1時間40分でクリア。
何も考えずにガンガン進めばいいだけなので簡単だった。
エンカウント率は高め。全体攻撃を使いながら時短するのが吉。
話の流れはちょっと雑だったかも。
フラスコビーを巡るこの世界の謎が分かるとき、関係性は激動し、最後に残ったのはおねショタだった。
Ver1.00
クリア時間 2時間30分
クリアレベル マイナ16 それ以外15
人間と魔法の使える精霊の世界にて
人間が魔法を使えるようにするため作った
人工の精霊「フラスコビー」が世界にはびこっていた。
そんな「フラスコビー」に自分の村が滅ぼされた少年ルキは
「フラスコビー」を憎む23歳の女性マイナと出会って
各四季の国を旅するおねショタ要素のある中編RPG。
システムとシナリオの連携が取れているのが
本作の特徴で
精霊と契約することで魔法が使えるようになり
フラスコビーと簡易契約を結ぶことで
初歩的な魔法であれば使えるようになるという設定どおりに
本作のシステムはシナリオ中で契約する精霊によって使える魔法が変わり、
本作のザコ敵のフラスコビーを倒すことで
ドロップアイテムとしてフラスコビーを入手でき
装備画面で簡易契約の項目で装備することで
そのフラスコビーの使っていた魔法を一部使用できるようになる。
ルキは物語の進行に応じて、使える魔法が増えていくシステムなのだが
なぜ彼は精霊と契約することなく魔法が使えるようになっていくのかは
シナリオ上において重要な謎の1つになっている。
ゲームバランス的にはルキが回復魔法を覚える最初のボス戦までは
回復手段が回復アイテム頼りになるため、序盤が少し準備が必要になるが
それ以降は特に弱点をつかずとも全体攻撃をしていれば
苦労せず進めるので、難易度は低め。
本作のシナリオ構造として前半と後半で大きく性格が異なる。
前半はマイナとルキが各四季の国を旅しながら
ルキが暮らせる場所を探し
後半は各国の精霊の王たちの旧世代と、新世代を担う者たちの
シリアスな対立を描いており、
ゲームとしても前半は全世界を旅するRPG的な要素は強いのに対し
後半はひたすら物語の展開を追って読み進めていくADVやNOVに
近い要素が強くなる。
前半では先述したルキが魔法を使えるのか、
最初に出てきた巨大なフラスコビーの正体はなにか、
ルカを連れ去ろうとするユリウスたちの目的はなにか
なぜ精霊の王たちはフラスコビーの存在を認めたか
といった謎がいくつも提示され、
その謎が後半になって明かされていく。
設定がきっちりと練られ、それが徐々に分かるようになっている
非常にロジカルなシナリオで、
人工精霊フラスコビーをめぐるこの世界の謎を解き明かされ
その途中で問題が生じるという
剣と魔法が出てくるゲームであるが
テーマ的にはSFに近い印象もある。
本作は23歳のマイナと10歳のルキのおねショタ要素が特徴だ。
ほっぺた攻撃したり「僕の顔に何かついてます?」
「今日も可愛い顔がついてるよ」とか
お化けの出るダンジョンでお互いにくっつきあったりで
微笑ましくもあり、おっぱいに顔をうずめてるスチルがあったりで
正に思春期の男の子を可愛がるお姉さん的な関係性が
中盤くらいまで度々描写される。
ただ本作で描写される人間関係は結構変動が激しくて
最序盤から自分たちが助かるためにルキを犠牲にしようとした村人達が出てきて
そんな中で出会ったのがマイナであったし
後半では旅の途中までは協力してくれた人が立場の都合上、敵に回り、
敵っぽかった人が味方になったり
分かり合える仲間がいたと思えば死んでしまったり
希望が残らない。保身や利害で動く人間や精霊たちを見ていると
たしかに関係性というのはそのくらい不安定なものかもしれない。
そんな中でもマイナだけは途中少し迷いが生じた部分があれども
最後までルキに向き合った。
だからこそ、本作は最初から最後まで一貫して
自分の居場所のないショタのルキに対して
優しく手を差し伸べてくれるお姉さんのマイナがいるという構図であって
当人にとっては絶望の中にあった希望のおねショタなのだと思う。
「この世界は素晴らしいもので満ち溢れている」とは冒頭の文言ではあるが
この二人の行く末を見る限りではお互い以上には素晴らしいものはなかったように
思えてきて、だからこそ世界を無理に変えることはやめて
日常に帰って行ったようにも思う。
本作のおねショタは希望であり日常であり居場所であり
いろんなものの象徴であるように思える。
人間と精霊とフラスコビーの関係性が分かってくるにつれて
キャラの関係も激動する一作。
世界の謎を探求するSF的な要素が好きな人や
激動の中でも、最後までつきあってくれるお姉さんを
求める人向け。
かわいい絵でハードな展開
ネタバレあり
戦士のお姉さんと魔法使いの少年の難易度低めのRPG。
少し暗い話もあるものの、2人でまったり過ごす話でした。
おねショタ要素も少しありました。
ところが後半きな臭くなります。
世界がどうとか大変なことになっていて
怒涛のシリアス展開、もうおねショタ言ってる余裕はありません。
結末もグッドとは言いづらい終わり方をしました。
鬱ゲー・・・かもしれない・・・
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