思ったほどホラー色は強くなかった作品。

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1週目と2週目で話の展開が変わります。
正直1週目の「怪奇現象に巻き込まれホラー」の方が面白かったです。

2週目は登場人物たちのバックグラウンドをスポット当てた話になります。
後輩のショッキングな設定自体は面白いんですが、先輩との会話のやりとりにリアリティがないというか「こんな分かりづらい不自然な会話しないよな...」と感じて話が頭に入ってこなかったです。
また大学生の主人公の設定も、設定自体は理解できるんですがやはり会話のやりとりが全然頭に入ってこなくてストーリーを最後まで理解することができませんでした。ふわっとは理解できるんですけどね。
頭にもやがかかるというか。霞のような会話がずっと続きます。

あの家、そして起きた惨劇は過去のことのはずなのに、最後で「現在の事件」として発生しているのも「？？」でした。
自分の読解力がないだけかもしれません。

写真を使った演出は良かったです。

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写真を使った画面演出が面白かったです。

ストーリーは、2週目からが特に好きです。後輩の秘密を知ってからは、いろいろとイメージが変わりました。

他の方のレビューにもありますが、人間ドラマが描写されていたところにはまりました。

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ネタバレありの感想です。

作中の音はタバコをつける音などのＳＥだけだけど、内面描写の伝わりやすい細やかに描かれた文章が最後まで読ませてくれます。
シナリオはまあ分類的にはホラーなんですが、どちらかというと男三人の人間ドラマといった感じ。
個人的に記者の先輩と後輩の関係がすごくよかったです。
一週目のやたら喫茶店でケーキ頼んでたり、回想入ったりするシーンでああ……ってなってからの二週目はとてもうれしかった。
記者さんはいい先輩だと思う。

ちょっと抽象的なところもあるんでシナリオは全部理解できたか怪しいんですが、ぼんやり伝わってくるテーマはホラーとは正反対な部分もあり、読み味はそんなに悪くないと思うんで、しっかりした文章のノベルがやりたい人にオススメ出来る作品だと思います。

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白い小人のときからこの作者さんのファンなのですが、相変わらずのキャッチーさです。
開始数行でほの暗くそれでいてとても清廉とした世界観の沼に引き込まれ、一気に読み終えていました。
プレイ時間はゆっくり読んで２時間とちょっとくらい。

序盤から中盤にかけては王道のジャパニーズホラーです。
不気味な雰囲気と日常との切り替えがなんとも絶妙で、ただそこにある逃げられない恐怖が色濃く感じられたように思います。
シナリオ２ではシナリオ１での意味深なシーンの謎が解明されていきます。タイムリープものとはちょっと違うけどシナリオ１とは別ルートのお話しって感じだと思います。

自分にも誰にもどうにもできないこころの隙間とどう向き合うか、どう処理するかという哲学的なところもあり、驚かせ要素や猟奇演出がメインのホラーとは一風変わった恐怖を見せてくれる作品です。

先にレビュー投稿されてる方も書かれていますが、ぜひともプレイしていただきたい作品です。わたしもこのゲームが大好きです！

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すごい！とてもジャパニーズホラーです！
選択肢無しの一本道ノベルですが、
文章のレベルがとても高くて、雰囲気もすごく出ていて、最高でした！
とっても日本のホラーな不気味な空気が出ていて素晴らしかった！

一周目は嫌な終わりを迎えるまさに不気味なジャパニーズホラーそのものなのですが、
二周目は、なんとドラマチックなストーリー！
登場人物達の名前と設定が明かされ、一周目でどうしてこうなったのか開かされます。
自分の過去と向き合ったり許したりと本当に胸が熱くなるお話でした！

プレイ時間は２時間くらい？もうちょいかかったかも
読み応えたっぷりなのでぜひとも遊んでもらいたいです！
私はこの作品が大好きです！オススメです！

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