よろいさんはやーい
病気の姉のために妹二人が頑張って薬草を取りに行くお話です。その採取の時に気になったお屋敷に足を踏み入れてしまう……脱出目指して頑張りましょう!
……なのではありますが、屋敷付近に生えている薬草が必要なのであって、屋敷に入る必要は全くないのに自分の意志で入っていく妹。ストーリー中の理不尽な態度はともかく、せめて薬草を採取して姉に飲ませてから、後日気になった屋敷に……等でその行動してほしかった。薬草採取言い出しっぺの妹が病死する寸前の姉を無視してそんな行動を、何の理由もなくとったものなので、以後のストーリを通して共感できず。
謎解き探索の方ですが、総じて歯ごたえがあり即死もあり、広く歩き回る必要がある。既に述べられては居ますが、不自然に閉まった部屋だらけではなく、ちゃんと行ける箇所が多いのは個人的には魅力でした。管理するロボットの存在も新しくて楽しかったです。謎自体は少なめですが、広い図書館を歩き回る必要があるため、結構時間がかかりやすい。クリア後も謎が残ったままではありますが、偶然入ってしまった子どもたちの探索的には、このくらいの捜査進捗度(?)が良いかなとも。
ややレビューかぶりしますが、絵が可愛くマップが丁寧に作られていたりと、舞台をしっかり作り込めば化ける潜在能力がありますので、今後に期待です!
面白かったです
良かったところ
・キャラが可愛い
・薄暗い屋敷は何かが起こりそうで怖い雰囲気をうまく演出できていたと思います
悪かったところ
・最初からいける範囲が多く謎解きやヒントそのものを探すのに迷った
・広い屋敷の割には謎解きやイベントの数が明らかに少なかった
・人骨や家主について消化不良のまま終わってしまった
悪かったところが多いように見えますが改善の余地は十分にあり
作りこめば良作になりうる惜しい作品でした
次回作に期待しています
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