会社で上司に怒られ、仕事はめちゃくちゃ忙しく、そんな日常に疲れきった主人公が、ふと小学生の頃の幼馴染みを思い出し……。いわゆる「夏に帰省」ものの短編ノベルです。
前作「SOLAR POWER」も、作りの上手さが光る作品でしたが、この作品も、伏線の扱いが上手いです。しかも伏線が単なる「謎を隠すため」という目的になってしまっては、作者の自己満足に終わる事もあるんですが、この作品は「ストーリーを上手に組み立てるため」の「手段」として伏線が使われているのが上手いところで、感心させられます。
また上手いだけでなく、ノスタルジックな雰囲気も暖かく、目の奥が熱くなる感動を味わえます。素敵な短編作品。エンディングも綺麗で読後感も良く、「小一時間で何か感動できる作品ないかなー」という方に、お勧めです。
12345
No.17050 - 2013-11-09 23:33:10
- 1
あなたにオススメのゲーム
フリーゲームイベント開催中!
サポーターのオススメゲーム
-
めもりり
D10RAMA
リリはね、人として生きることもできるし、―として生きることもできるんだよ。
-
THE OBJECT
薬品C局
異形頭でうろうろする短編ホラー?
-
メイデンパンクス
ルファベー
乙女戦士たちの推理デスゲーム、完成版。
-
オヒルギメヒルギ
神馬藻 了
孤島で、記憶を失った主人公は… 不条理系短編ホラー。
-
LatelyLore
UNIsDGC
スルーシナリオ搭載長編RPG
-
ツクモノガタリ特別編~雉の鳴く夜~
WH
いつもと違う視点で始まるツクモノガタリ