大変ですが面白い
豊富な実写画像を使ったADVで一見ハードルが高く見えますが
操作そのものはシンプルですぐに慣れました。
ゲームスタイルの性質上どうしても虱潰しがメイン作業になるので
クリアまでにはかなりの根気が必要になりますが
逆に言えば根気さえあればほぼ誰でもクリア可能という事でもあるので
そういう意味では難易度は比較的低めとも言えるでしょうか。
シナリオは若干強引で破天荒な展開もありますが
独特かつ軽妙な文章が面白く、徐々に判明する隠された真実等
想像以上に楽しめました。
探索は大変ですが、疲れた時は警察に行ってプ●●ュ●で癒やされながら(笑)
是非最後までプレイしてもらいたい作品ですね。
サイトの設定が面白い
良かった点
・小学生が宿題を完成させるために夜の街を奔走するシステム
・門おっさん
・影女の怖さ
神出鬼没の影女に苦しめられたが
慣れて場所さえ覚えれば影女を振り切る作業も余裕が出てくる
サイトで公開されている裏設定と神話が面白い
夜の街の冒険。雰囲気を味わう。
あることに興味をもった「ぼく」が追跡者から身を隠しつつ、道中の謎をとき、地元神社の秘密に迫るアドベンチャー。
雰囲気が怪しい箇所をクリックで探す式のADV。おまわりさんに声をかけられる代わりに、一定時間で迫ってくる追跡者から隠れる際も特定箇所をクリックする。エンディングは提出した課題の点数が謎の解明度になっているという粋な仕様。
最初は土地勘のない場所で定期的に襲ってくる追跡者から身を隠すのが大変。謎解きとフラグ立てはそこまで難しくないはず。最初の謎は謎の提示の他に、ヒントとなるある場所を調べる必要があるなど、ちょっとした情報収集は必要。
クリックADVにつきものの「どこをクリックすればいいのかわからん」状態で詰った時のストレスが問題。せめてクリック可能な場所にマウスオンするとカーソルが変わるとか、色がついたり破線が現れるなりしてくれるなりのオプションがあれば、快適に物語に没頭できたと思う。
バス亭利用フラグ前後である場所への道を開くのに、ある箇所で気付かずに相当困った。
中盤以降の謎解きのヒントも追加して欲しいかも。
夏休みの宿題をするためにぼくが一人で夜の街を駆け巡る、という状況がとてもノスタルジックでいい雰囲気を醸し出している。神社の謎を探るというテーマも風呂敷を広げすぎないが、ぼくにとっては壮大な浪漫のようでいい。
謎解きのお膳立てとして、関門があったり、ぼくが特殊な感性(能力)をもつというのも、少年の脳内ファンタジーのようで許容の範囲内。
ぼくに協力してくれる街の人々の時にはコミカルな反応もとても楽しい。
明るく清潔になり、従来の学校の怪談も消滅しつつあるという。夜の街も随分明るくなったが、それでも少年のスリルと冒険心をかきたてるだけの謎と不思議が詰っている、と思う。
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