感想
ネタバレ含む
『す、好きです……!!』
『キ、キミのことが……!』
『ボクはキミのことが好きなんだ!』
朱里ちゃん
ちゃんと好きって伝えるのかっこよかった
修二くんの
『い、いきなりそんなこと言われても困る!』
って言うのも当たり前で
朱里ちゃんもちゃんとわかって
『え!?そ、そっか……』
『確かにそうだよね、ゴメンネ』
って言うけど
それでもめげずに
『あの、じゃあまず、トモダチになってくれないかな?』
『じゃ、じゃあさ〜、お話しようよ』
って頑張っててすごいと思った
自分のことを押し付けても受け取ってもらえないのは当たり前で
それでも止められないのが『好き』なんだろうな
さ迷い続けた朱里ちゃんの気持ちはあふれてる
『さっきから言ってるだろ? キミが好きなんだってばー!』
言葉に出来ても伝わらないのも
きっとそうなんだよなって思った
受け取る側も全部まともに受け取ってたら
嘘だった時につらい
全部受け取ってたら壊れちゃう
『ボクは修二くんになら食べられてもいいって本気で思っているよ❤』
人間ではなく、魚として食事として食べられてしまってもきっと幸せなんだろうな
好きってやっぱちょっとおかしな状態なのかも
金魚の話で
『金魚の小さな死体が、水の中に浮いていた、その光景を覚えている。』
昔いた金魚を重ねて私も思い出していた
悲しかった
朱里ちゃんの強いアピールに修二くんは
『ここまでストレートに誰かに好かれることって、今までなかったから気持ちは嬉しいけど……』
『でも俺は、彼女のことが好きなんだ』
と伝えた
つらいなあ
断られればショックだし、断るのもきっと勇気がいる
けど
朱里ちゃんもちゃんと修二くんに気持ちを届けたからもらった答えであり
修二くんもちゃんと好きの気持ちを受け止めて
その上でちゃんと断っていた
だからすごく大事なことだと思ったし
気持ちに向き合う優しさの形だったとも思った
朱里ちゃんには
人間になる選択肢が閉ざされたから残酷なんだけど
追い込まれた朱里ちゃんは生きる為の選択肢をとろうとする
修二くんにしたら唐突な行動なはずで
ふざけるなとか言ってしまってもおかしくないのに
修二くんは
『朱里……?』
と声をかける
こんな状況なのに名前呼んでくれるなんて修二くんが優しかった
朱里ちゃんのいない場所でだけど
『また会えたら今度こそ、お前の事教えてくれよ。』
『なんで俺を殺そうとしたのかとか、』
『なんで俺を好きだったのかとか、』
朱里ちゃんがいたこと
肯定してくれてありがとう
そう思った
???は
『声は出るようにしておくから、それでお前の気持ちを伝えな』
『期限は一日』
と言う
4歳のときから中学生?くらいだと10年くらいさ迷ってたのかな
好きって伝えたいって思い続けて
1日だけでも伝えられるチャンスがもらえて
人間になれてどんなに嬉しかっただろう
声があるって
やっぱりどうこうならずとも
ちゃんと伝えたいな
『葛藤はあった』
という
それでも
朱里ちゃんのまっすぐな思いに今日は泣いた
よかったです
個人的にこういう切ないけど美しい話かなり好きなので楽しくプレイさせて頂きました。
プレイ時間は長くはないですがプレイした後色々思い出して、15分以上に感じます。。。
Bgmも良かったし、綺麗な作品だと思います。
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