ショートなノベルの最終話 ~わだかまり同士~
歴代ショートの詰め合わせと新作一本、5つのストーリー集って感じやね。
すでに再収録の4作はプレイ済みなので、新作の「海の家」の感想をば。
苦悩を持つ女性が、夜の公園にて一人の少年と出会い、彼と接する事で自身に希望を見出していくといった話でしょうか。
正直、自分の理解力では伝えたい事が分かり辛かったといいますか、あまりしっくりこない終わり方だったといいますか・・・。
文章表現自体はなかなか上手いと思うのですが、ちょっとばかり話の本筋が見えてこなかったところはありますね。
以前作から4年ぶりの感想になってしまいましたが、これにてメイ♂さんのシリーズノベルものは全部プレイいたしますた。
ちなみに本収録5作中の中で自分の好きな話は「言葉の重み#{609}」ですかね・・・お互いの心理戦描写と、オチのしめ方が絶妙だったといいますか。
本作以後の公開が音沙汰無しだったので嫌な予感はしてたのですが、やはり、作者HPが繋がらないという悲しさ・・・。
おもしろかったけど
後書き等で、ミスが目立ちました。確認してから作ったほうがいいですよ。
訴えたい事が伝わってくる作品だと思います
ええと・・・非常に詩的で、女性的な文章だなぁと思いました。まだ、2つしかやってないんですが(海の家と、大好きでした、さようなら)、悪意じゃなくて非常に自己満足の傾向が見られる気がしました。でも、それは物書きには当たり前の話で、作者はこう訴えたいんだな、という、空気が伝わってきました。
なんと言いますか、話の流れを楽しむというより、訴えたい事を書いているという印象を受けます。
哲学というものは、そのありがちなものを打ち破り、一つの作者個人の考えとして、出るものだと勝手に(勝手に)思っています。
そう考えると、もっと深みがあっても面白かったという気がしました。
ただ、人生経験や、ポエムチックな感受性、そういった「普通に生きて、普通に辛い思いもした」方の哲学だな、という感覚を受けました。
生意気こいて失礼。私の作品なんぞ、愚にもなりまぬが。
感想
■はじめに
今回は作者メイ♂さんが今まで発表してきた作品のまとめと言う事で。
これまでに発表してきた「4作品+新作が1つ」という構成。
4作品に関しては、既に感想を書いた事があるので、新作をメインに書いていこうと思います。
■デザイン関係
▼タイトル画面
短編らしいシンプルらしさはそのままに。
だけど、いつもとは違ってかっこいいです。
なかなか良いタイトルデザインだと思います。
▼音楽(海の家)
寂しい感じの物語ならば、こんな感じでしょう。
フリー音楽の選曲も悪くないと思います。
まぁいつも通りと言う事で(笑)
■文字関係(海の家)
▼文章力
今回はいつもとは違い、女性が主人公です。
「作者さんが男性」だと分かっているせいも、あるのですが、少し違和感を感じてしまいました。
しかも、今までの主人公の中でも最年長なのではないでしょうか?
これはかなり難しい書き方が求められると思います。
▼ストーリー
タイトルと物語の関連性が全く分からなかったです。
自分はてっきり「浜辺を舞台に繰り広げられる男女の恋愛」を
イメージしたのですが…未だに分かりません。
で、肝心のストーリーなのですが
最近の作者さんの風潮なのか、難しい題を選んでいますね。
と言うよりも、あえて詳しい説明を省いて読者に考えさせようとした文が目立ちます。
今回は「主婦の苦悩」みたいなストーリーですが、
それが多くの読者に共感を感じてもらえる(感想を貰える)かと言うと、答えは正直「NO」でしょう。
何故ならば、簡単に言ってしまえば「万人受けする話ではない」からです。
それこそが商業にはないフリーノベルの真骨頂ですが、短編の場合は
言いたい事が分かりやすい作品の方が、自分は好みです。
■最後に
色々な作品を書いていく作者さんの挑戦は素晴らしいと思います。
これからも作っていくそうなので頑張ってください。
ただ、おまけの言動は、もう少し自重した方が良いと思います。
ありがとうございましたm(_)m
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