作者様の緻密な難易度調整&攻略情報の公開のおかげで、
やっとのことでクリアできました。
作者さんはグレイブローバーの人ということで、
絶対面白い!きっと面白い!と、勇んでDLしたものの、
アクションド下手な私は青絵具のステルスイベントを越えられず、
長い事、バージョンアップごとにDLする日々を過ごしていました。
まさか力技で振り切れただなんて……orz
常にランキング上位にあることからも、
もはやレビューで多くを語る必要もないとは思いますが…
とにかく、やりごたえがありました。
物語自体は、とっぱじめのイベントが主人公の自殺で始まることから
わかるとおりやたら陰鬱で、真相や人間関係もいろいろ、
昼メロか横溝なみにドロドロしてるはずなんですが…
マップデザインや音楽が美しいせいか、全体の印象はキレイに感じます。
ホラーカテゴリの名に恥じない、スプラッタ度やや高めの、
美しくも惨いマップは必見!
各ステージの雰囲気もそれぞれに違っていて、起こるイベントも多彩。
謎解きがとても楽しかったです。
やっとクリアできてスッキリしました。
まだプレイしてない人(…なんているのかな、もはや)おすすめですよ~
作者様、面白いゲームをありがとうございました。
・シナリオ
シンプルで好きです。
王道をきれいに展開させて、まとめられているなって印象でした。
後読感(?)がすごくよかったです。
多くの登場人物に救いがあったのは本当によかった。
・謎解き
セーブポイントが多いからやり直すストレス感はあんまりなかったです。内容もあまりこういうゲーム得意ではない自分にとって
程良かったです。あれ以上難しかったり面倒だったりしたら
自力でやるの投げてたかも。
謎解きが好きって方には物足りないかもしれないですね。
・怖さ
ビクっとした場面は多々ありました。
たのむから何も出ないでくれと思ってプレイしてました。
(こんなこと思ってる時点でホラー向いてないんですが…)
苦手な自分にとっては程良かったですがそれが好きって方にはry
脅かしポイントは多かったですが、
「何でもとりあえず血を出しとけばいい」という感じで途中から飽きがきてしまいました。
「何かを傷つけてアイテムを入手→傷つけられた物が復讐で追いかけてくる」というのもワンパターンかなと思います。
ストーリーは、最近よくあるキャラ重視のホラゲで、好きな人は好きなんじゃないかな?
セリフがいちいち演技臭くてあまり好きじゃなかったです。
某キャラが、母に隠れて空き家で絵を描いているという設定も、画材や本のお金はどこから出てるんでしょうか?
現実味がなくて子供の考えたストーリーだなと思うところが結構ありました。
でも、全体的に丁寧に作ってあって、それなりに楽しめる作品だと思います。
次回作に期待します。
全エンド見れたので長々と書かせて頂きます。
恐怖心を煽るというよりは脅かし要素が強めの探索アドベンチャーですが
その脅かし方が実に巧みで、隙あらばプレイヤーを殺しにかかってきます。
かくいう私はプレイしていて何度も心臓が止まるかと思いました。
謎解き要素は難易度自体はそれほどでもないけれど
一歩間違うと即死するので、人によってはストレスに感じるかも?
自分としてはDEAD END全回収ぐらいの気持ちでプレイしていたので
度重なる即死トラップもそこまで苦にはなりませんでしたが。
しかし、まさか紹介動画にまでトラップが仕掛けられていようとは…
個人的に苦戦したポイントは、美ノ間の青い絵の具での追いかけっこと
死ノ間の真っ暗なフロアくらいでしょうか。
シナリオ方面での感想ですが、完全なハッピーエンドとは行かないまでも
ほんの少しだけ救いのある終わり方というのは余韻があって好きです。
やっぱり普段笑わない薄幸少女がたまに見せる笑顔って最高ですね!
特にED5のあの笑顔には展開も含めてゾクゾクしました。(違)
総プレイ時間は三時間強。
シナリオの長さも謎解き要素も程良いバランスに仕上がっていて、
プレイして久々にやり応えを感じたゲームでした。
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