人間と天狗、その狭間で揺れ動く美鈴。紹介文を読む限り少し突飛に思えてしまう世界観の作品ですが、偏見なくプレイしてみることをおすすめします。
ノベルゲームが好きでよくプレイしますが、異世界ものなどのファンタジー系作品には、おおげさな文章表現やご都合主義的な展開が多いイメージを持っていました。しかし、「みすずの国」は見事にそのイメージを覆してくれました。
製作者様の文章はとても明瞭でわかりやすく、とくに感情表現が秀逸で、美鈴に共感しながらプレイすることが出来ました。終盤近くでは何度か泣いてしまったほどです。
また、キャラクターの表情の変化が丁寧で、この表情でこのセリフを言ったのか、などと考えることもできて楽しかったです。
設定もとてもよく練られていて、違和感を覚えることなく読み進めることができました。
製作者様の別作品「キリンの国」のプロモーション作品ということで、キリンの国をやる前にやっておこうかな、とあまり期待することなくなんとなくで始めてみたのですが、本当に予想を大きく裏切られました。もっと早くプレイしておけばよかった、とプレイ中にもやり終えた後にも思いました。
キリンの国も製作者様の他の作品も、プレイしてみようと思います。
とても楽しかったです、素敵なゲームをありがとうございました。
私の場合、ゲーム主人公の名前が私の初恋の人の名前と同じだからという不純な理由でプレイし始めました。
しかし、色々と考えさせられるシリアスなシナリオを読み進めていくうち、すっかりハマっていました。
普段当たり前のように思っている物が当たり前でなくなった時に、人はどう思いどう行動するか。
RPGでは魔王が突然現れて世界を滅ぼそうとしますが、魔王でなくとも人生を大きく歪めてしまう突発的トラブル(例えば東日本大地震や会社の倒産など)は現実世界でよくある事です。
本作の主人公・美鈴やRPGの勇者みたいにそういう突然の不幸に立ち向かっていく事は、なかなか難しい事です。
”北国の桜”の強さに心打たれました。
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