作者の拘りが詰まったゲーム
<おすすめポイント>
・宝石育成システム
(主人公以外)魔法攻撃が好きな人はハマる。
・日本語と英語が選べる
洋ゲーにありがちなプレイヤー置いてきぼり感が強めになります。
そっけないセリフ回しが好きな人は英語版おすすめ。
・マップや画面演出の拘りが凄い。
この作品に対する作者の情熱が伝わってくるようです。
ダンジョンの画面演出は見難くなる場合が多いのですが、
OFFにできる親切設定も用意されている。素晴らしい。
<残念ポイント>
この作品は作者の拘りや工夫が随所見えるだけに言い難いのですが、
キャラクターの設定や背景を詰め込みすぎてストーリーが複雑なものになっています。
オープニングの時点で「ややこしい」と思ったらプレイしないほうが良い。
ほぼ最後まで謎は謎のまま謎がドンドン増えていく。
マップや画面演出などが素晴らしい分、ストーリーを理解できないのは苦しい。
かなり辛口になってしまいましたが、
ノベルゲームや小説の題材には良かったのではないかと思われます。
ただしRPGには向かなかった。
これからプレイされる方、あるいはこのInternationalで挫折した方は、
リメイク前の作品(Internationalではない方)を強くお勧めします。
こちらはストーリーが分かりやすく、かつシンプルです。
作者の拘りが詰まったゲームがしたいという方は、
このInternational版をお勧めします。
※どちらもマップが広め(複雑な迷路にはなってはいないが)なので、
無駄に歩かせることが嫌いな人にはどちらも向きません。
オサレですね
いやーびっくりしました。
何にびっくりしたかって、日本語と英語が選べることにです。
海外でも公開してるんですかね。すごいですね。グローバルですね。
僕は普通に日本語をえらびましたが。
あえて英語というのも考えたんですけど、
もし意味不明状態に陥った場合アホ丸出しなので無難にいきました。
作品としての評価は正直言ってなんじゃこりゃ?って感じです。
序盤の展開からしてなんかボヤーっとしてるし
主人公の本当の目的は一体何なのかとどころか
僕がいま何をしてるのかすらイマイチ見えてこないし、
作者さんの脳内イメージを漠然と見せ付けられている感が強くて
ゲームについていけませんでした。
ヨレヨレの服着た男が石コロを投げつけて戦うっていう
バトルのコンセプトからして意味がわかんなかったです。
あれは魔法なんですか?石を着色するっていうのはどういうアレなんですか?
なんで石コロなんですか?あの世界では普通のことなんですか?
あえて説明せず謎を演出するってのもいいんですけど
ノリが合わないと進行に非常に気力が要るゲームかもしれません。
のっぺりした音楽と石ころポンポンな謎バトルが
かったるいにも程があって、ここでかなり気力を奪われたんですが
話が進んだら、よりタクティカルになるんですかね?
演出はいいんじゃないかと思いました。
(無題)
独特の絵柄が好きになりました
これクリアしたら前作もやってみますね!
センスのよいRPG
題名は“Violent Witch”が正しいようです。
RPGツクール2003の中長編RPGです。英語対応。台詞回しや演出が印象深く、立ち絵は美麗とは言いがたいものの絵本のようなアジがあり、全体的に雰囲気のあるシットリとした作品です。BGMがかかると曲名が表示されるあたり、音楽面のコダワリも感ぜられます。
物語はほのぼのとしたものではなく、主人公の立回りはハードボイルドです。多分に精神系の要素もあります。“女”という単語が多いのか頭に残っています。実際、登場人物は女性中心で、魅力的な個性のある魔女が揃っていますね。
システムには独自のものが採用されています。カラフルな球がぷかぷか浮いている様は、とりあえず見た目には可愛らしいものです。
バランスは易しめです。ザコは霞一閃で瞬殺できます。中盤からも、それに適当な全体攻撃(プロミネンス・ワイルドライフ・アルティメットスターなど)を追加すれば、やはり一掃できます。戦闘終了ごとに全回復するので消耗すらせず、宝玉(仲間のこと)は戦闘中にも自動で回復します。ボスも大体は硬いだけです。
難易度はそうやって親切なのですが、サクサク進むという印象はありません。結構歩くマップもあるのでエンカウントはむしろ煩わしく感じました。RPGツクール2003の仕様上、テンポも今一よろしくないような。
完全防護の魔女のイベント(留守番の件から始まるもの)・エンディングの出だし(なんか拡大していくもの)の二箇所が異様に重かったことは付記しておきます。後者はさすがに我慢しましたが、前者は進行に関わりないので無視しました。他の場面は何ともないのですが、前者はマップ演出の設定を変えても変わらず。
- 1