人間って不思議ですね。「これはプレイヤーをイライラさせるためのゲームです」と宣言されると、ちょっとぐらいのことではイライラすることなくプレイすることが出来ます。
ゲームをプレイしてイライラするというのは、目的を達成するための手段がシンプルでない(無駄な作業が多い、回数がべらぼうに多い等)とか、理不尽な要素を突っ込むことで無理矢理難度を上昇させているだとか、そういった「プレイヤーが望まないこと」をさせられるからなんですよね。
本作はイライラさせるためのゲームであり、プレイする人はイライラすることを望んでいるわけです。だからイライラしない。
イライラさせるためのゲームなのに、それゆえにプレイヤーはイライラしない。ああ、なんという矛盾を抱えた罪深きゲームなのだろうか…と、私は思うわけです。
ゲームのギミックもよく出来ていますが、何よりも感服したのはそのストーリー?です。超短編でありセリフは2行しかないものの、しっかりとオチをつけるセンスには脱帽です。極限まで洗練された2行があれば、物語を十分に表現できるものなんだなぁ…と。
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No.51335 - 2020-02-19 02:09:22
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