視型の運でもクリティカルは出るので
運重視のうまみは薄いです。
独自の面白さは十分出せていると思うので
バランス調整がうまくいけばさらに良作になると思います。
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