前半はテンポ良く後半がだれる展開
20時間でクリアしました。
ストーリーは秘密結社との戦いまでが面白かったです。
後半は次々の急展開と新キャラが登場しすぎてだれました。
それでも主人公の考え方が好きだったので無事クリアしました。
後ゲームバランスは序盤~中盤まで良かったのですが
終盤になると敵の方のHPと攻撃力高く味方の3桁の能力値
と釣り合わなくなってました。特にラスボス周辺は鬼畜でした。
グラフィックとピクチャーが丁寧に描かれていて良かったです。
面白いけど・・・終盤の展開がちょっと残念
戦闘関連で言いたい事はもうほとんど他のレビューで出つくしています。
強敵との戦いなのですから、敵が弱すぎても確かにアレ?ってなりそうですが、あまり強すぎると諦めてプレイを止める人が続出する上、ゲーム内でも(戦闘で)こちらがボロボロになりながらやっと倒した敵に対して、イベントの時に主人公がお前程度余裕だぜ的な台詞を吐く事が多いので違和感が凄まじかったです・・・
メインストーリーは確かに面白いです。
少年漫画の熱いバトルものが好きな人にはかなりオススメな内容。
主人公が命を狙われる展開、というのは王道ですが物語にスリルと緊迫感が生まれて良いですね。
キャラクターも魅力的で、口調なども含めキャラごとの個性の作り方がとても上手いと思いました。
そして演出。特に序盤の引き込み方は本当に上手いと思います。
こういう展開にしたらプレイヤーは話の続きが気になる(ならざるをえない)ってのをよく理解して作っていると思いました。
フリーゲームはお金を払っていない分、最初面白くないと簡単に即ポイ出来るので、序盤の引き込みは特に重要ですね。
しかし、伏線の畳み方は下手。ここだけは本当にどうにかならなかったのか・・・本当に残念です。
風呂敷を広げるだけ広げ、もう広げきっただろと思ったら更に広げまくり、全体の4分の3ぐらいまで来てから急速に畳み始め、しかも(ペースが早すぎて)全部は畳みきれていない、という印象です。
もし少し話を引き伸ばしてでも細部まで丁寧に描写して欲しかったです。
特に終盤にもなって突然敵の幹部格が16人も新規追加されてしまい、プレイヤー的には焦りと同時にこれは大半が捨てキャラになるのではと嫌な予感がしたのですが・・・これが見事に的中してしまい残念でした。
半分以上が名前を覚える暇すら無く、出てくるなり即退場してしまわれて(汗)、これ本当に16人も必要だったのか?と疑問です。
しかもそれまでの敵はどれも強くて印象的だったのに対し、こいつら大半が弱くて今更何しに来たの?みたいな感じで・・・最後の4人だけは別格でしたが(ここまできて詰んだかと;)
ただ前述通り演出や見せ方がかなり上手く、その頃は話の勢いもかなりあるのでプレイ中は全然気にならないのは流石ですね。
でも後で考え直すと「結局あれは何だったんだ・・・?」という疑問点がいくつも浮かんできます。
伏線は物語の流れの中で自然に回収出来る程度に組み込むべきであり、突然の独り語りみたいなのは風呂敷が大きすぎて畳みきれていない(自然には話に組み込みきれなかった)証拠だと思います。
説明されずに終わった謎はもっての他で、もし続編で明かすよーというのなら、それは単に都合良いだけのズルイ手法だと(自分としては)思います。
ただ、全体的に初めて作ったゲームにしては驚くべき完成度で、作者さんの物語・キャラ作りに対するセンスの高さは十分に感じられました。
以下微ネタバレ有りで。
ラスボスがちょい残念。ポッと出では無いにしろ明らかに背景描写が不足。
シュトリも疑問に感じていたけど、「ずっと演じていた」のか「途中ですり替わった」のかが明確に説明されないので分かりにくくて「そんなの有りかよ!」って思ってしまいました。
面白くて気に入っていたキャラでもあったので、あんな風になって単純に残念だったのもありますが(苦笑)
あとは帝国関連の事柄が全体的に分かりにくい。詳しい歴史は本買って自分で読んでねじゃなくて、10年前の回想や説明は本編にきちんとした形で入れた方が流れが分かりやすかったかと。
しかもタイミング逃すと手に入りませんしね、あの本・・・
やっぱり、全体的に終盤の展開が(登場人物の大幅増に加え)ごちゃごちゃしていて分かりにくいのが残念です。
ストーリーは大変面白いです。ただ戦闘バランスに難有り。
(夢現の方へ投稿しようとしたのですが上手く出来なかった(っぽい)ので、こちらに投稿します。)
・ストーリー
非常に面白いです。先が気になる熱い展開が多く、最後まで一気にプレイさせる魅力があります。イベントの演出も上手いです。
2章までは完璧です。ただ、本当に最終章が残念でなりません。面白く、引き込む魅力は十分にあるのですが、いかんせん色々な謎を放置しすぎです。
話の熱さを維持するために、連戦連戦と畳み掛けているのかもしれませんが、戦いばかりで背景・状況説明がついていっていない印象を受けました。
ネタバレになるので詳しく全部上げる事は避けますが、特に最大のカタルシスであった世界の謎を、最後にマ○○○ス一人の短い独白で終わりにしたのは非常に残念でした。しかもこの人結局なんだったのかよく分かりません(汗)
また、EDで次回作への伏線をばら撒き過ぎなのも個人的にはマイナスポイントでした。
次回作自体は非常に楽しみで歓迎しますし、完成されたら是非プレイさせて頂きたいのですが、この作品はこの作品で綺麗に完結して欲しかったので、あんな終わり方をされると何とも消化不良で微妙な感じです。
(特に「彼」の消息・・・好きだったのであんなぼかし方をせずに入れて欲しかった。まさか本当にそのまま終わるとは思いませんでした。展開次第では泣けたかもしれないのに・・・)
あとストーリーとは関係なのですが・・・あの人の女装だけは個人的にどうにかならなかったのかと思いました。
ギャグ路線だったら良いのですが、話は超シリアス一直線なのに何か一人だけ浮いている感じがしてどうにも気になりました。
(しかも誰もあまり突っ込まないし。ラスボスまで・・・あんな格好で来られたら普通怒るかと思いますが・・・)
ストレス溜まってたのかなぁ・・・???とか思ってしまいました。
・グラフィック
1枚絵・顔グラ共々上手いと思います。ただ、違う人が書いていると思うので出来れば絵柄を統一して欲しかった。たまにキャラが別人に見えたりも・・・
あと何でこの場面には一枚絵あるのにこの場面には無いの?って思う事もたまにありました。
基本、メインキャラには登場時に一枚絵が挟まれるのですが・・・レアとかディーヴァとかのかなり活躍するキャラの登場時に何故か無かったのが不思議。
・サウンド
素晴らしいと思います。オリジナルは勿論、フリー素材に関しても使いどころが上手い。
主題歌・EDがボーカル入りなのに評価が集まっているようですが、個人的には戦闘のBGMが素晴らしかったです(後半通常戦闘曲、5鬼将戦etc)
熱いストーリーと合わせて戦闘がメチャクチャ盛り上がりました。ただ、戦闘自体に関しては・・・(システムに後述)
・システム
戦闘の難易度は高いというよりは調整不足で理不尽と感じます。正直、ストーリーが気にならないと途中で投げ出すレベルです^^;
雑魚戦は基本通常攻撃の連打で倒せるにも関わらず、ボス戦になるとめちゃくちゃ難易度が跳ね上がります。
攻撃力が高いのは当然、加えてこちらの
攻撃力半減、防御力半減、即死、吹き飛ばし(復帰不可)、武器破壊(本当に破壊する訳じゃないです。装備外すだけ。)とか、メチャクチャやってくるボスが多数います。
しかもボス戦前のイベントが長いっ!スキップ不可なので全滅の度にまた同じイベントを繰り返し繰り返し見させられることになります。
特に後半は連戦続きでダンジョン→ボス戦の繰り返しになります。中にはボス戦で数十回全滅することもあり、かなりストレスが溜まります。
多分、敵が強い設定だから実際の戦闘でも強くしないとと思ってやっているのでしょうが、これは明らかにやり過ぎだと思いました。
問題の一つは攻撃順が分かれば戦略も立てやすくなるのに、それが分からない事です。
内部処理等の詳しい事は分からないので体感ですが、基本は敏捷(素早さ)順に動くのでしょうが、行動(どんな技を使うか等)次第では予想の順番が狂うことも多いです。
しかも敏捷を下げてくる敵もおり、それをされるとこちらはもう訳が分からなくなります。
特に後半のボス戦は一手間違うと一気に戦線崩壊して全滅する事もザラですので、これはかなり命取りになります。もう何度ポーションの無駄打ちを経験したでしょうか・・・
敵がどんな行動を取るか等、運が悪ければ、いかにそれまで最善をつくしていても全滅します。本当です。勝てるかはかなり運次第です。
そしてもう一つ問題なのが、回復アイテムが限られている事です(とくにMP)最終盤までいくと全部店売りされる・・・と軽く考えていた時期が自分にもありました(;´Д`)
最終ダンジョンでは大量のHP・MP回復アイテムが手に入りますが、場面をよく考えて使うようにしないと、下手するとここまできて詰みます(あれらは基本限定品で、他では手に入りません)
かといって出し惜しみなんぞしていると終盤のボス戦にはまず勝てません。
回復役キャラもいるにはいるのですが、そんなものでは全く間に合わないほど敵の攻撃が激しく、また回復にも当然MPを消費する為、ポーション類は毎ターン湯水のように消費します。
また基本、ボス戦前にはセーブポイントがあり、そこは親切なのですが、たまに途中の宝箱から敵が出てくることがあります。
これは完全に意地悪なトラップです。しかも逃げられません!
大体その時点では倒せないような強い敵が出てきますし、不意打ちなので体力回復などの準備もしていないと思いますので、開けたらまず全滅確定です。
空ける前に見分ける方法もありませんので、実際に開けて全滅してから再度やり直す時にはそれは開けないように注意しましょう。
開けなければ再戦は回避できますが、前のセーブが結構前だとめちゃくちゃ凹みます。ボス等の強敵を倒した後には必ず!セーブしましょう。
自分は何度もこれにひっかかって、しばらくの間宝箱を開けるのが怖くなりました・・・
・オリジナリティ
基本ツクールデフォです。
オート戦闘有りは便利ですが、戦闘内容を「全力戦闘」ではなく「全員通常攻撃」にしてくれれば雑魚戦で非常に役立ったと思います。
雑魚戦でMP大量消費して全力で戦闘する機会はありませんし、ボス戦では行動を自分で調整しないと勝てませんので。
またいつでもどこでも戦える闘技場とかのアイディアは良いと思うのですが、いかんせん戦闘の出来が↑なのであまりやり込む気にはなれません・・・
裏ダンジョンもあるのですが戦っても経験値もお金も手に入らないので(SPは手に入る)う~ん・・・と言った感じです。
第一ポーションの入手手段が限られている以上、下手にこんな所で消費するわけにいきませんし・・・
キャラはとても好きなので、せめてなにかおまけイベントみたいなのが充実してたらそれでも絶対やり込みました。
・総評(おもしろさ)
最初に書きましたが、ストーリーはとても面白いです。少しでも先が気になりだしたら最後まで一気にやってしまう魅力が十分にあります。
最初主人公が悪者で荒んでいる感じなのですが、仲間に支えられて成長していきます。
(それが残念だったという意見もあるようで、途中自分も少しそう思っていたのですが、最後までやるとこれで良かったと思いました)
あとは戦闘のバランスの調整と、伏線を回収して謎を残さないようにして欲しかったなぁと思います。
色々書きましたが、自分はこの作品に出会えて本当に良かったと思っています。キャラも全員好きです(悪役も含め)
続編大変楽しみにしています。必ずプレイします!
イケメンパラダイスな長編RPG
今回ご紹介させて頂きます作品は、柳葉竜兎様の制作された、中二病度高めの長編RPG、「闇の覇者 ~竜の傭兵団~」で御座います。
因みに、中二病度高めと言うのは私にとっては100%の褒め言葉ですので、誤解しないようにお願い致します。
本作は秘密結社エペルージュの暗黒実行部隊、簡単に言うと暗殺者達のリーダーであった主人公のヴァプラが、
新しい仲間や旅の途中で出会う多くの人達に影響され、精神的に成長する過程が描かれている感動作です。
プレイ開始直後はエペルージュのボスからの遺跡の宝を持ち帰ると言う命を受け、ヴァプラ率いる暗殺者集団の四人パーティーで進んで行きます。
この四人はエペルージュの幹部なだけあり、強力な技や高い戦闘力を兼ね備えている為、途中で立ちはだかる雑魚等はまるで相手になりません。
圧倒的な強さを以て相手を粉砕して行き、彼等がいかに強い存在であるかと言う事を、貴方は冒頭で思い知らされると思います。
彼等の行く手を阻むのは何も魔物だけではなく、王国の兵士や、その上司であるイースレイもいます。
ですが、人をいとも簡単に、それも何の躊躇いすらなく暗殺する四人、それが貴方の最初のパートナーなのです。
どうでしょう、余りこう言う奇抜で変わった設定ってないですよね。
また、キャラクター一人一人に味があり、最初の暗殺者の仲間も、彼等と決別した後に結成された傭兵団の仲間も皆、個性的且つ魅力的です。
主人公のヴァプラは悪の集団のリーダーから、やがて正義の集団のリーダーとなって行き、行動を共にする仲間の属性もガラリと変わって来るのです。
この悪が正義に変わって行くと言う、一見良くあり勝ちで、しかし、中々表現する事が難しいストーリーこそが、本作の一番の見所だと思います。
戦闘に関してですが、本作のバトルはRPGツクール2000のデフォルトの、フロントビューのバトルとなっており、
多くの方にとってお馴染みのものとなっている為、非常に受け入れられ易くなっていると思います。
しかも、最初は最強クラスの暗殺者集団が味方である為、戦闘で苦しむ事はまずないはずなので、RPG初心者でも安心です。
エンカウントは基本的には歩いていると敵が出て来るランダムエンカウントシステムですが、時々敵シンボルとぶつかる事で戦闘になるシンボルエンカウントシステムになる場合もあります。
ラストの方はこの敵シンボルの数が尋常でない位に多く、しかも、物凄い速さで主人公に迫って来るので、十分に注意をお願いします。
ランダムエンカウントのエンカウント率の感じ方は人それぞれだとは思いますが、私としては少々高めだと思う程度で、丁度良かったと言うのが本音です。
主人公達の成長のシステムに関してですが、レベル50までのレベルアップシステムの他に、戦闘で得られるポイントによるキャラ強化のシステムがあります。
キャラ自体の能力値の上昇、レベルアップ時の能力値のボーナス、戦闘終了後のHP、MP、戦闘不能の自動回復、状態異常耐性と言った便利な項目が揃っています。
但し、このポイントはこちらが敵より強くなり過ぎると全く入らなくなる上、戦闘後に何ポイントを得られたと言う記述がありませんので、出来る限り低レベルで進む事が望ましいかと思います。
特に本編の進行中に行く手を阻む強敵が現れますが、状態異常耐性がないと勝利する事が難しいかと思いますので、十分ご注意頂ければと思います。
時々宝箱の中から逃げる事が不可能な強敵が出て来る事もあり、セーブ出来る所ではきちんとセーブしておく事が重要です。
宝箱の他にゴールドメダルと言うアイテムが落ちている事がありますが、これは調べた瞬間に敵が出て来ると言う事はありません。
本作を極める為には大事なものなので、見付けたら即、入手する事をお勧めします。
マップ上の謎解きは、ラストダンジョンのものまでは、難しいとは思いませんでした。
一部の例外を除き、ボス敵との戦闘前にしっかりと回復&セーブポイントもありましたし、そう言う意味ではやっぱり、親切丁寧だと言う印象です。
終盤の雑魚敵、ボス敵は本当に強いものが多く、クリアするのはとても大変ですが、隠しダンジョンやコロシアム等、やり込み度も満載ですし、
何よりRPG好きな方、若かりし頃の気持ちを忘れない現役中二病の方々には、是非プレイして頂きたい作品です。
フリーとはとても思えないクオリティの本格派RPGと言える本作で、思う存分楽しんで頂きたく思います。
全く変な気持ちはありませんが、カッコ良い男性キャラが多くて、同じ男性として憧れてしまったりもしました(笑)。
それではっ!
うーん
絶賛されてる方もいるので人を選ぶゲームかと。
最初の戦闘を終えて森を歩いてるとなんだか飽きてしまい辞めました。
ウケる方にはウケるんでしょうが。
作品をプレイ・クリアして
ふとベクターのRPGの人気コーナーからプレイしたのですが、
長編物でとても楽しくプレイさせて頂きました。
演出もものすごい凝っていて見る人を飽きさせない感じで
ストーリーも行きつく暇もなく怒涛のように進んでいくのも
とても好感が持てました。
個人的に気になった点は
1.最初のゲーム起動時などのBGMのうち半分ほどが大きすぎて
此方が音量を下げないといけなかったこと
2.ワールドマップ・ダンジョンマップがやたらと広いのに
ワールドマップには地図機能もなく目的地探しが苦労した事
3.敵オブジェクトの移動などが早くて後半ダンジョン避け辛い
最後の方のダンジョンでは倒した後の破壊エフェクトが出る敵
がいて、そのエフェクト中も他の敵は動いているので囲まれて
超連戦(私は7連戦しました)状態になる
ダンジョンマップはあまりに広すぎて出口になりそうなのでもう一方の
分岐点まで戻ってアイテム回収という事が序盤から頻発していて正直
途中から分岐点を戻るのが大変すぎて疲れました。
シナリオ自体はとても面白く最後まで飽きることなくプレイできたので
他の作品も期待しています。
最後になりましたが面白いゲームをありがとうございました。
ん~
他の方も言われていますが状態異常がきついので
なすすべもなくなぶり殺しにあうのはちょっと・・・。
ラストになるにつれ中ボスの攻撃がほぼ範囲+状態異常の追加効果にるので
いわゆる運任せの戦闘になります。
後半の中ボスが使ってくる状態異常に対してSPで耐性をつけようと思っても
既にレベルが上がった後ではポイントが入ってこないのでそれが不可能になります。
主人公も極悪人から最後は角が取れて良い奴になっちゃうのも残念でした。
最後まで悪人であってほしかったですね。 角が取れ過ぎ。
FFやDQの温さに慣れたプレイヤーには少々厳しく
はまる人には神ゲと言えるでしょうけどかなり人を選ぶゲームです。
はなへーてーふーいーつうのーじすこー
面白かったんですが色々と衝撃的なゲームでした。
まずタイトル画面でいきなり大音量で歌が流れてきてびびりました。
しょっぱなから主人公一派が残虐きわまりない連中ばかりで
「うわーハシャいでるなーこの子ら」と思いながら眺めてたんですが
最初主人公だと思ってた人がただの脇役で、会話的にもバトル的にも
一番空気な人が実は主人公だったという事実に衝撃をうけました。
遺跡崩壊時のスーパーシェイクとエフェクト乱舞で
あやうく目をやられそうになったりもしました。
シナリオは結構展開がコロコロ転がっていって
丁寧に作られてるし、いい感じなんですがキャラがちょっとアレで、
イースレイさん最初は正義がどうとかほざいてたのに
未成年なのに酒のむわ内心仲間のこと見下してるわで
なかなかの最低人間でこれもビックリしました。腹黒こわい。
メニューまでいくのが妙にテンポ悪くてイライラしましたね。
SPというポイントを振り分けてステータスの底上げや
ステータス異常に耐性をつけられるシステムなんですけど、
そんなに意味ないような気もします。
攻撃力10や20あがってもそんなに火力アップが体感できないですし・・・
かといってステータス耐性にまわそうにも、種類が多くて
一体どれに振るのがいいのかよくわからないんですね。
装飾品との兼ね合いで悩む余地がほしかったかなーとも思います。
よくあるじゃないですか、アンチポイズンとかそういうアクセサリ。
装備の値段は良心的なんですけど、状態異常回復アイテムが
やけに高くてこれもちょっとビックリしました。
だって、序盤だと装備並みに高いんですもの。
高いだけあってボス戦では必須と言えるほど重要なのですが
途中から道具屋を携帯できなくなるので
どれを買いだめしておけば正解なのかわかんないです。
そして異空間連続バトルでの石化 麻痺 毒 混乱 暗闇
状態異常のオンパレード。それが終わったら全体に混乱魅了。
ちょっと運ゲーすぎてやってられなくなったので
ここでクリアしました。先の展開は気になってたんですけどね。
あとはガーディアンにドライバーフィールド使うと
「ブラックドラゴンに***ダメージ」って出ます。多分不具合でしょう。
なんだただの神ゲーか。
最高のゲームですな。
ザ★RPGって感じ。
ボス戦前の会話とかで
やる気が奮起してくる。
音楽も絵も神ってる。
久々に出会ったいいゲーム。
問題はシステムとゲームバランス
ストーリーはたいへん面白いです。
賛否両論あるようだけど、ここまで丁寧に話を作り込んだRPGって
私はあまり見た事が無いです。
キャラについても、ちょっと既製の定型キャラに頼りすぎているものの
なかなかいい味を出していると思います。特に主人公、ちょっと幼すぎる
イタタもあるものの、健気でひたむきな態度にはとても共感できました。
それに対して、ゲームとしてのシステムやデザインははっきり言うと
最悪の部類と思いました。
一度うっかり文章を読み落とすとその後何処へ行って何をしたらいいか
全く解らなくなる。
初期に登場する中ボスクラスが異常に強く、しかも状態変化系の攻撃で
簡単に全滅させてくる。(戦略でなく何回も再挑戦した時の運の良さ
だけでクリアする事になり、勝ててもたまたまという感じであまり嬉しくない)
セーブポイントの設定が思いつきの範囲でしかなく、セーブをとっても
意味が無い事が多すぎる。
セーブポイントの後に行けるところが強制イベントのボス戦以外に無いというのは、
つまりこれはセーブポイントではなくコンティニューポイントでしか無いと
いうこと。
直前セーブというのはどういう意味のものなのか、よく考え直していただきたいと
思います。
思うに作者さんは、ストーリー作りの経験は豊富だけどゲームに関しては
経験が少ない方なんじゃないでしょうか。
単に制作に限らず、RPGなどをあまりプレイした事がないんじゃないかと思います。
キャラを操作しないと先に進めない、ゲームという形式のコンテンツを
もっともっと実体験すれば、格段に面白い作品になるんじゃないでしょうか。