設定と展開が魅力的
主人公に最初は感情移入がしにくいかも
でも、これは物語を考えると必然的な描写と言えます
ここから彼が成長していく姿が見ていて熱くなりました
必ずしも外見だけではなく女の子らしい仕草やお淑やかな口調や
全体の雰囲気を見て実際は人を好きになるのが多いかなとは思いますが
とは言えある程度顔面を入口にしてあの人気になる・・・と
なっちゃうのは誰にでもある要素かなと思います
しかし、そんな部分を否定したい気持ちもまたあって
だからこそ主人公を嫌な奴だなこいつ、と思うと同時に
これは同族嫌悪なんだろうか、とも思えてしまいました
割り勘云々は男性の欲求にある程度答えてくれる女性なら
多少奢ったってそんな気にする事じゃないと思いますが
絵美ちゃんのレベルになると私は裸足で逃げ出しますね(;^ω^)
本気の恋愛について親友と話し合うシーンは非常に共感しました
自分も似たような葛藤や失敗を経験した事あります
主人公、親友、絵美、親友が好きな絵美の友人
それぞれが絡み合う場面は良く出来てるなと感心しました
最後の落とし方も実に綺麗だなと思います(´∀`)
面白かったです
自分の顔が綺麗だと自覚する男子高校生、高牀。しかしある日人の顔が数字に見えるようになってしまう。そんな中、女の子と交際していくという話です。プレイ時間は1時間半程度でした。
設定が面白そうだと思ってダウンロードしたのですが、読んでみてやはり面白いと思いました。
表情は分かる、しかし美人かどうかが分からないというのが巧みな設定だと思いました。かなりもどかしかろう……と思いました。
主人公がどういう人かがすぐに分かって良かったです。読みやすかったです。
最初の方から結論はある程度見えているのですが、そこに至るまでの過程が青春らしく、楽しかったです。集中してしまって、後の予定に遅刻しそうになりました(笑)
最後に、プレイ中に思っていたことのメモから(ちょっとぼかしてますが)。
・顔以外の部分も、大事だなあ……
・うわ、やっぱり……そういう子だったか……
・顔が見えないと、そこまで性格が重要になるんだなあ……
というより、性格がそもそも重要なんだな。
・主人公プライド高っ
それでは、そろそろお暇します。ありがとうございました。
なんか身につまされるw
いやぁ、いいものを読ませていただきました。
読みやすく爽やかな文章で特異な設定のこともあり、どんどん引き込まれて、読み進めていく感じ。
なんというか「いい感じのもどかしさ」を抱えたまま、転がっていくのが「青春ミステリ」って感じですよなぁ。
途中、「顔が数字に見える」設定を忘れられているかのような部分もありますが、きっと気のせいでしょう。瑣末なことですね。
「あの子」やその友達の「あの子」も「悪者」で終わるのじゃなくて、なんとか救い上げて欲しかったと思うのは我侭なのでしょうね。そういう、欲求が出てしまうくらいに面白かったということでw。
ありがとうございました。
楽しませてもらいました。
日夜新作が現れては消えていくフリゲ宇宙の星の中でも、その独特の輝きに思わず目が止まり、気がつくと吸い寄せられていた、そんな奇抜極まりない設定の作品でした。
無駄を省いたオープニングから、転がり落ちるように異常な日々が始まり、状況はテンポ良く一転、二転し……。
コンプレックスを抱えた主人公が、出会いや恋愛の中で変化していく話は数多くありますが(良く言えば王道)、このテの主人公は時として持病のようにウジウジと自己否定を垂れ流し、ともすれば開始直後から読み手を辟易させてしまうこともあるんですよねぇ。
しかしそこへ来るとこの物語は、肝心要の導入部分はスムーズで無駄がなく、主人公タカトコも超常の日々に落っことされるや、まず周囲に異状を悟られぬよう冷静に状況を分析し、なんとかこの異常に適応しようとがんばります(跳躍系漫画でいうところの死帳面みたく)。
そこから後輩の「顔の分からない」少女から告白され、さてどうしようかと考えあぐねているところにこれまで気になっていたクラスの美少女からも告白され(しかも顔が数字に見えてしまうせいで、主人公にとり一番大事な「美貌」が失われている、というジレンマも面白い)……。
こうして物語世界にどっぷりと引きずり込んでから、動き出した恋愛物語に平行するように、主人公は内面の問題に直面していきます。
塞ぎがちな主人公を出しながらも過剰な悩みの垂れ流しをしないところに好感が持て、そして必要な箇所で必要量の心理描写を入れるさじ加減が本当に見事だと思いました。
全ての顔が数字に見える、という奇怪な感覚の描写も巧みですね。
“この流れはマズイ。 …… 美人なのか、不細工なのか。49728ってどうなんだ?”とか、“美人が笑う。11072が笑う”とか。ワケワカランはずなのに、それでもただならん様子がなんだか伝わってきてしまうのがすごい(笑)。
ただ、分からないはずの表情を「口元が意地悪く笑っている」とか「上目遣いで」と表現しているのはわざとだと思いますが、本当に個人的な一意見を言わせて貰うと、「そういう表情を浮かべているように見えた」と表現するとか、「3桁目の6が端のほうをイヤらしくつり上げる(9の穴がじっと見つめてくる)」とか数字の形で表現したらもう少し違和感が減るかなぁ、とも思います。
あと、少しばかり食い足りない点を挙げると。
人の顔が『数字に』見える必要がなかったことが惜しかったように思います。
僕の顔が19423……それはなんだ? で一気に話に釣り込まれた者として、必死に異常を解明しようと苦心する主人公に共感した者として、顔が数字に見える設定をもう少し活かして欲しかった(数字に何らかの暗号性があるでも顔の数字に性格の傾向性が顕れるでも何でも良いので)。
最後に主人公が今までの物差しを捨て成長することは予定調和としても、この物語ならではの設定を活かせないなら、結局「容姿しか見られない主人公が、人の容姿を分からなくなった結果、別の部分にも目を向けられるようになる」という、あまり奇抜ではないストーリーに落ち着いてしまっているような気がします。
これだけの文章が書けて、ストーリー構成と心理描写が出来る人だからこそ、くやしいなぁと思ってしまうんですよねぇ。
人の顔が数字に見えるという設定やその状況で生活する様子の描写が、本当に面白かっただけに。
一プレイヤーの分際で随分と偉そうなことを書き散らしてしまいましたが、確かな良作です。
読ませる力のある、読後感の良い話です。
ありがとうございました。
可もなく不可もなく
ゲームの紹介でなんとなくオチが読める作品。
読む速度が速い人なら30分くらいで終わるんじゃないでしょうか。
顔が命の主人公ならもう少し数字の解読に躍起になると思うのです。
また、告白して来た子の顔を確認する為の工作を主人公にはして欲しかった。
そこが少し残念だったかな~と。
お手軽に読める作品なので、一度は読んでみて損はないと思います。
褒める部分も貶す部分も無い作品です。
蓼食う虫も好き好き
ある日突然、人の顔が数字に見えるようになってしまった・・・
「世にも奇妙な物語」に出てきそうな世界観ですが、映像化は難しいでしょうね。
立ち絵もスチル絵もない、一見地味なサウンドノベルですが
むしろそれを逆手に取り、文章でしか表せない世界観を作り上げています。
「イメージを押し付けない」意図でキャラ絵を設定しない作品は数ありますが
この作品のような使われ方はノベルゲームとしては稀ではないでしょうか。
作者様のあとがきには「影絵くらいあってもよかったかも」とありましたが
個人的には何もつけないで正解だったように思いました。
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