実況をさせていただきました。
難解な部分もありましたが、腑に落ちた時のスッキリ感が良かったです!
以下はネタバレを含みますのでご注意ください。
タイトル画面に惹かれて始めました。
絵には詳しくないので、「エッシャー」の意味が分からず始めて、友人のはずのウィリーに振り回されたと思ったら、今度は正反対の性格のウィンキーに振り回される。
この二人がウィリアムの友人と思っていたのに、ラストの結果に気が付くまでに時間がかかりました。
エッシャーは錯視の作品を沢山残したとネットで調べました。
途中で不思議の国のアリスの言葉を応用するあたり、ウィリアムは不思議の国のアリスが好きだったのかな?と邪推します。
エドワードと初めて会ったシーンでも「チェシャ猫のような笑みを浮かべている」とコメントしていました。
誰でも心の中に二面性というか、本能と理性のようなものを抱えていると感じました。
ウィリアムの場合は、子供のころの体験も大きいのかな、とも思いましたが。
キャラクターには顔が描かれておらず、シンプルながら洗練されたドットの世界で
情報量は決して多くはないにも関わらずそのほぼ全てに強い意味が隠されているような、
表現の質の高いゲームでした。
両者相反することを言っているけれど、どちらも真理というか…
極端な主張なので「そこまでじゃないだろう」と思うこともありながら、
でも共感できることも多く、なんともやるせなさを感じます。
これは画家など創作する者だけでなく、全ての人に通ずるものですから
誰がプレイしても心に来るものがあるのではと思います。
彼のその矛盾に強く人間らしさを感じました。
自身の認めたくない感情を”妖精”だの”悪魔”だの言うところだとか。
何だかこちらも色々な感情が渦巻いてしまい言語化するのが難しいのですが、
とにかく心に訴えかけるものがある作品でした。
余談ですが、BGMがクラシックなので好きな曲がいくつも掛かってちょっと嬉しかったです。
その場面場面に合う曲調なので違和感もなく、程よくテンションを上げながらもゲームに浸ることが出来ました。
追記:エドワードって過去作品【回】のエドワードさんのことだったのですね!!はわわわわわ!!
サイトのギャラリーを拝見し、記憶が甦りエドワードさんのところだけ再プレイしてきました。
「旧友」って書かれたメモがありますね!(歓喜)
◯話が進むにつれて登場人物が「そういうことだったのか・・」と発覚するのが面白かったです。
・ちょっとした疑問(まとはずれな考察)
なぜ「エッシャーの家」というタイトルなのだろう・・?(批判ではないです)
オマージュが「アッシャー家の崩壊」?
登場人物の真実が「マウリッツ・コルネリス・エッシャー」のだまし(絵)的な意味合いで
プレイヤーサイドへの「騙し・錯覚」という意味も含まれているのでしょうか・・?
・キャラクターの職業は画家でしたが、さまざまな作り手の方達の心に響くものがある作品だと思いました。
ありがとうございました。
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