ひめさま~
既に述べられている通り、確かにタイトルで宣言されていると、全く気にならなくなります。というよりもイライラさせるのがストレートな表現でしたので、むしろいい人みたいな感覚に陥ってしまいます。
注意深く観察するとクリアまでするりともっていけて、戦闘も、謎解き(?)も、マップも、キャラも、能力も、程よいボリュームでした!
恐るべき傑作
人間って不思議ですね。「これはプレイヤーをイライラさせるためのゲームです」と宣言されると、ちょっとぐらいのことではイライラすることなくプレイすることが出来ます。
ゲームをプレイしてイライラするというのは、目的を達成するための手段がシンプルでない(無駄な作業が多い、回数がべらぼうに多い等)とか、理不尽な要素を突っ込むことで無理矢理難度を上昇させているだとか、そういった「プレイヤーが望まないこと」をさせられるからなんですよね。
本作はイライラさせるためのゲームであり、プレイする人はイライラすることを望んでいるわけです。だからイライラしない。
イライラさせるためのゲームなのに、それゆえにプレイヤーはイライラしない。ああ、なんという矛盾を抱えた罪深きゲームなのだろうか…と、私は思うわけです。
ゲームのギミックもよく出来ていますが、何よりも感服したのはそのストーリー?です。超短編でありセリフは2行しかないものの、しっかりとオチをつけるセンスには脱帽です。極限まで洗練された2行があれば、物語を十分に表現できるものなんだなぁ…と。
裏口入学
(ネタバレあり)
プレイヤーを悩ませる要素にあふれた、傑作ゲームですね。
正面切って敵に立ち向かうだけでは決してクリアできないということを、痛感しました。
3体目のモンスターには絶対に勝てないので、「裏口入学」の手を使うしかないですね。
クリアーした時は非常にスッキリとした雰囲気に包まれました。
柔軟な考え方をすることを要求される、良質なパズル型ゲームだと思います。
本ゲームは「習作」ということですが、一作目からこの難易度ですので、二作目にはどれほど難しい作品が来るのか、今から非常に楽しみです。
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