良いですねぇ!
最初に言っておくと、このゲーム、主人公の名前からも分かるように
サディズム的な要素を多く含んでいます。
ですので、残虐でかつ非人道的な描写が多く、そのような趣味がない方は不快感を催すかもしれません…
肝心のゲーム本編ですが、複数の独立した物語から成り立っています。
その一つ一つの物語の中で、主人公は様々な選択肢を迫られ、それによって展開が大きく変わるのですが…
これが非常に面白い。基本的にそれらの選択肢は「善と悪」簡単にいうと「良い選択肢と良くない選択肢」となっていますので、
善の道に進むのか、はたまた悪の道に進むのか…能動的な楽しみ方が出来ます。
登場人物は非常にユニークで、ウィットの効いた面白い話し方をする人が多いので、プレイヤーを飽きさせる事なく楽しませてくれます。
総評として、人間の心理や悪が蔓延る世界を上手く表現しており、他のゲームとは一線を画したなかなか深いゲームに仕上がっていると思います。
面白いので気になった方は是非。
ラブコメ悪人警告から、こちらをプレイさせていただきました。
自分としては、こちらはプレイ非推奨です。生理的に受け付けない悪辣な内容で、途中でプレイをやめました…ラブコメ悪人は好きだっただけに残念です。
まず、追いかけっこ。
地の文で「これから敵が追ってきます、逃げて下さい」とちゃんと説明して欲しかったです。訳のわからないまま、3回もプレイし直しをさせられました。
次にマップ探索。
無駄に広すぎて酔いました。色彩が鮮やかすぎて、かなりカオス。統合失調症患者が描いたような絵です。
あと、元いた位置に戻りたくても戻れないのにもイライラしました。
なんというか、あまりにも毒されて気持ち悪い。精神的に良くないゲームです。
唯一良かった点は、お嬢様2人が健気で可愛かったところかな…
悪人プレイが楽しい
スタート地点の丸木戸は、善にも悪にも染まる赤ん坊のような存在
プレイヤーの行動で、どの物語も結末が変わるシステムは
次回作があれば、また採用してもらいたいほど良かった
王道RPGの正義を貫くプレイも、犠牲の上にサクサク進む悪人プレイも楽しめる
美徳エンドを見てからの悪徳エンドは絶望感が強く感じられる
良かった点
幻想的なマップ
本の表紙。作者作なのだとしたらプロなのだろうか
美徳は手間も時間もかかるシステム。奉仕に見返りを求めてはいけない
バルの殺し方が二種類あり、拳銃の弾がない場合の大学EDが良かった
大抵の人間は善も悪も持ち合わせているので
善のみのヒロイン二人は理想ではあるが遠い存在だ
プレイヤーに一番近い感覚の持ち主がバルだと思う
面白かった!
食いしん坊と正義厨の無力な善人お嬢二人と、カオスな世界をぐるぐるするのが楽しかったです。
善人プレイを最初にしましたが、いやー善人お嬢にストレスが溜まるw
悪人ルートは話がポンポン進んでサクサクでした。でもついつい乞食ちゃんにはピザをあげちゃう…
悪人から善人までもれなくキャラが立っていて、それぞれの言い分もまた面白い。無抵抗の村みたいなところが一番RPGっぽかったかも。
それと戦闘ステータスはあるのに、一部を除いて弱いものいじめにしか使われないというのが斬新すぎる。今までにない作品。
強いて言うなら、最後まで行けない、会話できないキャラがいたのが残念…。
悪・・・
いろんな背景を歩くのが新鮮でした。かなり迷いましたので記憶力に自信ない方はメモするべきかも…。
主人公が悪すぎてひどい。それはやらないだろさすがに、ということをやってのける。いや実際選択しているのは自分なので、そうしなきゃストーリー進まないんだ…と言い訳しつつ私自身も悪に手を染めました。
やはりバッドエンドになりました。
移動がめんどくさいのが難点。最初は面白いのですが、あれここどこだっけどこに移動したらいいんだっけ?みたいになりました。マップ移動に関してはちょっとゆめにっきみたいな感じも。
なお、凄い楽しかったです(小並)
初っ端、美徳の精霊なんてのが美徳しろよ・・・などと言ってきて、なあにを綺麗ごとをーっと思ったら、主人公の名前、丸木戸くん。
これ、マルキドサドか、これ!悪徳の栄えか!(直球)
がぜん面白くなってきた。悪徳をするべきではないのかこれは。言葉に逆らって!
でも取り敢えずは善人プレイでクリア。ジャスト二時間でした。以下感想。
物語、マップ
楽しい。
うろうろ歩き回って探索し、そこから話に発展していくのは広がりを感じて良い。
雰囲気
・・・主人公クズくね?クズいね?
決して好感の持てるキャラではない。そして必然的に世界観も胸糞気味になる。つまり、悪徳。
それはもう実に悪徳で、美徳面倒くせえな・・・と何度か思わされてしまった。美徳プレイなのに。
悪い点
プレイしている間は感じないが、不満としてクリア後のおまけ部屋的何かが欲しい。
というのも行ってない場所や余ったアイテム、ストーリー分岐等が確認できず、探索の指針が得られないから。
特にアイテムはどうもただあるだけ?でイベントにも繋がってないようで、不満の本体はむしろこっち。「探索は無意味なのか感」にある。
総評
良い点と裏表ではあるのだが、とかく可能性を感じさせるゲームだった。
このネタで今の三倍も四倍も広げる事は出来ただろう。贅沢と思うが、足りない!これが三つ目を手に入れたときの感想。
テーマからしてもっと深みを出せる。もっと、悪徳を、美徳を、滲み出させて欲しい。貫かせて欲しい。追い求めさせて欲しい。
そう思わせる次第であった。
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