クリア時間:二時間強
難易度:普通~やや難しい
真相想像系推理ゲームという題目通り、プレイヤーに考え想像させる安楽椅子系推理モノとして、個人的には満点に近いと思える出来栄えで非常に面白かったです。この形式のゲームは希少なので遊べたこと自体にも感謝。
クリア時間について。これはゲームシステムとも関わってくるのですが、情報が自動でストックされメニュー画面などからまとめて見返せるシステム(いわゆる探偵手帳や事件メモ的なもの)は存在しません。情報自体は入手場所から何度でも見返せるので、そこで実際にメモしつつ自分で推理内容をまとめて思考する必要があり、前述したクリア時間にはこのメモと思考まとめの時間が含まれています。また情報を得られる場所が分散しており、思考しながらそれらをいったりきたりしていたのでやや長めのクリアタイムです。
この「手書きなり写真なり打ち込みなり、自分で情報を精査し推理する」手作業が、面倒と感じるか楽しいと思えるかで好みが別れるでしょう。私は後者でした。手作業でまとめることで、推理している実感が大きく感じられて解決までずっと楽しかったんです。逆にそう思えない方にはあまり合わないかも。
難易度について。推理モノが好きでよく遊んできた人にとっての難易度は普通~やや難しい、というか多分丁度良いくらい。一件目の事件を簡単と感じた人ならクリアまで割とスムーズで、一件目が難しいと感じた方には高難度だと思われます。
続編が出ていないか探しまくったくらいには好きです。
楽しい時間をありがとうございました。
とりあえず作者様がおっしゃる通り、細部は想像で補わないといけません。進行もすっきりしてて面白かったです。
第3章に関してはたしかに情報が少ないです。とはいえ、逆にすべての問の正解を情報から得られるなら、それはよくて「ロジックパズル」、わるいとただの「ゲーム内情報でのクイズ」であり、純粋な意味での「推理」ではなくなるので、そこはアリかなと思います。ただ現実的な「推理」ではちょっと正解にはたどり着きにくいので、「推理」を求めるならそこはどうだろという疑問も少し残ります。
現実的な推理をして突破できない方に少しヒント情報記します。あと西野が東のアリバイ偽装協力する理由は考えても無駄なのでほっとくべきです。その理由はすべて終わったあと、真相の部屋で語られます。そんな理由でそんな社会的にリスキーなことするかなぁ・・・
読みたくない人用に行あけておきます
Q1、Q2:特にひねりがない答が正解です
Q3:現実離れ解答です。その立場の人が日本(?)で直接そんなテロしますかね?という人。
Q4:各キャラと話す順番フラグたてて、最後に巫女に追加される選択肢にずばり答があります。
Q5:ひねり無し。所長が身の危険を感じた事件が答え
Q6:「所長殺人事件」の真犯人に「該当する」選択肢を選ぶ
このあと2問ありますが、追加情報無しで、つまり先のQを受ける前から白骨死体が誰なのかは多くの人が見抜いてると思われます。「真犯人」は血液型からするとまぁこの人なんだろけど、情報から考えるとそんなことするかなぁ?と思うかもしれませんが、素直にそれが正解です。
↓にずばり答え。右上から↓に向かって渦巻状に読むと答えです。
コウジ二世東
南のそう代カ
とししし住ケ
ルにけか宅ル
ケいたみこ恋
カなろしの人
東いはに中の
授教学大讐復
かなり理想的な推理ゲームだと思います。
何も考えずに総当たりで挑戦すると時間がかかりすぎるので、プレイヤーが謎解きをする必要がありますが
ヒントを活用すれば1章あたり15分〜30分程度で真相に辿り着けますし、達成感もありますね。
他のノベル形式のものだと、謎解きと関係ないストーリーをだらだらと読ませられたりしますが
本作は推理に集中できるので、短時間で濃密な体験ができました。
短いテキストと、ビジュアルを駆使してプレイヤーに情報を提示する。
選択肢や、集めるべき情報は多いものの、RPG形式なのでUIがスッキリしており、かなりストレスフリー。
…このようにRPGツクールと推理ものは相性がいいですが、作品数が少ない。
類似作は「ドキッ! 女だらけの雪山殺人事件」でしょうか。
「デンシャ」の終盤もかなりよくできた推理モノでした。
本作はそれらと比較しても劣らないどころかストレートな本格推理ゲームとしてかなり貴重な作品です。
ぜひプレイしてみてください!
面白かったです。推理パートは簡単すぎず、難しすぎず、正解を当てたときの達成感がちょうどよく、自分の理想の推理ゲームに近いシステムでした。
気になった点として、エピソードがいくらなんでも少なすぎます。まさかこれで終わりはないでしょう。どうせ次のエピソードも温めてるんでしょう?早く続きがやりたいです!
もう一つ、こちらは本当にいらないなーと思ったのが、推理パートで人物を指名するときにいちいち入力しないといけなかったところです。後々のエピソードのために必要なのかもしれませんが、今回は可能性のある人物がせいぜい4人ぐらいなので普通に選択肢での指名にしてほしかったです。入力自体に時間がかかるし、フルネームを忘れていちいちロードし直さなければならないことがありました。
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