丁寧な作りのサイコサスペンスADV
1時間半ほどでクリアしました。
とても面白かったです。
柔らかで可愛らしい絵柄ですがハードなシーンでは苛烈な表情になるため、そのギャップで鮮烈な印象を受けました。
文章を読むことが中心のゲームですが、画面上でのぞっとする演出に力が入っていました。
基本的には分岐ごとにこまめにセーブしていればエンディングは網羅できると思います。
後半の推理パートは程よい難易度で難しくはありません。
それほど長い作品ではないので、気になってみたらプレイしてみて欲しいです。
落ち着いてゆっくり味わえるゲーム要素のある絵本、というような作品。
一言で云えばサスペンスアドベンチャーゲームです。
(ただ、自分自身普段ゲームもやらず、アドベンチャーに至ってはこの作品以外プレイしたことはありません。)
絵本と書きましたが、ゆっくりと時間をかけて(内容が長編であるわけでは無いので早送りして読み進めれば1時間以内で終えることも可能かと)イラストを見て、セリフを読み、音楽を味わい、そうして読み進め・プレイすることのできる作品です。
内容や展開としてはこれと言って突出しているものは無く一般的かと思います。
(自分のように まともに本を読んでこなかったと云う方にはとても魅了される・意外性のある内容かもしれませんが。)
ボーナスコンテンツもしっかりと有り、ゲームの設定集やミニゲーム好きの方にはプレイ後も余韻に浸ることができるかと思います。
正直に言わせていただくと、ゲームが得意な方、推理小説が大好きな方、には内容やプレイ感覚等 物足りないと感じることがあるかと思います。
逆に、普段アドベンチャーゲームをされない方、そもそもあまりゲームに触れていない・慣れていない方、暇を持て余しているけれども映画やアニメほどボリューミーな作品鑑賞するような気力が無い、そんな方には意外とお勧めできるかと思います。
*個人の感想です。
以前にもこの作品をプレイしたことがありまして、その頃と比べると一部変更されたところがあるのか数年ぶりだからかなのか新鮮でありつつ懐かしさを感じました。
柔らかな絵質と場面場面に沿った良いBGMが一番の好みです。
登場人物の描写に感慨深くなったり、共感したりとキャラクターも好きです。
これは自分の見落としかもしれませんが、ボーナスコンテンツ・ミニゲームも追加されておりとても嬉しかったです。
またいずれプレイしたい作品です(他のゲームをプレイする気もさらさらないのですが...)。
ゲーム名もシンプルですが、プレイ後にタイトルに戻るととてもしみじみして、それもまた好きなところです。
ありがとうございました。
プレイしてみたが
随所にアニメーションを採り入れるなど凝った作りだが、
途中から文字が横向きになってしまったので、
続けられなかった。
人物描写は丁寧だけど、シナリオは意外性が無く、ありきたりなのが残念
✻ ややネタバレビューです ✻
サイコサスペンスとして良くも悪くもオーソドックスなシナリオ。
登場人物の描写は丁寧で感情移入できるけど、展開に意外性が無いのが残念。
半田さゆの過去編で、彼女を明らかに犯人として描いているので、現代編では
何かどんでん返し的な展開があるのだろうと期待していましたが、結局、彼女が
犯人のままラストまで行ってしまい、ちょっと意外性が無かったのが残念。
途中の刑事の謎解きシーンも、名前などの再確認程度で、何か推理するような
要素は皆無。時間制限のある選択肢も「右か」「左か」の二択で、ただの運任せ
だったりと、もう少しプレイヤーが推理する「謎解き要素」が欲しかったですね。
でもフリーゲームとしてはクオリティの高い作品だと思います。
とても面白かったです。
ver1.07をプレイさせて頂きました。
サスペンスものが好きなのでダウンロードしました。
全エンディングを見ることができました。
演出が怖ろしほど細かい上に、モブまで手描きのシーンもあり驚きました。
効果音も音楽もシステム音もすごく合っていて心地良いほどでした。
また、章に分かれているので途中セーブし損ねていても、わざわざ始めからやり直さなくていいのが良かったです。
ストーリーもとても良く、一気に読み進めてしまいました。
登場人物達と犯人の対比も、再度プレイした際に見ていて面白かったです。
おまけも充実していて、作品が好きになった自分にとっては嬉しい内容でした。
ボーナスCGの一番上の画像すごく可愛いくてお気に入りです。
とても素晴らしい作品だと思います。ありがとうございました。
彩夜奈が好き
良かった点
・怖い場面がアニメーション
・半田さんの行動力
・犯人を追っていく警察パートが面白い
・視点が変わると半田と彩夜奈の見方が変わる
・豊富な立ち絵 半田の顔芸
二章番外編で、彩夜奈が半田のような女子にトラウマがあること以外は
両親を気遣う普通の女の子だったので親近感がわいた
二章では気を使ったのに殴られる理不尽な場面が
番外編で見方を変えれば、根暗な女子がずけずけと人の事情に踏み入ってきて
今まで溜めこんだ怒りや悲しみが爆発した場面になるギミックが面白かった
自分自身を否定して生きてきた半田も可哀想な人だけれど
他の人の人生を奪っていい理由にはならない
ケーキも作れる人間関係や服のセンスもコピーできてしまう
半田の行動力があれば何でもできたのでは
びみょう
システムと絵はいいと思う。
だが、話がありきたりだし、犯人はすぐわかるのにぐだぐだぐだぐだとエピソードと登場人物の日常会話を聞かされて飽きるし疲れる。
あと無意味なゲーム要素っていうか、刑事が調書をまとめるときのあの質問はなんでしょう?
正直めんどうくさいです。
犯人から逃げるときに「右に逃げる」「左に逃げる」っていうのも運ゲーだし、間違えるとゲームオーバーって……。
そんなことするくせに、スキップできないって最悪。
全体的にびみょうでした。物語もつまんないです。
キャラクターにとても感情移入できました
本当に楽しくプレイさせて頂きました、ありがとうございます!
主人公?半田さゆが私にそっくりでびっくりしました
自分に自信がなくて大嫌いで、昔は他の人になりたいといつも考えて
もしかして私も一歩間違っていたら…と思うと少し怖くなりました^^;
どんな人の心にも、実は狂気が潜んでいるのかもしれないと考えさせられる作品でした
わくわくしながら進められました
素敵な作品をありがとうございました!
普段は探索型アドベンチャーばかりしているので
こういった形式の推理ゲームは楽しかったです。
記憶力には自信あるし大丈夫でしょうと進めていたら
やべえ覚えてねえ……」といった部分が多々あったので
ほのかな緊張感があってとても楽しめました。
ボタンなども凝っていて細部に気を配った素敵なゲームだと感じました!
その分、さっくりと終わってしまうのがこのゲームの良い部分でもあるのですが
少し物足りなさを感じてしまいました。
もっと!もっと彼らのお話を見ていたい!という我儘心が出てしまったので
今後も素敵なゲームを期待しております……!
また完全に運の選択肢やフラグを踏みそうな選択肢を外してしまうと
お話が進まなかったりゲームオーバーでストップしてしまい、やりなおして
テンポが途切れてしまうところがあったので好き嫌いの分かれるポイントかなあ
と感じています。
(個人的にあの急かされるままに選択肢を選ぶのは臨場感があって好きなので
ゲームオーバーではなくエンディング分岐だと嬉しかったりします!)
追記:
あまりストーリー上関係ないバグ?なのですが
ゲームクリア後のキャラクターイントロダクションで
章ごとのキャラクターを閲覧できる際に
【第二章】にマウスポインタを合わせると
文字が光った状態の【第三章】と表示されてしまっているので
一応こちらでご報告させて出ださきますね!
イチオシは赤井さん
強力なのにクドくない演出にハラハラドキドキしながら、日常と紙一重の場所にある恐怖を楽しみました。
ちょっと青年漫画っぽい生き生きした絵(雰囲気はカバチタレ!に似てるなというのが第一印象)に始まる多数のグラフィックは、とにかく丁寧に完成されていてお見事の一言。スクリーンショットにもあるけれど、章選択の画面がやっぱりかっこいいです。
クリア後に解放されるおまけも充実していて、ちょっぴりお得な気分に。ストーリーだけでなく(なんだかちょっと身近にいそうな)キャラクターにも魅力が溢れる作品だったので、嬉しいおまけでした。
警察関係者の方々にも下のお名前が欲しかったかな……と、ゲームの本筋にはあまり関係ない我が儘がちょっと残ってしまったり。
未だにミニゲームがクリアできていないので、三森さんが穴だらけになっています。
※以下ネタバレ※
「何でも持っている」ように見える飯塚が大きな悩みを抱えていたことが章を割いて丁寧に描かれるのは、半田が羨望し成り替わろうとした他の犠牲者達も「本当はそんなに良い目ばっかり見ている訳じゃなかった」ということを想像させるためだったのでしょうか。
三森が半田を「大人しそうな普通の子」と評価していたのはきっと誤りではなかったのでしょう。誰にだって悩み事や不可能なことは絶対にあります(これは西久保のセリフでも言及されていましたが)。半田の悩みもどこかで歯車が狂いさえしなければ、本当なら凶行に走る以外の方法で乗り越える、あるいはやり過ごすことができたのではないのかな、と。
悩んでいる自分そのものを否定し、不可能なことを望んでしまったことが、半田の崩壊を引き起こしたのでしょうか。
無理に異なる自分を求めなくとも、切っ掛けがあれば人は良い方向に変われるのだということは、皮肉にも飯塚の姉のその後で示唆されているように思います。
悩む三森に言い放たれた「だからといって何でもしていい訳じゃない」という西久保の言葉はとても明快でいかにも彼らしいのですが、それだけで片付けられることには何か虚しさが付き纏います。
誰かがいてあげれば、少女だった半田は「半田さゆ」のまま、人生に垂れ込める雨雲を抜けて、可能も不可能もある普通の人間として大人になれていたのではないでしょうか……
※上にネタバレがあります※
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