「NEW GAME」を選択すると同時に鳴り響く銃声、急き立てられるようなテンポの速いBGM、「血で血を洗う」の言葉に偽りなく血を流し返り血を浴びながら夜の街を駆け抜ける、ハードボイルドなRPGでした。
1プレイにかかる時間は数分~数十分でしたが、最終的にクリアまでにかかった時間はおそらく5~6時間ほどでした。
ゲームを初めてまず、主人公の置かれている状況に驚きました。主人公のドロシーはゲーム開始時点ですでにひどい出血状態にあるため、何をするにも「BP(血液量)」が失われていき、HPだけでなくBPが0になってもゲームオーバーとなってしまいます。BPは戦闘時はもちろん、歩いているときも話を聞いているときも、あらゆる行動にともなって失われていくので、BPの残量に気を配りながら動かなければなりません。
一歩ごとに失われていく血、敵は強敵揃い、死と隣り合わせというスリルと緊張感。無策に歩き回っていては何もできずに倒れるだけ、プレイを重ねて少しずつ情報を集め、敵を倒す順番を吟味し、アイテムや装備を取捨選択する。すべての要素がワンマップに集約されていることもあり、パズル的な楽しさが味わえました。
プレイ中は何度も途方に暮れ、「いやこれは無理では…」と弱気になったり、「これでいいのか…?」とこれまでの道のりを疑ったりすることもありました。ですが、クリアまでのルートにはかなり幅があり、たった一つの正解を探し当てなければならない、というほど厳しいわけではないので、諦めずに色々試していけば道はひらけると思います。とはいってもセーブは大切なので忘れずに、そして当然のようにセーブするにもBPが要る…。
このように書くと難しい印象を受けると思いますし、実際難しかったですが、そのぶん、試行錯誤の末に強敵を倒せたときの喜びはひとしおでした。少しずつ明らかになるパーガトリ・シティやヘイトフル・ナインの姿にも引き込まれました。
血を流しながらも復讐を遂げるために戦うドロシーの姿が印象的でした。素敵なゲームをありがとうございました。
また、クリア後にはクリアタイムがタイトル画面に表示されるようになっているので、タイムアタックにも挑戦してみましたが、とても楽しかったです。
疾走感のあるBGMに彩られる、退廃的な一夜の復讐劇にすっかり魅せられてしまいました。
一画面に収まる街の中で敵を倒していく作品と聞き及び、最初はごく小規模なゲームなのかと思いましたが、蓋を開けてみれば次から次へと押し寄せる強敵の嵐に圧倒され、それでもどうにかクリアーしてみせようと躍起になってしまいました。
結果、正月休みの内に無事クリアー。今年は年始から楽しいゲームに出会えて良かったです。
正規のED到達まではじっくりとメモをとりながら進めて、のべ8時間くらいだったでしょうか。
流石に2分クリアは出来なさそうですが、クリアータイムはもっと縮められそうな気がします。
ステータス/アイテム制限はとても厳しいものですが、多少の遊びは有るので唯一つの最適解にたどり着かずともクリアーの達成は出来るようになっているのが幸いでした。
主人公ドロシーを始めとする「パーガトリ・シティ」の住人たちの内心や人となりは、明確に多くが語られることはありませんでしたが、最低限の事情を察することが出来る程度の情報は提示されます。
そのためリプレイ性の高いゲーム性も相まって、彼らの感情について様々に想いを馳せながらのプレイを楽しめました。
節約とプランニングが好きで、時間の余裕も有る方には実にオススメのゲームです。
Ver.1.02で真エンド到達。
ワンマップの短編RPGで、MSX(古い)時代のゲームを彷彿とさせる控えめな色数ながら
独特なセンスで構築された世界観やゲーム性が特徴です。
ストーリーはギャング団に息子を殺され復讐するという王道ハードボイルドな設定で
敵意と悪意に翻弄される人々の悲劇として興味深く楽しめました。
ゲームは前作と同じくリソース管理型のRPGで、敵を倒す順番も重要な為に前作以上に
頭を悩ます難易度バランスになっていて、単に敵を倒していくだけでは真のエンディングに
辿り着けない様になっているので真エンド到達まで想像以上の試行錯誤の積み重ねが必要になります。
それでも何とかクリアまで辿り着くことが出来ましたが、総プレイ時間が5時間弱と
かなり苦労しながらのゴールになりました(汗)
自分の実力では非常に時間がかかってしまいましたが、けしてゲームバランスが悪いという訳ではなく
ランダムを廃し、あらゆる情報を活用する緻密な戦略性が堪能できる完成度の高い作品になっているので
RPG好きな人や一見煩雑な見た目で敬遠している人にも是非プレイしてみてほしいですね。
※ネタバレを含みます
クリアしました。
腐れ犯罪者共を皆殺しにするゲームです。
いかに限りあるリソースをやりくりするか&装備やスキルを使うかが肝要です。
ここらへんは、前作である「いばらのうみ」と同じような感覚です。
パズルゲー的な感じですが、こういう手順を踏まないと絶対詰むようなガチガチな厳しさはないです。
前作と同じく、難しすぎず、簡単すぎずといった憎いバランスとなってます。
最後の最後でひっかけてくる所があるのも前作譲りと言えるでしょう。
すごく楽になる要素には罠があるっつうことです。イヤラシイ
大変面白かったです。
※ネタバレを含みます
死に覚えゲーかと思い苦戦していたら、普通にヒント屋さんがいました。
お金、アイテム、技を、効率よく使わないとあっという間に死にます。
ヒントをもらいつつ、ちょっと頭をひねって戦闘を行うのが、
慣れてくるとかなり楽しいです。
マップは見るからに楽しそうだし、イラストに味があるのも素敵。
世界観とストーリーがちょっと陰鬱で切ない。
そもそも初っ端から血を流し続けているドロシーが痛々しく、切ない。
おもしろいでう。
※(真のラスボスにたどり着くにはどうすれば、、、?というところで止まっています、、、
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