クリアしたが
よかった点
・雰囲気
・BGM
・レベルが上がりやすい(中盤辺りから)
気になった点
・ストーリーが意味不明
・いつの間にか仲間が増えている
・F.O.E.の「ございます」が強すぎる。設定ミスとしか思えないレベル
物悲しい雰囲気漂う良ゲー!
記憶を求めてダンジョンを下っていくゲーム。
各チップ・音楽等によって統一された雰囲気と、
ゲームバランス・戦闘システムが特にいいなと思いました。
暗すぎるわけではないのに、物悲しさ、
世界に漂う虚無感のようなものが表現されていてたまらなかったです。
モブキャラの言動にも心惹かれました。
また、メインキャラのストーリーの見せ方には新しささえ感じました。
プレーヤーの想像を促すようなシナリオ・演出の仕方が強く心に残っています。
敵の名前には笑わせられてしまいました。。
仕上げの粗さが残念
作品内の世界の雰囲気はよく出てて、難易度も低めに調整されてるので、あんまり考えずにぼーっと遊べます。暇つぶしに良いと思います。ストーリーは人を選びますが。
ただ、細かいバグが結構潜んでおり、何と言うか…とても残念です。
例)
* 第三階層クリア後、きっかけは不明だがフラグが巻き戻り再クリアが必要になる
* イベントフラグ発生時に井戸を使うと画面外でイベントが進む
* 最終階層へジャンプする選択肢がなぜか一つ前の階層にジャンプする
* アクセラレイターがエステル自身にしか使えない
* 戦闘後、エンカウントシンボルが吹っ飛ぶアニメーションの途中でフリーズする
まぁ古いゲームですし、その辺りは受け入れて遊ぶしかないので、プレイする際はこまめなセーブを忘れないようにだけお気を付け下さい。
死後の世界にて何を望む
kokoro134様の制作された、ダンジョン探索RPG、“終園のゲヘナ”の感想を書かせて頂きますね。
本作は死後の世界の村で目覚めた女性が、仲間達と共に、迷宮の最深部を目指すと云う物語。
エステルと云う名前を名乗る事にした彼女は、3人までをパーティーに入れる事が出来、ダンジョンで敵と戦いながら、徐々に生前の記憶を思い出して進んで行く事になります。
前作“深き森の箱庭にて”はほぼ見るゲーでしたが、本作はよりRPGらしいRPGとなっております。
適度にレベルを上げながら探索して行けば、ボス敵ですらかなり弱いと思える程に易しい難易度となっており、RPG初心者にはお勧め出来る作品です。
シンボルエンカウントシステムで敵のスピードも速くないので、戦いたくない時は自由に避けて進む事が出来ますし、マップもそれ程複雑ではない上、エステルがダンジョンの外へと脱出するスキルも覚えてくれるので、ストレスも殆ど溜まりません。
ダンジョンを下って行くのがメインであるので、ストーリー性は若干薄めになってはいますが、ボス敵を倒した時にエステルが過去の記憶を思い出すイベントが発生するのですが、これが中々にシリアスであり、続きが気になる作りになっているんですよね(微グロ注意)。
RPGとしては短編の部類になるのですが、独自の世界設定がなされていて、特にダンジョンの途中で読める本の内容等は、非常に興味深い物となっており、前作のネタ等も含まれていて、面白いと思いました。
ただ、作者様の中では分かっている内容であっても、非常に難解な物語になっているので、プレイヤーには多少なりとも伝わり辛い物もあったかと思います。
まあ、その為にクリア後のおまけ部屋で、前作と同様に解説を行ってくれるのだと思うのですが。
HPにて小説も沢山公開されており、物語や世界設定等はしっかりと構築されているので、短いながらも、深みのあるストーリーを楽しむ事が出来ました。
多数のやり込み要素が用意されていて、二周目、三周目とプレイを続ける事で、少しずつコンプリートに近付けて行く感じも楽しいですね。
パーティーメンバーになってくれるキャラも、生前の設定が用意されていて、個性豊かなのも良いですよね。
前作と本作だけでも、独自の果てしない世界が広がっている事が分かりましたので、是非ともこの雰囲気を保ったままの長編RPGを出して頂きたいなと思いました。
初心者プレイヤーの方や、難解な物語に惹かれる方、やり込みプレイが好きなコレクター魂を持つ方等は、プレイしてみてはいかがでしょうか。
それでは、これにて失礼致します。
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