おかしさと苦悩を描いた温かい勇者もの
ステレオタイプ勇者に懐疑的な勇者物が得意なブラック・ウルフさんの短編。今作は黒い要素の影は感じつつも、基本的にはホームコメディ寄り。細やかに変わる優しい町の人や両親の台詞が良い。無口主人公ながら苦悩が伝わって来る描写と、デスルーラのおかしみを上手い事書いていてクスッと来たり温かくなったり一緒に悩んだり出来る感じのお話。
同作者の勇者は旅立たないと近くて遠いところにある作品。ヒロインが可愛い。
幼馴染さん健気だぁ…
前作では何やかやあった勇者ニルスさんですが、今作では別の場所(?)にいる勇者ニルスさんがお題です。お名前一緒みたいですが気のせいです。こちらのニルスさんは順風満帆に勇者修行をこなしつつ、師匠のお墨付きも貰い、イザ旅立ちの日が来ます。盛大に見送られ意気揚々と最初の戦闘を迎えます。
※以下ネタバレを含む可能性があります
試合でも実力を発揮できなかったりすることはままあります。そしてこんな物騒な世界の実戦ともなると、きっと並々ならないプレッシャーに苛まれるでしょう。大抵の作品ではこういうのを一切描かれない、描かれてもすぐに克服しますが、今作のニルスさんはなかなか重症です。色んな人に助けを乞うのがやはり良いですね。村人優しいですねぇ。ボケてる老人もなかなか良い味を出していていい感じでした。
前作ではニルスさん以外戦力が無いに等しかったようですが、今作では師匠さんがいてくれるので安心して旅立てるのが嬉しかったですね。次作以降も楽しみです
愛に満ちている
使命感や覚悟なんていきなり手に入るものではなく
勇者としてスタートを切るまでの物語
勇者は旅立たないの別バージョンといった趣
あっちより前向きで少年誌っぽいです
基本的に同じマップで同じことを繰り返すだけですが
毎回周りの人間がかけてくれる言葉が嬉しいです
特にごはんをお食べと言ってくれる母親
良い作品です
面白いです
20分もあれば、クリア出来る短編なので、
ちょっとしたひまつぶしにピッタリです。
ストーリーは、良い感じです。
勇者という運命を背負わされた者独特の悩みというテーマですね。
普通のRPGでは、勇者はいとも簡単に旅立ちますが、
それまでの道のりを想像させてくれるストーリーに仕上がってます。
ほぼ一本道なので、途中で詰まることはありませんでした。
ストーリー展開に、ちょっとハラハラさせられましたが、
ほのぼのエンドだったので、安心しました。
失敗こそが勝利の源
すべての勇者が順風満帆に旅立てるとは限らないのです! 超短編RPGって感じですな。
#{1773}同様、勇者が町から旅立つまでの経緯を示した話ですが、あちらとはまた別の方向性で話が展開する一作といったところでしょうか。
いざという時に実力を発揮できずにいる勇者の苦悩と成長を、ちょっとコミカルチックに、そして感動的に描いた内容であり、他のRPGではまず語られないような一面を垣間見れるかと。
どんな窮地でも、少しずつ進展していけばなんとかなるのさ!的なエンディングはさわやかでいいよね。
ゲームとしては、出来試合戦闘と軽い会話だけなので、あくまでイベントを楽しむものと割り切った方が無難だと思われます。
前作はネガティブ路線でしたが、今回は若干ポジティブ傾向な雰囲気なので、二作あわせて違いを見比べてみるのも一興かとど。
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