難しいけど想像する楽しみがある。
貴方の真実を見つけて下さい。
この一言に尽きるでしょう、かくいう自分も終わらない迷宮へと迷い込んだのかもしれません。
ホラーゲームではないし、考察ゲーム…?
ホラーゲームではないですし選択肢が3か所あるだけなので実況には向いてません。個人で考察をしながら楽しむ分にはありだと思います。選択を変えても続く文章が変わらないので面白みがだいぶ欠ける作品であると感じました。
考察前提と思われるゲーム。
(※ネタバレを含みます)
最初は好みの雰囲気のキャラクターがいる、という程度の感覚でDLさせて頂いたのですが、非常に楽しませて頂きました。
ゲームとしては、分岐こそあるものの、全体的には短めでサクッと遊べる長さ。しかしその短い内容に無理なく収まる設定(クローズドサークルとループ)で、しかし、ボリューム不足も感じない絶妙な密度で遊ぶことが出来ました(どちらかと言えば『読む』、か?)
このゲームに於いて絶妙であると感じられたのは、『225回ものループ』をヒロインであるイヴが重ねてきているという点であり、この点に注目出来るか否かが、このノベルゲームを面白いと感じられるか否かの分水嶺の様に感じられました。
物語は短く、プレイヤーがキャラクター達の内面を覗く為の情報も限られている。しかし、彼女は確かに225回、この悪夢の様な空間を彷徨い続けている。その重みに目を向けた時、この物語の奥行が開けるのかな、と。
トーマに思いを寄せるイヴ。『神様の様な存在』と自称するトーマにトーマを消されてしまい、復讐を誓うイヴ。しかし、その『神様の様な存在』と自称するトーマは、途中から記憶を失う様になってしまう。記憶を失いながらもイヴを支えたトーマと接し、自身を奮い立たせたイヴ。……その複雑な心の様相は、『トーマの心象世界(?)』というクローズドサークルでありながら、『イヴの迷宮』というタイトルであるのかなと感じられました(勿論、この解釈は間違っているのかも知れませんが、タイトルと内容の差異に焦点を向けるべき要素があると考え、浅はかさを自覚しつつ、簡易的な考察を記載致しました)
BAD ENDである『目的』では、『この世界がイヴのものになった』という旨の台詞を見ることが出来ます。そして、GOOD ENDに到達してしまいますが、最後の選択肢で『友達のままでいよう』を選択することで、トーマが『イヴを殺すと、イヴがこの世界の神様になってしまう』という旨の発言をします。
この発言をイヴを聞いており、BAD ENDの題が『目的』である点を考えると、『イヴの目的は、記憶を失って世界のルールを理解していないトーマに自身を殺させることで、イヴ自身がこの世界の神様になり、神様でないトーマが消されてしまったことの復讐を果たす』という点が見えてきますが、この辺りの心境や、そもそも『どうして神様が移り変わるのか』などはまだ考察出来ておりません……というのは一プレイヤーとしての話であり、そういった謎が全て明確には語られない点から、基本的に考察を掘り下げていくことで深みの増すゲームであると感じられました。
内容とは別で、イラストの可愛らしさが、ホラー的な部分の怖さをマイルドにしており、全体的に取っ付き易かったと感じられました。エンディングも最終的にはハッピーエンドを迎えられ、タイトル画面の狂気的な反転(怖かったです……)からは想像出来ないほど後味良く終わることが出来、素敵な時間を楽しむことが出来ました。
イラストはいいが…な作品
イラストやBGM良いが、肝心の作品の中身が弱い印象を受けた。
2時間で記憶が消える。前の失敗した世界での二人が襲ってくる。これらの設定がトーマの精神世界であるというのはまだよい、ただトーマが記憶を取り戻すのも、それをちはるに伝えるにしても展開が急すぎます。起承結で終わってしまっている。
長編小説向けの設定を無理やりに短編に落とし込んだのでしょうが、落とし込めていない。
序盤でちはるが殺してほしいというのも、まったくの無意味であるというのも残念でした。
ただイラストは良かったです。
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