※ネタバレ要素を含みます。
Ver.1.25でプレイ。
不穏なタイトルに黒を基調とした世界観が印象的な謎解きゲームで
力の入ったOPを始めとして意味深なメッセージと演出が彩るシナリオが楽しめました。
ゲームは一つの部屋を章に見立てた構成で、部屋ごとに設定された謎解きやイベントを経て
失われた記憶に迫っていく展開ですが、言い回しが独特かつ難解で本編だけでは
全てを理解するのは難しいので特定エンド後に行けるおまけ部屋での解説は必読と言えるでしょう。
謎解きは脱出アドベンチャー系のゲームに慣れている人なら解法を察しやすい物が多いですが
そうでない人には最初からかなりハードルが高いかもしれないので必要に応じて
添付されている攻略テキストに頼るのも手でしょう。
自力でエンドコンプを目指す人はセーブの分割と気になった事は記憶orメモしておく癖をつけると
効率的に攻略していけると思います。
ストーリーは直接的な過激演出こそ少ないもののかなり尖った設定と凄惨な光景を想像させる
展開で、共感を得にくい要素も多々ありますがそんな世界観の中で主人公達の歪みつつも
純粋な思いが描かれていて、解説と合わせて興味深かったです。
色々な意味で多少人を選びそうな気はしますが、作者の強い思い入れと拘りが感じられる作品でした。
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No.42657 - 2018-07-21 11:43:12
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