ペロー童話『赤ずきん』
『大丈夫…私が全部殺すから…』
重い…子供に重すぎる。進撃の狼人かよ
幼き頭巾の復讐者
急げ目覚めし少女よ刻が過ぎる前に、短編RPGに該当。
両親殺しの狼に対する主人公少女の復讐劇といったダークな趣旨のストーリーだが、序盤からいきなり「魔女の力が~」といった独自の設定が唐突にどっと説明され、こっちとしては何が何だかわからない状況だった。 (私の理解不足な面もあるだろうが)
凄惨な両親の死に遭遇している割に「狼に復讐するぞ~☆」みたいな軽いノリで目的場所に進む少女に違和感を覚え、「時間がなくて急いでいる」と強調している割に平然とベッドを利用する少女の行動にも矛盾を覚える。
製作者曰く戦闘重視じゃないとはっきりと断言されているが、それにしてはエンカウント率が恐ろしく高く、嫌でも狼中心のモンスターどもの相手をいっぱいしなければならないのどうなのだろうか?
序盤は敵が強くて苦戦に陥りやすく、エンカウント率の恩威もあって中盤あたりから急激にぬるくなり、それでいてラストダンジョンは敵の攻撃力のインフレ化により難易度が鬼畜化になり、と戦闘バランスははっきりいってよくないのもアレだと思う。
入れる意味がよくわからない妙なお使いイベントが多めで、「本当に急がせる気あるのか?」と疑問が沸くし、何よりそのお使いが足止めさせてプレイ時間を稼がせているだけにしか思えないのも蛇足感を覚えてしまう。
少女のグラフィック絵はかなり可愛くて綺麗だし、(それまでの話の経緯が雑ではあるが)何だかんだでエンディング付近は無難にまとめられてはいるのは評価できるところだが…。
「ストーリーはあまりにも説明的で尺不足、戦闘は面白みが薄くただの足止め」という印象が強かった作品であり、もうちょっとばかり尺を伸ばして丁寧なストーリーを描いて欲しかったというのが本音だろうか。
ふと思ったのだが、モンスターがうろついているMAPに平然とベッドが配置(もちろん休息可能)されていたり、リンゴを堂々と盗んでおいて「これ以上持っていくのは申し訳ない」と変な罪悪感に見舞われる少女の心理状況がよくわからん次第。 (Vol.253)
・・・。
シリアスな冒頭の直後に老夫婦のノリで腰砕けします。
ドラクエ4みたいな展開の後あんな茶番見せられても
「はぁ?」としか思えないです。なんなんですかねアレ。
それとしょっぱなから強い敵が出てきて即死することがあります。
同じ場所で出てくる敵の強さに波があるというのもどうなんでしょう。
テキストに誤字脱字がメチャクチャ多いのも気になります。
ほんっと多いです。いっぺん見直したほうがいいですよ。
天敵である狼人(ろうじん?)の巣を通らないと
街まで行けないというストーリー的に意味不明なマップ構成も
世界観にイマイチ入りきれないご都合ムードを醸してます。
トドメに不親切で突拍子も無い、謎のセンスをもって
仕掛けられた謎解きというか時間稼ぎの探索。
20分くらいで我慢の限界に達したのでクリアしました。
ろうじんの残忍さは良く描けていたと思います。
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