外形はロマンシングサガをあざといくらい真似た作品になっています。
サガフロンティアのような連携があったり、魔界塔士のような武器の使用回数制限があったりもして、サガシリーズに対する愛をとても感じる作品といえるでしょう。
が、このゲームはロマサガでもなければサガフロでもなく、まして魔界塔士サガでもありません。
ロマサガシリーズはフリーシナリオであると同時に、あらゆるものをプレーヤーに任せました。どこでもセーブできる反面時折「詰み」状態に陥ることもありましたし、すべての戦闘を避けることも、逆に初期村でラスボスを倒せるくらいまで育成することも可能でした。
本作ではその自由度がありません。ひたすら戦闘を強制させられます。
細い路地で執拗にプレーヤーに迫ってくるモンスターシンボルは事実上避けることが不可能で、戦闘勝利回数ではなく戦闘数で敵が強くなっていく仕様上、逃走を選ぶこともできません。
かつ、バトルが軽快なものかといえばそんなこともなく、状態異常、全体攻撃のオンパレードです。ロマサガシリーズを踏襲したからか、全体回復の手段がかなり限られているため、ストレスは最高潮に達します。
フリーシナリオの核となるクエストの仕様に関しても、結局各ボスが強すぎるので強制ではないとしつつもクエストをこなさないことには何も始まりません。クエスト以外にすることがないのです。
また、ロマサガ・サガフロシリーズに共通する”やたらとカッコいい技”も本作では見られませんでした。
私が本作で感じたのは、作者の巨大なサガシリーズに対する愛だけです。
正直、ゲームとしては面白くありませんでした。
とても楽しく、懐かしく、思いを巡らせながらプレイしています。
ゲームの本旨はキャッチフレーズの通り。
いわゆる「サガ」シリーズをプレイしていたのが学生~中学生、
そんな世代があの時の面白さを味わえるゲームに感じました。
見た目は豪華絢爛ではありません。
正直、20台前半位までの若い方には合わないかもしれません。
しかし自分にとっては「これくらいで良い」「これがやりたかった」
というのが素直な感想です。
ストーリーやドット絵の粗さが見えるところもありますが、
これはこれで味があると思っています。こんな所も昔と同じです。
また、BGMはあの時の曲と相違なく耳に入ってきます。
(ここまで良く出来ていると、かえって心配なくらいです)
システム面はそんなに複雑ではないと思います。
ロマサガ3辺りを楽しめていたなら違和感なく遊べるでしょう。
「スタイル」「任意発動の連携技」は「+α」の機能として認識
して頂ければ良いのではないでしょうか。
少し勿体ないなと思ったのは、パーティのサブメンバーです。
中々出番がありません。ここをどう扱うかは遊び方次第でしょう。
今後の大規模更新は無いと、公式サイトで銘打たれております。
少し残念ではありますが、これほどのゲームに割かれた労力を思うと
止む無しと思わざるをえません。
作者様方、素晴らしいゲームをどうもありがとうございました。
かなりネタバレ含みます。
自分はSagaというゲームは初めてやりましたが、戦闘するたびに少しずつ能力が増えたり技を閃いたりと、少しずつキャラが成長していくのを実感できることがとても面白いと思いました。
キャラのドット絵も可愛らしいし、音楽もとても良かったです。
敢えて悪いところを挙げるのならシナリオとゲームバランスでしょうか。シナリオについて少し例を挙げるのなら、例えば最初の詩人のくだり、初対面の人間のアドバイスをすんなり受け入れて世界を巡ることを決めるとか、どうなのこれ?と感じました。
また、途中から主人公が急にクヴェルという言葉を使い始めて、なんか悪い石のことを指す言葉なんだろうなーとざっくり理解していたら、今度はシナリオの報酬でクヴェル武器みたいなのを入手出来て、それを普通に仲間に装着出来る点とか、これ仲間に装備して大丈夫なの!?みたいに思いながらシナリオ進めていました。
あと、魔族四公について。ユリウスに憑いていた魔族の登場シーンで、キャラのセリフから魔族をはめるという作戦は結構な数の部下にまで伝わっているような状況なのに、当の本人は戦場で敵に剣を突き付けられるまで気がつけないとか。魔族ぇ…。
ゲームバランスについては、主人公たちの成長に合わせてモブ敵はどんどん強くなっていくみたいなのに、ボスキャラの強さはあまり変わらない?のか、難易度変更してもとにかく弱すぎて、メインシナリオの終盤の方以外はモブ敵をちょっとだけ強くしたような味気ないボス戦がほとんどでした。
魔族四公についても。自分は初戦にアマルハウトと戦ったんですが、もう弱すぎて、連帯攻撃を3回くらいしただけで倒せるような感じだったので正直かなりがっかりしました。かと思ったら他の四公は全然そんなことないし、もうアマルハウトよわっ…っていうのが印象に残りすぎて、最後の方まで引きずりました。
最後に魔術について。水の回復魔法以外は使い物にならないのがほとんどでした。攻撃系魔法はデフォルトのダメージが低すぎて、敢えて魔術で戦う意味あるの?と感じました。おそらくタイプ相性みたいなものもあるんでしょうが、タイプ相性も敵のタイプもよく分からないのでダメージが安定しない、補助魔法についても敵に全然当たらないので使うくらいならその分攻撃してダメージを与えた方がましと感じました。
とまあ少し苦情書きましたが、…ラスボスのBGMは最高でした。
終わりよければ全てよし。細かい所を目つぶれば良いゲームだったと思います。
ネタバレを含むレビューになっております、ご注意を
Ver.1.01でダウンロードし、魔族四公(1回目)をすべて倒したところで、ふりーむでゲームの更新しようと見ると作者様がバランス調整されると見て、一旦プレイ停止、そのあと一月とちょっと期間が空けてVer1.2をダウンロードし再プレイ、今先ほどゲームクリアしました。プレイ時間は32時間。リセット&ロードも含め約35時間くらいは遊んだと思います。
Ver1.2から宝箱が街中、ダンジョンの中に増えていましたね。パラメータ強化の○○の素があってちょっぴり嬉しかったですかね。
商業作品のサガシリーズはSa・Ga以外はすべて一通りプレイ・クリアしていますが、難易度的にはそれより易しいですかね体感的に、まあ慣れているのもあるからかもしれませんが。本家と違い雑魚戦で苦戦することは無いです。
サガシリーズに慣れていないプレイヤーの方たちの救済措置だったのかな、Ver.1.2からイージーモード(易しい)とハードモード(難しい)が追加、イージーは個人体感的に敵のステータス0.8~0.9倍くらい? 逆にハードは1.1~1.2倍くらいですかね。正直ものすごく変わった感じはしなかったです。難易度変更のデメリットは無く、いつでも変更できる?ようなのでサガシリーズ初心者のプレイヤーの方はイージーが推奨かもしれません。
それとイスガンダリアの港にティーチャーという敵がいるので中盤以降はそれと戦って能力を上げて技を閃くのが一番良いのかもしれません。(何度でも戦うことができ、強くなく、必ずパーティーメンバーの能力が二つ三つ上がるからです。)
ストーリーはいくらか小さな分岐があるみたいですね。時間切れで味方になるキャラが死亡したりしました。
メインシナリオは王道ではあると思います、要所要所では盛り上がりました。
ただ四公が二国を実質支配している状態で世界情勢の膠着が長く(20~10年くらい?)続いているというのはちょっと疑問に思いましたかね。そのうち一人は魔族四公の思うがまま操られていたというのに。
裏切った5人目の魔族も一体何故裏切ったのかわからなかった?(自分がやっていないだけで、もしかしたら何らかのイベントがあったのかもしれませんが)のも若干モヤモヤしました。あくまで個人的な感想です。
戦闘面ですが、本家と同じく戦闘で詰む場合があるのでセーブを保険のために二つ三つ四つ分けておいたほうがいいでしょうね。
戦闘バランスはとにかく全体攻撃をしてくるボスが多くこちら側に全体回復アイテム・魔法が無いので(Ver.1.2で増えた?)、パーティーメンバー全員に属性耐性をつけて回復に二人、攻撃に三人で連携攻撃し続ける役割にしましたね自分は。
名作サガシリーズの名前を冠するリスペクト作品なので他のレビューにサガ熟練者プレイヤーからの辛口評価が多いみたいですが、フリーゲームとしては十分な出来の作品だと感じられました。
個人的に サガとは何か? 自分でも疑問を感じ、考えさせられたゲームであったとも思います。
バージョンアップが続き、より洗練されるなら評価はおそらく上がるでしょう。
作者様、楽しませていただきありがとうございました。
始められる主人公が増える?のであればもう一度最初からプレイをしてみたいですかね。バージョンアップを楽しみにしております。
長文失礼しました。
はじめにクローンゲームのサイトで知ってプレーしましたので個人的にはクローンゲームだと思ってプレーしていることをご了承ください。
まずサガシリーズずっとやってるような濃い層はUターン推奨
多分イライラと求めるものが違いすぎると思われます。
逆にロマサガは見たことあるけどクリアしたことはないような層は受け入れやすいと思います。
主人公が1人しか選べないのにストーリーは敵がアホ過ぎて最後は爆発落ちかよってレベルで残念でした。NPCもシナリオに進捗に応じて変化が有る部分と無い部分があり統一感もなくヒドいものです。色々開発の途中で頓挫したので仕方ないのかもしれませんが。また戦闘は閃きイイネ!それだけです。その他の戦闘に関してはバランスが悪く大味でした。音楽はロマサガぽく仕上がっていて個人的には◎でした。また敵キャラも氷の女王などの一部ボスはフリゲでは滅多にみれないクオリティだなーと感心しました。
とにかく色々な部分を中途半端なまま無理矢理完成させた作品だと思います。
ドット絵が綺麗だったり、戦闘がサガですが・・・そのノリでやるとちょっと痛い目にあいます。
軽いネタバレも含め
・ストーリーベースはロマサガ1です。
・ひらめきシステム有り。
・連携システム有り。
・仲間も技もシリーズのそれを彷彿とさせてくれます。
・なにをするきさまらー など
が、サガが何故人を選ぶか?の最大の特徴である事を忘れてます。
フリーシナリオだからです。
ドラクエ、FFの様に次はどこの街に行けばいいなどは明確に描写されますが、
サガは自由度を最大限に高めています。故に、いきなり最強クラスのダンジョンまで行く事も。
しかし、本作ではそういった事をストーリーイベントで出来なくなっており見たくも無いイベントを
それなりに通らなくてはなりません。ヒントキャラが出て、「○○へ行け」などいわれても、
地方が出ても街やダンジョンの表記が無いので文字通り近くの拠点まで自力で踏破させられます。
もう一つは、サブイベントが多すぎて「どこの誰に何をしろ」といわれても
それってどこにいたっけ?
そんなことマジでやるのか?
と、なります。
序盤の大草原を全部マッピングするのは苦痛でした。1時間走った・・・。
戦闘だと連携がポイント制になっており、全員が素で切りかかってボスまで温存が定石になります。
そんなこんなで荒削りすぎる形でリリースされてますが、色々変わっているようなので
今後のバージョンアップに期待しています。期待して無いと30時間もプレイしません。
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