正直に言って、戦闘という戦闘もなく、
特に盛り上がる要素はあまりありません。
しかし、これは作者さんの腕前ですね。
会話の掛け合い、話の流れ、そういったテンポがよく、
飽きるということはありませんでした。
出てくる人間も、どこか人間らしくて、
正義感なんてなさそうな主人公(もちろん悪人ではないかと)にも好感が持てました。
ドラゴンらが火を噴く仕組みなどもリアリティーがあって、
さりげなく世界観も作りこまれている感じがしました。
個人的に好きな作品です。
No.16134 - 2013-08-03 14:41:26