個性的なメンバーの軽いノリでライトなゲームかと思いきや
ゲーム性は中々ハード寄りでした。
謎解きの難易度は適度で一部を除けば詰ることもなく進め
しつこいくらい追いかけてくるピエロとの追いかけっこも
過剰に難しいよりはこのぐらいのバランスで良いと個人的には思います。
ただ、通常の移動が面倒なのは他の方に同意ですが。
正直プレイ当初はキャラに愛着が持てなかったのですが
後半に進むに従いそれぞれの意外な面や関係性が表に出てくると
見方が変わって楽しくなりました。
エンディングも個人的には人間関係構築の妙が垣間見えて面白かったです。
狂気の道化がうろつく袋小路、短編謎解き脱出ゲームに該当。
少年少女達が謎の屋敷内に死神道化なる化け物に追われながらも脱出を試みるといった割と王道なストーリー設定だが、ギャグ寄りな軽いノリであんまりサバイバル感はなく、イベント自体もやや控えめといったところ。
謎解き難易度はここの製作者の例に漏れず高めだが、必要以上な複雑さや専門知識を要する様な謎はほぼ皆無なので、「難しいけど納得のできる」範囲での謎解きが堪能できる模様。
時折、粘着的に死神道化に追われるイベントが発生するが、見た目が妙に可愛い上に移動速度がゆっくりとしているのであんまり怖いとは思えず、出現場所が大方読める故に結構早い段階から登場が読めてしまう節もある。 (といっても怖い演出はあるが)
エンディングは短く、「後はプレイヤーの想像に任せた」的な終わらせ方だったが、元々ストーリー性はあまり重視されていない様なのでこの位のさっぱり具合で締められた方が良かったのかもしれない。
謎解きとしては手堅いながらもしっかりと作られた内容であり、これといった斬新さがある訳ではないがごく普通に楽しめる作品だと思われる。
でもよく考えたら、パーティが6人もいるんだから何か罠とかを仕掛けて死神道化をはめるとか、集団で一斉攻撃を仕掛けたらわざわざ逃げずに済む様な…ってそれをいったらゲームが成立しないか(汗)。 (Vol.208)
- 1