ver1.01でプレイ。
総プレイ時間:2時間弱
☆ストーリー
立場が逆転した、王道ストーリー。
詳しくは実際にプレイしてみる事を勧めるが、最後の方で笑わせてもらったw
☆ゲームバランス・デザイン
処女作とは言え、余りよろしくない。
先述されている通り、雑魚敵に最後まで苦戦させられる事が多い半面、
ボスは事前セーブ無しでも倒せてしまうほど(実際はセーブし忘れただけだが……)。
雑魚敵は序盤から状態異常(主に毒)攻めで、こちらを本気で殺しにかかってくる。
いくらスライムとは言え、勘弁してください……。
どうにか最初の町(?)に辿り着いても、さあ大変。
こちらは最弱とは言え魔物の身、当然施設は利用できない。
その先のエリアも難関。
回復ポイントが2つ目のマップに存在するが、進め方によっては……。
全体的に回復が難しい仕様の為、序盤から中盤はリソース管理が非常に重要。
最初の町が解放されても、一筋縄ではいかない。
主人公達は「宿敵」を倒すべく、奴らのいる街へと向かっていった……。
いよいよ最終決戦に臨む訳だが、その道のりは険しい。
道中の敵も、最弱魔物に蹴散らされまいと努力を重ねた。
そうして、本作最強の敵が現れた。
ラスボス前の雑魚敵は本作最強の敵といっても過言では無い(大事な事なので二度言いました)。
こいつが4体も現れた日には……。
次に、キャラ間のバランスについて述べる。
仲間になるキャラは3人いるが、1人は一時加入。
スタメンとなる2人は主人公とヒロインだが、明らかに主人公の方が弱い……。
なんと、彼はlv10にならないと技を習得できないのだ(スライムなので当然だが……)!
ヒロインは彼の半分以下のlvで技を習得し始めるのに……(能力値も上!)。
一時加入キャラが最初からある程度技を覚えている事も、主人公の弱さに拍車をかける。
最後に、レベルデザイン(マップやエンカウント率など)について述べる。
マップ造形は少々広いが、及第点。
エンカウント率は全体的に高い為、減点。
特に序盤のエンカウント率は異常なほど高い。
運が悪いと数歩歩いた(?)だけで敵に襲われてしまうのである。
エンカウント率は全体的に低く見積もった方が良いだろう。
☆総括
ストーリーが思いの外良かったので、ゲームバランスの悪さが惜しい。
筆者は何度も挫けそうになったが、続きが見たかったので気合でクリアした。
愚痴が多くなってしまったが、裏を返せばそれらが改善されればより高評価となる。
今後の作品に期待しています。
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