ホラーとしてみるならまぁまぁ面白かった。
ただ、ストーリーが破綻してるような気がする。
少なくとも僕の頭では理解できんし、作者さんのHPでの議論もある程度、読んだけど、それでもなんだかよく分からんね。
各人、それぞれの説を持ってるようで、誰もが納得するような明確な結論はでてないよね。
というか、結論は出そうで出ない。各人勝手に好きに解釈してくれっていうスタンスの作品だったら、それでいいんだけど、なんか作者さんの意見を見ると、答えは作品にあるって書いてるし、、、うーん、、。
結局この事件はなんだったのか結論が、気になるんだけど、何度も読み返すほど、面白くはないんだよね。一回読む分には楽しいんだけど。
というわけで、僕の中では永遠に謎になりそうです(汗
あと、少しだけ悪かった点を書いときます。
作品に叫び声がやたら多いということ「うわぁぁ」とかっていう叫び。
こういう表現って結構しらける。あと、多様されてる「うふふふ」とか「あははは」という笑い声。狂気を表現する手段としてはあんまりよくないですよ。正直あまり怖くない。たぶん作者さんが正常な方なので、狂気が、うまく表現できないんだろうけど。
いろいろ悪い点も書いたけど、この作者さん、凄く才能あると思うし、次回作もぜひともやりたいと思う。頑張ってください!
前から気になっていましたが時間が取れたのでようやくプレイできました。
一応、評価としては。
シナリオ ☆☆☆
デザイン ☆☆☆☆
音 楽 ☆☆☆☆
総合評価 佳作+
デザインはシーンに合った背景写真を使って臨場感があって良かったです。
オープニングのテロップの入れ方も面白い。
また随所に入る砂嵐も効果的。
音楽はシナリオを担当された後藤さんが作られているのにびっくりしました。
おどろおどろしい雰囲気を作る音楽はそれだけでプレイする価値はあるのではないでしょうか。
そして、問題となっているシナリオは。
正直、上手かったし面白かったと思います。
主人公に対して共感を持てたし、携帯電話の伏線の張り方も面白かったですね。
力量的にはかなり上の方だと思います。
ただ、やっぱりジャンル的なものなんでしょうが消化不良は残ります。
そして主観を死角と書く方法はひぐらしの二番煎じという印象はどうしても拭えません。
酷評を書いてしまいましたがそれでもこの作品を楽しめた事には変わりありません。フリーの中ではかなりの出来栄えだと思うので次回作も楽しみにしております。
他のプレイヤーの方が述べているように、背景と音楽の演出が素晴らしく、画面全体から漂う閉塞感がたまらず、思わず緊張しながらプレイしていました。問題になっているらしいシナリオですが、私はこれも素晴らしいレベルだと思います。伏線の貼り方、それの回収の仕方。どれも私の想像の遥か上で成されていて、ひたすら唸るばかり。そこらの推理小説よりよほど刺激的な内容でした。メモという機能が素晴らしく巧く作用していたと感じます。さらりと書かれる文章自体も素晴らしい筆力で、この作者は一体何者なのかと呆れるほどでした。とにかく素晴らしい作品でした。
大体答えが出揃ってきたので再評価します。
前回述べた通り、演出は素晴らしいレベルにあります。
そしてシナリオ面、浅田リョウの青春心理を徹底して描く姿勢は
非常に好印象です。特筆すべき、といってもいいでしょう。
ただ、一回で読者の心を掴めない、という点がかなりの痛手で。
新人賞審査員、読者、ほとんどの方が「一回」しか読まないので
一回で引き付けるインパクトがないと、後の推理に繋がっていきません。
先の大作「ひぐらしのなく頃に」鬼隠し編では、ヒロインの豹変という
手段を用いて、読者を捕らえ、上手くのちの推理に導いています。
とは言え、異色作ながら、浅田リョウの姿は切なく描かれており、
読み解いてゆく上でそのさまが明らかになってゆくのは、面白いです。
佳作。
- 1
- 2