白鷺みすと様の勇者と姫と囚われの魔王、簡単にレビューさせて頂きますね。
アイドランス王に呼ばれた勇者エッゾ。
彼は王様から「魔王が娘に捕まっているから助けてやってくれ」と言う命令を下されます。
耳を疑うエッゾでしたが、王様の言っている事は紛れもない真実でした。
こうして、勇者エッゾと仲間達の、囚われの魔王を姫から助け出す大冒険が始まったのです……。
本作はギャグRPGと言う事でしたので、2、3時間あればクリア出来るのではないかと軽い気持ちでプレイし始めましたが、
これが思っていた以上に物語が長く、マップが広くて戦闘イベント中心となり、普通に5、6時間は掛かりました。
帰宅後、夜に少しずつ進めていた事もあり、実質5日程掛けてようやくクリアしました。
一気にクリアするよりは、このように数日掛けて、ゆっくりペースでプレイする事を個人的にはお勧めします。
ストーリーは勇者エッゾが旅で出会う仲間達と共に、お姫様に囚われている魔王を解放する為の旅をする、ただそれだけのシンプルなものです。
本作はストーリーを楽しむと言うよりは、エッゾやその仲間達、戦うボス敵との会話のやり取りを楽しむ作品だと思います。
ギャグ自体は正直大人しめで、とうふ様の「ドリル魔王」みたいな爆笑を誘うようなイメージのものではありません。
ただ、キャラのやり取りがどうにもカワイイ面白おかしい感じであり、思わずクスッと笑いが込み上げて来る、そんな不思議な魅力があります。
戦闘はランダムエンカウント方式の、フロントビューのバトルイベントになります。
攻撃、スキル、防御、アイテムと言ったコマンドで戦うシンプルなバトルシステムなので、誰でもすんなりと操作に馴染む事が出来るかと思います。
但し、序盤は戦闘の難易度が非常に厳しく、雑魚敵にすら苦戦させられてしまう程なのですが、
後半になると打って変わって、膨大な経験値やお金が1回の雑魚戦で手に入り、あるマップに来てからはそれ以降、簡単にレベルが上がってチート状態になってしまいます。
あっと言う間にレベル99になり、億万長者、これは賛否両道あるかと思います(因みに、毎回の戦闘でレベルがどんどん上がるのが爽快だと思ってしまった私w)。
マップに関して言えば、兎に角、広くて作り込まれていますね。
みすとさんが一つ一つのマップを一生懸命、丁寧に作っている事が良く伝わって来ます。
但し、ここは残念なのですが、序盤ではほぼ毎回雑魚戦で毒状態にされてしまうステージがあり、しかも終始エンカウント率が高めな事も相まって、
最初に言っておくと短気な人にはイライラしてしまう可能性があり、終わりが簡単には見えて来ない為、最後までプレイするには向かないかと思います。
ある程度根気強くて、広くて落ち着いた心を持っている方であれば、ゆっくりと楽しみながら最後まで進める事が出来るかと思います。
時々ですが、謎解きの要素も絡んで来ます。
分かる人にとっては簡単に分かるものばかりだと思いますが、案外難しいものであるとも思えます。
特に私は計算をする為の道具の名前が謎解きの答えになっている問題に苦戦しました。
難しくて攻略出来ないっ!と言う方は、ネット上で調べてみたり、家族や友達、恋人に相談してみるのも良いかも知れません。
みすとさんのゲーム攻略・感想掲示板の過去ログを参考にするのも良いかと思います。
下記、簡単な感想を列挙致します。
・お姫様が魔王に囚われると言う有り勝ちなパターンを一気に覆すその発想は素晴らしいと思いました。リル姫様に付き従う魔王ルキの情けなさに乾杯っ!
・勇者なのに全くやる気が感じられないエッゾ。仕方なくと言う理由で旅をしていると言う感じがして、しかも仲間達からも一番ネタにされると言う、とても勇者としての威厳の感じられない所が面白いですね。
・仲間のミクル、ルーグ、エーザスも何と言うか、面白半分で適当に旅をしていると言う感じ。エッゾも含めて攻撃魔法の属性がバラバラなのが良いですね。
・お決まりですがどこにでも現れるトルネコのような万屋のオッサン。会話も何もありませんでしたが、全部同一人物なのでしょうか。
・最後の最後に明かされるアイドランス王を殺害した犯人の正体。そうか、そう言う事だったのかっ……!やっぱりあの後、あの人は捕まったのかな?
レビューアーとしての視点で結構厳しい意見を書かせて頂きましたが、個人的には余りないタイプのシュールなギャグに見惚れてしまいました。
戦闘バランスは改善の余地があるかも知れませんが、あれだけ多くのステージを作るのはとても大変だったと思います。
とても楽しい一時をどうも有難う御座いました。
長~くダラダラしたRPGがやりたかったので遊ばせていただきました。
ギャグというか…終始楽屋ネタですね。
仕掛けや謎かけが、とにかくヒントが少ないので製作者様の
攻略掲示板を参考にしないとなかなか難しいかもしれないです。
前半はそれでもそこそこ楽しめましたが、
後半は製作者様も疲れてきたのでしょうか。
バランスやフィールドがやっつけ感満載です。
あっという間のLv99とお金MAXに、
フィールドが変わる度にコロコロと装備の買い替え。
そうかと思えば宝箱の中に半端に装備品があったり。
早々にLvを上げたら後はもうひたすら「逃げる」で進まないと
クリアする気力がとても保てませんでした。
ストーリーの方はというと、
目的自体は一貫しているもののテーマが曖昧というか。
ギャグを使うために並べた感が。
思えばラストの伏線消化もギャグだったんですかね?
なんせ一本道なもので、どんどん先に進んでしまうんです。
村人を困らせている魔物をやっつけても、
村に戻らず進んでしまうので達成感がまるでないんです。
長々やるという意味ではそこそこ楽しめました。
でもギャグというならせめてオチは欲しかったですね。
黒幕は姫様・・・なのか? 中編RPGって感じですな。
作者コメント欄ではギャグものという事らしいですが、なんか笑えるのは冒頭のオープニング位で、それ以降は驚く程に展開があっさりすぎな上にギャグ演出がまともに存在せず、笑わせる気配すらありませんでした。
じゃあストーリー面ではどうなのかというと、これも何が伝えたいのか全くもって意味不明で、話を楽しむ内容でも無い、と。
そもそも、イベント自体があってないようなものの連続であり、この流れがエンディングまでずっ~と続くわけで、一体どこをどう面白がればいいのか理解に苦しみます。
強いていえばその脱力加減が味だともいえなくもないですが、どうもキャラのやり取り以前に、作者のやる気のなさが大いに目に付いた次第です、はい。
そして、戦闘、ダンジョン関係が無駄に多く、究極のぐだぐだ感を醸し出していて、先に進めば進むほど、精神的なだるさが蓄積されるという困った自体に陥るのは必至かと。
序~前半あたりは、全体的に敵がやけに強く、なかなか先に進めない罠が待ち構え、中~後半位になってくると敵を倒した時の報酬が桁違いに上がり、一気にこちら側がチート化してしまうという極端な戦闘バランスであります。
高すぎるエンカウント率、早い段階でレベル、所持金をMAXにしても全くラストにたどり着く気配すら見えない引き伸ばしっぷり・・・もうこれはRPGとかじゃなくて、ただの無意味な作業強要としか思えませんね。
一応、どこでもセーブ、頻繁な回復ポイントの設置、一本道で迷う事がほとんどないMAP構造であるのが良心ではありますが、もしこれすらも無かったらと思うと恐ろしい限りであります。
どうもここの作者は「長くプレイできる」と「長くプレイさせる」の意味合いを履き違えて製作されているのではないでしょうか? (もちろん本作は後者の方)
例えボリューム的には短編でも、それ以上の面白さ、有意義さを提供してくれるゲームはふりーむ内に多く存在します・・・水増しさせてでも長けりゃいいってもんじゃないですよ、はい。
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