考えさせられる。
何年も前にプレイして未だ印象に残ってるお話で、久しぶりに読ませて頂きました。
世界観も登場人物の生い立ちも状況も特殊なので感情移入して楽しむというより、他者の意見をただ聞く話です。
人数が多めなので全員の話を聞くのはちょっと大変ですが、それぞれの考え方があって「うーむ」とこちらも考えさせられます(ただし全員病み気味です)。
そしてラスト…うーむむぅ。
説明や紹介が難しいお話だと思います。決して楽しいストーリーではありません。でも一度はプレイして欲しいなあと、人にお勧めしたい物語です。
記憶に残る時間を有難う御座いました。
結局何が言いたいのか
タイトル以上でも以下でもなく、といった感じ。
ひねりなく、タイトルの言葉の主張をしてくる。
この人の作品は会話文主体で、いまいち感情移入できない。
オートが無いのも、痛い。
過去作よりかはマシだったけど、やはり今作もハマれず。
おススメです!
全てのエンディングを見させて頂きました。
結構時間がかかったのですが、それが全然苦にならないほど面白かったです。
キャラクターの一人一人が個性的で可愛くて、そして悲しかったです。
世界観やストーリーも独特で、お気に入りのゲームの1つになりました。
次回作がもしあれば、是非ともプレイしたいと思います。
素敵な作品をどうもありがとうございました。
作者様が制作してきた作品のなかで、一番大好きなゲームです。
このダークファンタジー感とか、キャラクターのそれぞれ光る個性とか、鬱屈とした閉鎖的世界観とか、たまりませんね。素晴らしい。
作者様の、物語を作るその才能に嫉妬してしまいました。
たった一つのことを聞くために作られたゲーム。
哲学的思考を求められる作品でした。
おそらく、この質問に対する正確な答えは存在しないでしょう。
ちょっと減点なのは、戦闘シーンに行くまでの選択肢の選び方が難しいことですね。
一つ間違えると、マレが殺されてバッドエンドなので気を付けたほうがいいかと思います。
一度プレイされることをお勧めします。
考え方の幅が広がるかと思います。
非龍
全エンディングと全キャラのルートを楽しませていただきました。
ENDの順は6・1~4・5と、とてもいい感じに見ることが出来たと思います。
どのストーリーも面白かったです。キャラはクブツとエギスが好きでした。
あまり関係ないですが、同作者さんの『包丁さんのうわさ』というホラーゲームを先にがっつりやってしまったので、
「たぶんきっとおそらく」というゲームを再開する度に出る文字と音に怯えながらプレイしました(笑
一人一人にお話がありますが、お話はそれだけではありません。
そしてたった一つのことを聞かれましたが、残念ながら私からは無粋な回答しかすることが出来ないので、ここでは控えますね。
この作品は非現実的な物事に架空の子供が向き合っていく、というようにはできていません。
ある意味とても現実的で、彼らは子供らしくありながら子供らしくないからです。
その現実的な出来事は人によってはとてもつらくなってしまうかもしれないので、
自分にとって一番嫌なものが出てくるかもしれないという程度の心積もりでプレイすると良いかもしれません。
内から見た外、外から見た内、そして……
神波裕太様の制作された、哲学的シリアス系ADV、“zigorekishi”の感想を書かせて頂きますね。
本作は研究材料にされてしまい、人間ではなくなってしまった少年“マレ”が、同じ境遇の仲間達とハウスで過ごす日常を描いた作品です。
物語はマレが目を覚ます所から始まり、嘗て研究所だった場所を舞台に、仲間の子供達と触れ合って、彼は少しずつ色々な事を知り、様々な事を考えるようになって行きます。
被験者の子供達はマレも含めて9人であり、自由行動中に彼等と会話をする事が出来ます。
その内、1人はある条件を満たしていないと会話する事が出来ません。
ED数は全部で6つになり、実はラストの1つ以外はそれ程難しくなく、条件に気付けば意外とあっさり攻略出来るでしょう。
最初はマレ以外の全員にEDが用意されているのではないかと予想しておりましたが、そう言う訳ではなく、エクストラに研究情報やグラフィックが追加されるのみの形になっているようです。
しかし、一人一人との会話内容が非常に深くて面白く、登場人物への愛着も湧いて来る事から、8回プレイして全員と親密な関係になってみて欲しい所ではあります。
マレは素直で純粋な少年で好感が持てますが、とても頭が良く、芯が強くて曲げない考えを持つ所があるので、最後には親密になった相手に説教のような物をしてくれ、ちょっと偉そうだなと内心思いつつも、そこが本作の一番の見所であり、個人的には本当に良い事を言うなぁと感動してしまいました(笑)。
基本は不気味な世界観でシリアス度が兎に角、高いストーリーとなっておりますが、自由行動中の会話の中には、コミカルだったり可愛らしいシーンもあり、心が癒される時も多々ありました。
全編に渡って哲学的な会話が多く、印象に残ったシーンは数え上げれば切りがないのですが、個人的に感動したエピソードはコロワ、ダテン、エギスと親密になった時の会話でしょうか。
本当にマレの優しさに胸が熱くなって来て、目に涙が溢れて来てしまうんですよね。
被験者の子供達それぞれに悲しい過去があって、でも、皆一生懸命に生きている、そんな姿が上手に描かれていて良かったです。
所で、皆さんはルニカって本当に男の子だと思いますか?
一人称は俺と言っていますが、私はあの喋り方や姿から、実は女の子ではないかと勝手に思っております(笑)。
しかし、コロワとルニカのやり取りには笑いました。
だって、あんなに陰では皆に慕われているルニカなのに、いざ現れてみると誰からも酷い扱いを受けてしまい、特にコロワなんてあれだけ褒め称えておきながら、普段の彼からは想像も出来ない位に雑な態度を取るのですから(爆)。
コロワはリーダー的なルニカに嫉妬しているのか、それとも、尊敬していて好きな相手だから嫌がらせしてしまうのか……。
そんな風に考えると、何か非常に萌えますね(笑)。
尤も、決める所ではその頭の切れを活かして大活躍していたルニカですが、見る限りはちっともリーダーらしくなく、副リーダーのコロワの方がリーダー格な気がしてならないと思ってしまいましたが(爆)。
ちょっと男性キャラ多めで、グラフィックも男性キャラ多めだったので、やや女性向けの作品だと思いますが、欲を言えば男女比率を半々位にして欲しかったですかね、個人的にはですが。
本当に作中で用意されている問題提議に、様々な事を考えさせられる深い物語でした。
また、ダテンが設定的に面白いキャラですよね。
どうしても彼女を見ていると、過去作を思い出してしまいますし、やたら自らを食べてもらいたがったりと、もう色んな意味で(笑)。
それでは、これにて失礼致します。
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