※ネタバレあり注意
三者の考えが混合して交わり、わからないままに結末を迎える話し。
読んでいる内に題名のように、夢の中と現実が絡まり主人公と共に読者の
私達も混乱して結末を迎えてしまう物語。
やっぱり、いつか来ることになるであろう人間とアンドロイドの人権や
心の問題、その中で起きるかもしれない事件を儚くそれでいて
冷静に書かれていた作品だと思います。
そして、この物語の面白いところでは巧みに読んでいる内に頭の中で絡まるので
主人公のやるせない、絡まったまま結末を迎えてしまったモヤモヤをこちらも
体感できることが面白かったです。
素晴らしいゲームを作ってくださりありがとうございました!
シンプルで重厚感があるシナリオの中でとても楽しかったです!
※ネタバレあり
小難しい表現はないけど小難しいかな。作中のアンドロイドに対する考えが、登場人物三人の口からそれぞれの言葉で表現されていたところは良かった。三者三様(海斗と愛理の意見は共通してる部分が多いけど)というか。香代さんが電話で言った結論?とか、夢の中の愛理の扱いは印象に残った。夢を踏まえると海斗の考えは一見前述のようでちょうど二人の真ん中くらいなのかも。
夢の中ってタイトルが作中のシーンや台詞より三人の関係に強くかかってるような気がして、そう考えると薄暗いというより儚い作品かなあ。
ビジュアルノベルというよりは普通の文庫のSF短編集を読んだような空気の作品というか……。テーマも良かったし面白かったけど……うーん感想が言いづらい作品。短いながら考えさせられるんで、アンドロイドと人間という王道なテーマが好きならやって損はない作品だと個人的には思います。背景がモノクロ加工なのもピッタリでした。
夢の中をプレイして思ったことはまず着眼点がいいと思いました。
アンドロイドを登場させるに当たって一番重要なポイントはアンドロイドに心はあるのかというところにあたると私は思っています。
そこの作者の考えをしっかり作品に出せていたのは十分に評価に値するところだと思いました。
少しだめだった所も書かせてもらいます。まず台詞を誰が言ってるのかわかりにくかったです。(でもこれは私はプロの作品でも感じることなので気にならない人も多いと思います)そのへんをもう少しキャラクターの個性を活かして分けてほしいところだったと思います。
そしてアンドロイドの性別がわかりません。(これは自分だけかもしれないしもしかしたらはっきりわかる表現を読み飛ばしていただけかもしれない)これはもしかしたらアンドロイドに性別はないという意味かもしれませんが。
あとは表現的に分かりにくいところも少なくなかったように感じます。まあでも難しい表現は割りと暗い世界観と合っていた感じもします。しかし読み返し機能がないので飛ばしてしまうとよく理解できないまま進むことになってしまいます。
全体の評価としてはやって損はなかったという感じです。システム面や表現の問題もありましたがアンドロイドと心という割と哲学的なところにあたるストーリーは個人的には好きでした。上から目線のレビューになってしまい申し訳ないです。次回作も期待してます
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