ヴィンス君の見た目が好みすぎる……という不純な理由で始めたのですが、すごく楽しかったです!
ゲームを進めるごとに迫ってくる真相と、不穏かつ淋しげな音楽がマッチしていて、
個人的にとても印象深いゲームでした。
特にストーリーを見せる時の演出が上手くて、とにかく先が気になる気になる!
……ので、ちょっとむずかしめの謎解きや追いかけっこも頑張れました。
クリアしたのはもう2週間ほど前なのですが、まだストーリーの余韻と考察が続いています。
考えれば考えるほど、切ないだけでなく、登場人物全員の心の揺らぎが愛しいと思えるゲームでした。
〈以下、ネタバレありの感想です。全エンド回収済〉
私はかなり鈍いので、例のあの人の正体については「そういうことで……いいんだな!?」と
何周もプレイして確かめましたが(笑)、そのおかげで何度も手記を読み返すことになり、
その中で、さりげなく隠された伏線や感情に気づいて「ああ……」となったりしました。
世の中には色んな種類の苦しみが……あるね……。
ストーリーと演出の上手さはすでに触れた通りですが、中でも私が一番好きだな〜と思った演出は
BGMにちょくちょく時計?秒針?の音が入っているところです。
特に、ゲーム名を冠したOPテーマ「TABOO.」はストーリーを知った後に改めて聴くと、
切ないやら愛しいやらで、良い意味で感情が無茶苦茶になります。
時計の音とともに音楽がフェードアウトしていって「永遠に続く」感があるところも、
作品のテーマと合っていていいなあと思いました。
だからこそ、EDテーマのタイトルで泣く……。
それと、トゥルーエンド後のアフターストーリー!かゆいところに手が届く感じで嬉しかったです。
トゥルーエンド後もそうですが、タイトルに戻った時、ピリオドの存在感に心が救われました。
その他にも、ヴィンス君やティアちゃんがああなった経緯は?とか、
アルフさんとエレナさんは彼女の正体にどこまで気づいていたのか?とか、
疑問は尽きませんが、それもまたこの物語の魅力的な余韻かなと思います。
心に残る作品をありがとうございました!
とても面白かったんですが…難しくもありました。
アクション下手な私には、こまごまと入る逃げイベントが鬼門。
幼女とショタの足早すぎです~
また、エンド分岐条件が難しくて、
最初はどうしてもエンド1しか行きつけずに悩みましたが、
作者様のサイトにヒントを得て、なんとかクリアできました。
中盤~後半の意外な展開に驚きつつ、
一番心に残ったのは、ヒロイン・ティアちゃんの天然っぷり。
すごく可愛いし素直だし無邪気なんだけど……いわゆるアホの子属性。
ただ、それが主人公のヴィンスの冷静なツッコミと合わせると、
すごく微笑ましくなってしまう不思議。
トゥルーエンド後の二人のその先も見てみたいと思いました。
伏線のいくつかを、あえて回収せず、
最後に「もしかして…?」という予測(あるいは希望?)を
プレイヤーに抱かせるラストもお見事。
できればみな、幸せになってほしいと思います。
それにしてもトゥルーエンドは…幸せは幸せなんですが…
あまりにも異常な事態を、常識の範疇で無理やり解決してしまったような?
状況説明どうしたんだろうなあ……
町の皆さんはコトのあらましをどこまで知ってるのだろうか…
まあ、ティアが普通に暮らせているのだから、
もしかしたら、もともと暗黙の何かがあるのかも、ですね。
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