熱帯夜にプレイ
暑いっス。
コンプして朝になりました。
ゲーム性を取り込んだ短編集です。純粋なホラー(怪談)もありますが、世にも奇妙な物語的な成分も多めですね。
語り部の像がイマイチつかめませんでした。女性なのはなんとなく。主人公(?)の状況もわかるのですが、口調と老婆のようなボイスのせいで、同級生の仕業なのか大人の無差別な暴力なのか位置関係が、まあシナリオによって変わるんですけど、具体的に二人の関係性がわかるフレーズがあっても良かったかな、と個人的に思いました。
面白かったです。
文章力がプロなみにハンパないです。
読みやすくてサクサクと一気に読んでしまいました。
面白かったです。
ホラーが苦手な私ですが、この作者様のホラーはなんか大丈夫!(褒め言葉です笑)という経験からプレイさせていただきました。
さまざまなオチが待っていました。
どのオチも、じわりじわりと真綿で首を絞めるような恐怖感がありました。
怖かった……けど、今回も無事楽しめました。
この作者様はとても才能あふれた方だと思います。
これからもどしどし作ってくださるとうれしいです。
全部プレイします。
ホラー好きなら是非!
非常にがっつりホラーしてます、ホラーゲーを期待していた私としてはもちろん楽しませていただきました。
グラフィックはほぼ背景のみと非常にシンプルですが作品の性質を考えれば昨今のホラーゲーにありがちな妙にかわいい女の子やイケメンの絵を安易に出さないことでより緊張感が高まったような気がします。
オチは詳しく書きませんがかなり独特です。自分はホラーを期待していたのでこのオチで文句はありませんがオーソドックスなADVを期待してると理不尽に思うかもしれません。
しかし何よりも特筆すべきはシナリオの完成度の高さでしょう。語り部の口調はやや煽り口調なのですがそれがホラーシナリオ的にいい方に作用してます。
ストレスなくどんどんお話に入り込むことが出来ましたし、内容もホラーとして楽しむことができました。
ひとつ注意は、当然と言えばそうなのですがホラー作品なのでかなり残酷な表現が含まれていますので、そういうのが苦手な方はそもそも遊ばない方がいいでしょう。このゲームはそういった中でもかなりガチの部類です。
久々に楽しませていただきました。次回作も楽しみにお待ちしています。
最高
個人的には話もぱっぱと進み、また読みやすくとても読みやすい作品でした。
他の方も言ってらっしゃる通り、不自然な表現や誤字が見当たらず、とても良かったと思います。
グロ表現もホラーにはこれぐらい来い!って感じの丁度良い感じ。
オチもとても素敵な物だったと思います。
闇の世界の悲劇
読破しました。同じ作者の作品では、「四色さん」レベルのグロさ、手の込みようは「奥惨」と同等です。
ところで懐疑的な人が観念論とか深層心理学のような世界に入ってしまうともう戻ってこれないわけですが、読んでいて面白かったのは妄想と現実、有機物と無機物といった対立で、まさに戻ってこれない人たち(○されるので当然だが)の視点で話が進む。私はこうして戻ってきましたが、そういう世界で命を落とす無意味さについて教えられるところがありました。
悪い点。語り手の道徳的非難が的外れであること。毎回殺される描写も絶対必要ではないのでパターンを変えるぐらいはしてほしいですね。
グロホラー
さくさく読めて楽しめました。
1話の文章量も、全体のお話の数もちょうど良い量でした。
ただもれなくグロいので、そっち系が苦手な方はお気を付けて。
ただひたすら、怖かった
とてもとても怖かった。
そして面白かった。
読みやすかったし、語り手?の女の子の淡々とした感じが良かったです。
毎日プレイして、冷たい汗をながしています。
[☆3] どちらに振っても見るのは地獄
気が狂った文章中心ホラーばかり、短編ノベル集に該当。
とある暑い日にて、語り手が様々な怖い話を怪談口調で語り、その後に衝撃のオチで締めくくられるという流れであり、ときおり入る軽い選択肢により怖い話の展開が複数に分かれる手法を取っている模様。
各話は怖いというよりはもはや気持ち悪いレベルの狂気さであり、遠慮なしに毒素の強い残虐ホラーシナリオがほとんどを占めている為、「異型の者に出くわしました、終わり」程度の描写で済まされるとは絶対に思わない方がいいと思われる。
創作物と感じさせない語り手の口調が絶妙な雰囲気を醸し出し、ノベルとしての文章表現、及び背景画像や効果音などの演出の入れ方は完全に極まっている上手さであり、それらが狂気性をより引き出している惨状。
ゲームとしての難易度はそんなに高くなく、選択ルートの法則を覚えて選択肢前にセーブしておけば全エンディングを拝むのはそう難しいものではないだろう。
批判的な感想としては、各怖い話内での主人公が○○○される結末の割合が多く、その辺は少々展開が被っているように思える。
また、語り手の最後の衝撃オチの数々がどれもすぐに終えてしまう為、連続でシナリオをプレイすると、段々とあってないような存在に思えてしまう。
全シナリオのエンディングを拝んだ後の隠しオチは正直あっけなく空気のようにも感じ、これを入れる位だったらまとまった怖い話をもう一回位用意して欲しかった気もする。
かなり残酷で後味の悪い怖い話が10本も入って、どれもテンポ良く話を堪能できる、そういう系統のノベルが好きな人にとっては魅力的な存在だと思われる。
本作の完成度は本当非常に高く、そして二度と触れたくないという恐ろしさも持っているというあたりが何とも複雑な気持ちである。 (Vol.54)
怖い、深い、赤黒い
グロとホラーに定評のある作者によるガチ怪談話。
一つ一つの話が重量級なうえそれが10本もあるのだから、10通りの恐怖を思い切り堪能できる。
健常と異常の違いについて考えさせられる哲学的な切り口も多く、個人的にはここを評価したい。
最後のオチまでホラーであることを徹底した、完成度の高い作品。
それにしてもグロシーンの背景、よくあれだけ用意できるなぁ。
感想
誤字や不自然な表現がほとんど見当たらず、読みやすいです。
過去にいくつもの作品を発表されてきた方らしい、丁寧な仕上がりだと思いました。
グロ表現も、個人的には充分耐えられる範囲。
最後に見る事になるストーリーにおける演出は、特に印象に残りました。
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