新しくもあり懐かしくもあるホラー
20分くらいで終わるSFホラーゲーム。
禁忌に触れてしまったその結果の恐ろしさを体感するゲーム。
システム的な部分から書くと
ダンジョン探索は前か後ろに進んで
探索できるというものでシステム的に新鮮味がある。
欲を言うなら、探索画面でアイテムを使うときに
味方のHPとかが表示されたほうが使いやすいかなとも思うけど
どれだけ進んだら次のイベントが見れるかが分かる、
イベント前にはきちんと回復ポイントが準備されていると
全体的に進めやすくなってる。
前か後ろにしか進めないっていうのも
システム的な閉塞感があって、このゲームの雰囲気に合致してる!
演出面における作風は、たしかに今作にはカオスな要素はない。
同時に力強く勢いで突き進む女の子というのがこの作者の作風であり、
主人公がそんな雰囲気はありながらも、あの結末である以上
他のゲームを知ってるとかなり控えめな印象を受ける。
だけども、ゲームバランス面、主にスキルの振り方が
個性的なのはこの作者らしくもあり、安定したバランスに落ち着くのも
この作者の腕の良さである。
何が起こったか、ある程度の説明はされるものの
結末については謎が残った感があり、得体のしれない怖さが残るゲーム。
ホラーというのは解明されてしまえば怖くなくなってしまうものであり
解明されないからこその恐怖というのもまたあるなぁと
このゲームをやって感じました。
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