2時間弱程度でクリアしました。
特に理不尽であったり、快適性がきわめて低かったりする部分もなく、ツクールによるRPG製作に手馴れているなという印象を受けました。
武器に関するうんちくは現実の歴史的資料に基づいたものではありませんが、語られる話は面白く感じました。
戦闘バランスは、特にレベル上げをせずに進めた場合、それなりにうまくやればギリギリか少し余裕を残した程度でステージクリアできるぐらいのバランスでした。
難点。
武器がステージ頭でのイベント入手で、ひとつのステージを通して変わらないため、武器が主題のわりに新しい武器を手に入れたときのインパクトやカタルシスをプレイヤーが感じにくい構造になっているのは残念でした。
数値設定的にはかなりの上昇幅なのですが、それをプレイヤーが感じにくい構造になってしまっているように思います。
防具も基本、普通に進めていれば初出時にすべて購入できます。
キャラクター成長の面で、プレイヤーの作為によってどうこうできる部分がレベルぐらいしかなく、ゲームが全体的に予定調和すぎる印象を受けました。
基本的な戦闘バランスがよく調整されているわりにゲーム面ではあまり面白いと感じなかったのですが、適度なストレス(ややキツめの戦闘バランス)がきちんと設定されている一方で、カタルシスを得る要素が設定されていなかったことが原因かもしれません。
あ、でもボス戦でクリティカルがバンバン出たときの爽快感は良かったです。
クリティカルでヒャッホーゥと感じられたのは、戦闘バランスがよく調整されていたからこそだと思います。
なお、クライマックスには燃えました。
ラストダンジョン前でもういいかなと一度やめたのですが、そこでやめずに最後までやって良かったです。
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