ver1.00時点での感想です
・総評
一時間ほどで終わる短編ゲームですが、サムネイル画像から連想されるようなゲーム内容と考えてのプレイは控えられたほうがよいと思います。
システム的には最終盤でやや難度の高いアクションがありますが、慣れれば突破できる程度の難度であると考えます。
なお、筆者の感想文においては、素材サイトの素材部分については基本的に評価の判断材料としておりません。
・ストーリー
まず、極めて重要なことであると判断しましたので、『重度のネタバレ』であることを承知の上で記載しますが
このゲームはおそらく意図的にあらすじやサムネイル画像にミスリードを多分に混ぜています。
一応、前半部分においてはところどころ不穏な表現があるものの、概ねあらすじの上三行のような内容と評してもよいとは思いますが
後半からのストーリーはあらすじの後半二行の注意書きから察する事のできるような内容です。
よって、遊ばれる予定の方はその点には強く注意なされたほうがよいかと考えます。
また、紹介文にある残酷表現の他にも、人によっては不快になる表現や演出も比較的多く見られます。
全体としては、宣伝手法やストーリー展開、登場人物全体の性格や演出も含めてかなり人を選ぶゲームです。
ただ、好みによるごく個人的な感想としては、演出やストーリー展開は見るべきところもあると思いましたが
このような宣伝手法自体はあまり感心はできないというのが正直なところです。
蔵の中はキケンがいっぱい!? という商業ゲームを少し思い出しました。
なお、紹介文には記載がありませんが、このゲームは一つのエピソードとしては完結しているものの
単体では全体のストーリーが完結しておらず、残されたままの伏線が数多くある続編前提のゲームです。
これから遊ばれる方は、その点に留意の上でのプレイをお勧めいたします。
・システム
基本的には戦闘のないアドベンチャーゲームですが、要所で鬼ごっこやかくれんぼ、追跡などがあります。
特に、鬼ごっことかくれんぼは慣れるまでは高難度です。
ただし、これらはどちらかのみのプレイでよいものなので、ストーリーを進めることだけが目的ならば
慣れても制限時間いっぱい集中し続けなければならない鬼ごっこよりも
慣れれば多少息を抜く余裕も出てくるかくれんぼの方をお勧めいたします。
また、条件を満たせばおまけでさらに難度の高い鬼ごっことかくれんぼに挑戦できるため
通常の鬼ごっことかくれんぼに物足りなさを感じる方も満足できるかと思います。
個人的には、冒頭のキー入力による移動要素はあまり意味がないのではないかと思いました。
・グラフィック
概ねサムネイル画像のとおりのものですが、ストーリーと同様にゲーム後半を中心にあらすじに記載の通りの残酷表現や
軽度の脅かし表現があることには注意が必要と思います。
以上です。
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