パズルだけでなくアクションも要求されるゲーム
ネタバレを含みます
向きを変える事で侵入可能になるオブジェクトの存在(メイン画像の黄色い像や鉢植え、街頭等)や、
どこが歩けてどの向きだと歩けないのかなど、一度気付けば簡単だけれどそれに気付くまでが大変でした。
マップを徘徊する敵がいて、定期的に自分と敵のターンが入れ替わる事で攻防のやり取りを行うのですが、
その割に逃げ回れるほどの歩行スペースの余裕が無いのでひたすらストレスを感じました。
同じところに固まっている事も多いので、戻される→その場所へ進む→まだいるので戻される、だとか
プレイヤーターンなのに侵入不可能な位置に敵がいて手出し出来なかったりする事も。
いっその事このシステム自体を撤廃してパズルのみに専念させた方が良かったのでは無いでしょうか。
システムとステージを熟知した製作者と、それらを0から理解するプレイヤーとで難易度が違うのはよくある事ですが
パズル自体はここから行けるかな?だとかこれでいいのか!みたいな面白みがあったので、それだけにアクションの仕様が残念でした。
何故かボスに一回攻撃を成功させたらマップの左下の階段が出るところのやや上に×印が出たり(実際は中央にいる)、
攻撃可能箇所が2箇所あるのに結局上側の方からしか当てられなかったり(時間で位置が変わる?)
マップを見ているのに敵に接触されて戻されたり、戻された直後に誰もいないのに敵に触れた判定が発生していたり、
2000のアクション作品にはよくある事ですが特に5面周りは謎な挙動が多かったです。
いつかはクリアできるはず(ただしやり続けられれば)
Ver.1.00でプレイ。
エッシャーのだまし絵をモチーフにした空間操作系
パズルアクションで、画面を回転させることで
使える足場が変化し多次元的にマップを攻略していく
アイデアはとても面白いと思います。
ですが、ゲームとしては高い空間認識能力が必要となり
いやらしい敵の存在もあって非常にハードルが高いと感じます。
壁や床以外にも移動可能なものがあるために現在のマップの向きで
どこが移動可能かを判断するのに苦労する上にマップによっては
敵に追われて考える暇も与えてくれないので難しいというより
やりたい事があるのにそれが出来ないことが精神的にかなり辛く
自分の適性が低かったというのはありますが、最初のボスがいる面で
マップの確認もままならなかった事が決定打になり心が折れました。
自分には荷が重かったですが、作品の完成度自体は悪くない
とは思うのでパズルが得意な人や根気のある人にお勧めします。
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