微ネタバレかもしれません注意!
正直推理ゲームというのは不適かなあと思います。
最初の方はこうじゃないかなどと予想も出来るのですが、少し進めるとオチも見えてきて、何も考えずにプレイしていればあっさり答えが渡されてしまいます。
謎解きとか無理だけどそれっぽい雰囲気のゲームがしたい!という方にはちょうどいいかと。
つまらないということはまったくなく、時間潰しにはちょうどいい塩梅でした。
ただ、同じような話または同じ話を何度か聞かなくてはいけないので(ロード周回にするにしてもルート別でそれぞれ1回ずつ)、少々飽きてしまいました。
まあ、それもそれなりに聞いておかなければトゥルーエンドの理解が難しくなってしまうのかもしれませんが……。
演出等は凝っていてとてもよかったと思います!
ありがとうございました!
短編探索アドベンチャー。エンド数は多めですが、じっくりプレイしても1時間ほどでコンプリート可能。
全体的にシンプルですっきりした内容で、上手くまとまっています。特に、細かな部分にもキチンと伏線が張られているのが好印象でした。
探索ゲームとしては舞台も狭く、難度は低い部類でしょうが、探索ゲー好き、探索ゲー慣れしてる人ほど引っかかるであろうバッドエンドもあり、気が抜けません。ゲーム自体が短いため、エンディングコンプのための周回も苦にならない。セーブデータは小分けにした方が便利ですが、するのを忘れて1からやり直したとしても、さほど気にならないレベル。
しかし、そこはボリューム不足と表裏一体。短い時間で楽しみたい人におススメ。
以下、ややネタバレ含み具体的に
・誰が犯人か、推理合戦ルートがあってほしかった! それを作ると、短編ではなくなってしまうでしょうが……。
・正直、オチは見え見えだった。伏線がちょっと親切過ぎた。
■ネタバレ感想です
タイトル通り、屋敷から脱出するのが目的で、殺人事件の犯人探しはゲームに直接絡んできません。
キャラの話を聞いて回ることで進行フラグを立てるのと、デッドエンドを回避するだけです。
主人公が二人いることで一つの事件の真相が複数の視点で見れるということもありません。
屋敷の構造の謎も、殺人事件の真相も、最終目的となる脱出手段(暗号入力が可能になるフラグ立て)には直接関係なく、
無関係なところでフラグが立つため、何だかプレイしていて終始ちぐはぐな印象を受けました。
また、ぬいぐるみのバッドエンドで、殺人事件の真相がおぼろげにわかってしまい、
その後はプレイヤーは真相がわかってるのに主人公は右往左往する状態で進めることになるのがもどかしかったです。
ただ追いかけっこ系の探索ゲームではない閉鎖空間を舞台にした殺人劇ものは
フリーソフトでもあまり見ないので、完成品をプレイできただけでもありがたいです。
暗いクローズドな雰囲気を味わうなら十分楽しめると思います
探索が難しくなく、サクサクとプレイできました。
エンド分岐もわりと分かりやすいので、自力で全エンド回収するのも可能かと思います。
事件の真相も特に分かりづらい部分は無く、しっくりきました。詳しくは言えませんが感心させられる真相もあって、楽しかったです。
私は探索がしつこいので2hほどクリアにかかってしまいましたが、恐らく平均的にはそんなにかからないと思います。
各エンディングで表示される文章も良い雰囲気でした。
あえて難点を挙げるなれば、地下でパスワードを入力しようとする時に、True Endの条件が整っていないと「主人公はパスワードが分からない」となってしまうことでしょうか。パスワードは調べたのに、入力できないのはちょっと釈然としませんでした。
とはいえ、クオリティの高い、良いゲームでした。ありがとうございました。
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