クリアしたが
よかった点
・「お笑い」をテーマとしているため、
この作者さんの持ち味である「テンポのよい掛け合い」が存分に活かされている
気になった点
・前作のほうが、立ち絵のクオリティーが高い
・テキストエリアの透明度が低いので、文字が読みにくい
感想など
非常に作りこまれた良作だったと思います。
ただ、その分気になる点もありました。
顕著なのは人物の視点変更が多いことです。
このゲームの主人公はノベル特有の読者の分身だと思います。
自己を表現しにくいのは確かだと思いますし、その点は全く問題ありません。
しかし、それを補完するのに周囲のキャラに説明させるために、視点を変更させるというのは、正直安直過ぎに思えました。
極力主人公キャラ視点で進め、日常会話の中で個性を持たせるのが作者様の腕の見せ所ではないでしょうか?
また、有名ゲーム等の知識を細部に散りばめる技巧は元ネタを分かる人にとってはうれしいものの、知らない人にとってはただ白けるだけという諸刃の剣です。
アクセントとして使うには良いですが、少し多用しすぎに思えました。
色々書きましたが、この作品は脇役も含め、キャラが皆生き生きしていてプレイ意欲をそそられるものでした。
非常にテキスト量があり苦労されたと思いますが、それに見合う仕上がりだったと思います。
お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
ふりーむに登場
以前から他サイトでダウンロードしてプレイしており、
その完成度からすっかり虜になっている私です。
これは面白いです。
オーソドックスな一本道ノベルで、立絵以外の一枚絵や
自前の背景などはありませんのでビジュアル的になにか
新しい試みがあるものではありませんが、その分シナリオ
の練りこみが素晴らしく、またストレスフリーなシステムが
シナリオを読みやすくプレイしやすくしてくれます。
物語はその題材からか基本的に主人公とキャラクターたち
との掛け合いがメインに展開していきますが、ネタの由来
が割とマニアックで、原作を知っていないと楽しめないやり取り
があったりします。が、それを含めても会話のテンポがよく、ま
た適度にぐさっとくる内容なんかも含まれており、ただ日常を垂
れ流しているのが面白い、なんていう勘違いもみられません。
そしてなんと言っても物語の軸となるテーマが明確で、物語に骨を
通す「キャラクター達の目標」がとてもはっきりしているのが、飽
きずにプレイできる最大のポイントだと思います。そしてその目標
を目指そうという気持ちの流れが、「確かにそうだよね」、「うん
この流れならこういう目標をもつよね」と、凄く自然に納得でき
ちゃうんですよ。これって凄いことだと思います。
ごちゃごちゃと書いてしまいましたが、とにかく素晴らしい作品
です。
これを機に、もっと多くのプレイヤーさんにプレイしてみて欲しい
と思います。
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